はるにれ (日本傑作絵本シリーズ)

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ISBN:
4834008576
発売元:
福音館書店 (1981/01)
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129,717 位
評価: 5.0
2008
04/19
Sat

ハルニレの表情を楽しむ

100.0% (1 / 1)
[No.8] posted by bee

1本の大きなハルニレの木の写真だけで構成された本です。表紙は寒々とした冬を迎える前のハルニレの写真です。ページをめくると青空の中に一本のハルニレが立っています。秋を感じさせる景色はやがて冬になり、雪景色の中のハルニレをとらえます。大きな木でありながら、細い枝ばかりが目立つハルニレは、朝から夜までの様々な表情を私達に見せてくれます。

圧巻は若枝から沢山の葉を蓄えた、堂々たるハルニレの姿です。ページ一杯にこれでもかといわんばかりの緑色のハルニレの木があります。そこには偽りのない「自然」がありました。ハルニレの木の下にも緑があり、その木の下で昼寝をしたらどんなに気持ちが良いだろう、と私は思いました。子どもから大人まで、じっくりと味わって欲しい一冊です。

2007
08/12
Sun

何度も眺めたい本

[No.7] posted by 湧くわくわく

この本との最初の出会いは幼稚園でした。
毎月一冊配られる絵本を楽しみにしていた私、
ある日渡されたのはいつもと全くテイストの違う写真だけの「はるにれ」。
そのころは何処へ言葉が隠れちゃったんだろう、とページを行ったり来たりするだけでしたが、
ある日・・・中学生の頃でしょうか・・・
季節や時間によって百面相のように表情豊かなハルニレの美しさに気付きました。
柔らかな新緑の姿や、霜に覆われた凛とした姿。
月光に照らされた枝や朝日を背景にそびえた幹。
長く枕の下に常備して、いろんなストーリーを頭に描きながら寝る前に眺めたものです。
あのころからもう20年がたちました。
今度は我が子と一緒に、久しぶりに読みたくなりました。

2006
04/27
Thu

このはるにれは 今も元気なのだろうか

40.0% (2 / 5)
[No.6] posted by 森の鵺

1981年 第一刷発行の本がここにある
「これはいい」と思った本がロングセラーになるのはとても嬉しい
「4才から」と書いてあるけれどこれは大人のほうが効きそうだ

仲間のいない一本のはるにれが 鳥や虫たちとなにを話したのだろう
いったい何万回の朝日を見てきたのだろう
月や星を眺めながらなにを想ったのだろう
吹雪に耐え 新芽を吹くことを忘れない生命力はどこにあるのだろう
樹には人間が持っていないたくさんのものを宿していると思う

2005
09/18
Sun

ロングセラー

33.3% (1 / 3)
[No.5] posted by くにたち蟄居日記

 高校時代の誕生日にクラスの女の子からプレゼントされたのが本書である。

 その子とは別に付き合っていたわけではないし 僕も他に好きな女の子もいた。かといって その子が僕を好きだったかというと そんなことも無かったはずである。従い 今でも 何で本作をその子から貰ったのかが 分からない。 但し 高校時代は 自分についても他人についても 分からないことだらけであった事も確かである。青春時代の甘酸っぱい謎の一つとして本書がある。

 そんなわけで 手許に残ったのは 本作だけである。たまに見ても はるにれは 色褪せずにすっくと立っている。この本も しかし ロングセラーになった。自分でも理由はよくわからないが 僕としては何故か嬉しい。

 

2004
09/01
Wed

響く絵本

33.3% (1 / 3)
[No.4] posted by みっきー

これまでさまざまな絵本を読んできたが、この絵本独特のオーラをもっている。言葉は一言もなく、写真の一枚一枚、その連続性の中で1本の木が在る。木の在り方と、自分の人生が重なり合い、言葉にならないくらい心が震えた。ずっと、そばにおいておきたい絵本。

2004
08/08
Sun

神話も生まれる素晴らしい木

60.0% (3 / 5)
[No.3] posted by suginoko-mori

アイヌの神話に天上の神々が見とれるほど美しいハルニレという女神がいました。雷神が足をすべらせて姫の上に落ちてしまったために姫は身ごもりアイヌラックルという男の子が生まれます。アイヌ語でハルニレをチキサニ(我ら・こする・木)とも言われアイヌでは、この木をこすって火を得たそうです。それで、ハルニレは神様の位では最高の「火の神」として敬われたそうです。北のニレをハルニレ、南のものをアキニレといい、春に花が咲くのがハルニレなのだそうです。(百科事典より)

北海道の大平原に大きく枝をはり雄大に聳え立つ一本のハルニレの1年を描いた美しい写真絵本。

この神話を知ってからハルニレの雄大さ美しさが心に一層迫ってきました。文字はなくてもめくる毎にハルニレの息吹や「生」へのメッセージが伝わってくるようです。真っ白な雪の中に凛とした白い姿のハルニレ。青々とした草原、真っ青な空に枝を天上に広げた様。そして、朝日や夕日がその姿を応援するかのように映しだされている姿も何とも言えません。

「あ、ほら、あそこに太陽が!」と子ども達も目を輝かせながら見ていました。

2004
07/21
Wed

思い出の名作

71.4% (5 / 7)
[No.2] posted by セルバ

この本は、私がまだ幼稚園生だったころ、かがくのともに入っていました。30年たって、自分の子供が生まれ、ハードカバーになっていることを偶然知り、再度購入いたしました。

写真だけの絵本ですが、木が雄大に語りかけてくるようで、30年間何度も見直した写真絵本です。四季折々の木の様子を見ていると自分もがんばろう、という気になってくる、最高に素敵な絵本です。

2002
05/17
Fri

・・・文章のない写真絵本・・・

75.0% (3 / 4)
[No.1]

この絵本は絵ではなく写真だけで構成されている本です。原野にたった1本生えている「はるにれ」の木。季節によって周りの風景も、「はるにれ」の木も表情を変えていきます。光の加減、季節、時間によって微妙に変化する「はるにれ」の表情を見事に写し取っています。文章はありませんが写真を眺めながら、お子さんと「はるにれ」のお話を考えてみても楽しいと思いますよ。


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