- [著]モーリス センダック
- [原著]Maurice Sendak
- [翻訳]わき あきこ
- カテゴリ:
- 大型本 (40頁)
- ISBN:
- 4834009114
- 発売元:
- 福音館書店 (2006/03)
- 定価:
¥ 2,100 (税込)- 在庫状況:
- 在庫なし
ユーズド商品:¥ 2,712 より
不気味なのに惹かれるもの
センダックをユーモアとファンタジックな絵本画家だと思って手にとったら、おそらく驚かれるでしょう。
とにかく絵が不気味なのです。ゴブリンたちの不吉さ、アイスになった赤ちゃん、うつろな目をした母親、
不在の父親が出す手紙。なんだかなにもかもが不気味な感じがして、私はあまり広げたくない絵本。
でも二歳になる娘が大好きなのです。
怖くないのかな。何度も何度も読んで、とせがまれます。
子どもにとっては不気味よりも、なんだか現実とファンジーの境目にいるような感じなのかしら。
好きです。
個人的には「かいじゅうたちのいるところ」より好きです。
まず絵が素敵。宗教画を思わせる画風と色彩もいいです。
筋書きはセンダック独特な世界の展開・・・やはりセンダックは天才。。ですね。
2歳の息子もじっと聞き入ってます。赤ちゃんが出てくるシーンが特に好きみたいです。
センダック三部作、その三
東欧系ユダヤ人イラストレイター(自称)、モーリス・センダック。
本書は作者自ら三部作と名付ける作品のひとつである。
明示されることはほとんどないが、その作品には
ブルックリンのユダヤ人コミュニティーで過ごした
文化的宗教的背景が色濃く投影されている。
センダックの絵本を大人が初めて手に取るとき、
誰しもそのグロテスクさに躊躇するだろう。
しかし子供たちの多くはその世界観に強烈に引き寄せられ
ページをめくり(めくらされる)こととなる。
センダック三部作は全て現実から空想界への移行、
そして現実への回帰というスタイルを採っている。
本書ではゴブリンにさらわれた妹を追う少女が描かれており
主体的ではない少女の追跡劇が何を暗喩しているのか定かではないが
他二作に比べ、幻想性・宗教性の色が強い分、やや難解である。
何度も読んだ本
確か小学校1年生くらいの頃、家の隣にあった図書館の絵本コーナーで出会いました。
なんとも不思議な魅力を持つ本で、(私は毎日図書館に通っていたのですが)、行く度に必ずこの本をよむようにしていました。
モーリスセンダックの本は「かいじゅうたちのいるところ」をはじめとして児童書の中でも大変価値の高いものだとされています。
実際に価値のあるものだと思います。子どもの頃、センダックの偉大さを知らなかったにもかかわらず、センダックの書いた本すべてと幸せな出会いをしました。彼の作品の中でもこれはマイナーで少し宗教色の強いもののような気がしますが、やはりオススメです。
あの世とこの世の境目にいる子供という存在
暗黒なムード漂う不思議な絵本。
まるで、あの世とこの世を自由に行き来するような浮遊感を漂わせた子供達。
