子どもへのまなざし

  • [著]佐々木 正美

カテゴリ:
単行本 (324頁)
ISBN:
4834014738
発売元:
福音館書店 (1998/07)
価格:
¥ 1,785 (税込)
Amazonポイント:
17 pt
在庫状況:
通常24時間以内に発送
Amazon.co.jp で商品情報を見る

ユーズド商品:¥ 545 より

この商品をブログに貼り付ける

678 位
評価: 4.5

Amazon.co.jp

乳幼児期は人間の基礎を育てる大切な時期だと、乳幼児期の子育てに重点を置いている1冊。

著者は30年以上、子どもの臨床に携わってきた。さらに診察室だけではなく、保育園や幼稚園、学校、児童相談所、養護施設、家庭裁判所などさまざまな場所で数多くの子どもや親に出会ってきた。

社会の変化に伴い、育児方法や育児の考え方は大きく変化した。育児不安を持つ母親はますます増加し、近年問題になっている過干渉や放置、虐待など、社会のゆがみは、そのまま子育てに影響している。著者は、子どものありのままを受け止めることが大切だと強調する。十分な受容や承認を受けた子どもは、安心して社会に出ることができる。子どもにとって、最大のサポーターであり、理解者であるのが親なのだ、と。育児の喜びは、子どもに期待できる喜び、子どもを幸せにできる喜びの二つあると著者はいう。そして、子どもの笑顔や喜ぶ姿に、自分自身が喜べる親であってほしいと願う。

自分が望んだとおりに子どもが育つ姿を見て、満足する。そういう「条件つきの愛」ではなく、無条件に子どもを愛することの大切さは、きっとだれでもわかっていることなのだろう。本書に書かれていることは、ごくごくあたりまえのことばかりだ。しかし、忙しい毎日に追われ、そんなあたりまえのことをつい忘れてしまいがちになる。本書は、自分の子育てをあらためて見つめ直すきっかけになりそうだ。(町場キリコ)

2008
07/21
Mon

子どもの自立と豊な人間関係と目指す方へ

100.0% (2 / 2)
[No.43] posted by happyfun120

 いわゆる育児書をたくさん読んだわけではなく、
佐々木先生の「かわいがり子育て」を読んでもっと詳しく
知りたいと思い本書を読んだのですが、これは本当に
素晴らしい内容の書籍でした。

・なぜ乳幼児期に十分かわいがることが大切なのか?
・母親の心理/健康状況と育児、子どもの発育は関係あるのか?
・そもそも子どもってどのように育って行くんだろう?

などに対する答えというかアドバイスが、とても分かり易く
語りかけてくるような調子で書き綴られています。押し付け
や、早期教育等に関する内容などは一切無しです。そんな
ことよりも、人が社会という集団の中で生活して行くために
必要な人を信頼することや自立や自信ということについて、
長年の臨床経験を生かした佐々木先生の考えが紹介されて
います。長年の現場経験者から教えられることはとても
貴重でありがたいことです。

 10年以上前の本ですが古さを全く感じさせません。
それは育児に関する本質をやはり突いているからだと
思います。とても読みやすいですが、分量もあるのでまずは
「かわいがり子育て」等を読まれるのが良いかと思います。
時間に余裕のある方(妊婦さんも)には、大変おすすめ
出来る一冊です。このような育児で育った子どもが増えれば
社会の状況も少しづつ変わってくるような気がします。

「続 子どもへのまなざし」も出ているようなので、
是非読んでみようと思っています。本書で再認識させられる
のは、子どもを幸せにしたいのであれば、まず親自身が
本当に幸せになることが大切ということです。育児は自分
育てとも言われていますがやはり本当のような気がします。

2008
06/26
Thu

出産を控え、勇気づけられた

100.0% (2 / 2)
[No.42] posted by 春野桜

友人が出産し、何かプレゼントになるような本はないかといろいろさがしていたところ本書を見つけました。実際には友人の希望で小児科系の本を贈りましたが、自分自身も妊娠中なので大いに得るところがあり、ラッキーでした。

もともと大学で教育学を専攻し周りに教師も多く、子どもの教育については日頃から興味を持っている方だと自分でも思いますが、乳幼児の躾や発達についてはノーマークだったため、現在いろいろな人の子育て経験談を聞く日々を送っています。親世代、同世代の先輩ママ、職場のワーキングマザー、子育てサークルのお母さん達・・・。当然、人によって言うことが結構違います。

すごくお行儀のいい幼い兄弟のお母さんの自信たっぷりなしつけの話を聞いて、なるほどと感心しつつも、何か違うんじゃないかと漠然と不安に感じたり、とても思慮深く素敵なお母さんなのに子どもはわがままな暴れん坊で大人からはあまり好かれないタイプで「どうして?」と思ったり、おとなしくて可愛いな〜と思える女の子のお母さんがなぜか子育ての悩みや後悔が深かったり・・・。
そういう「なぜ?」「なにか違う?」と感じていたモヤモヤが、この本を読んで少し解けたような気がしました。教育学や心理学を学んだ学生時代を思い出し、初心に帰れたような気がしたのです。

親にとって都合がいいかどうかという視点と、子どもが健全に発達しているかという視点、視点が変われば言うことも変わってくるのですね。
親という当事者として24時間子どもに関わるようになれば、確かに親にとって都合がいいかどうかで子どもを判断してしまいがちになるだろうと思います。
実際、親中心の考え方は巷にあふれていて、私自身も学生時代にいろいろ勉強した身としては「何か違うんじゃないか」と思いながらも反論できないモヤモヤを抱えていました。

さらに、何が親にこのような視点の違いをもたらすのかという点でも参考になりました。
この本でも、出産時の母子別室だった親子と母子同室だった親子のその後を追跡した実験について記載がありますが、私自身、お母さん方に育児だけでなく妊娠中の過ごし方や出産の話も一緒に伺ってきて、確かに妊娠・出産の過程でどういう選択・経験をするかによって育児観に傾向の違いが現れるというのは最近なんとなく感じていたことでした。

子どもが健全に育つとはどういうことなのか、親にできること、親の役目とは何なのか改めて考えさせられました。
また、仕事を辞めて子育てという異世界に入ることに不安を感じていましたが、業績主義とはまったく異なる価値観の中に身をおくこともまた尊い経験なのだという著者の励ましが感じられ、勇気づけられる思いがしました。

2008
05/20
Tue

まなざしは暖かいけど偏り気味

55.6% (5 / 9)
[No.41] posted by タカニシ

確かに、子どもに対するまなざしは暖かい。
例えばP.146には小さな子どもの要求は無視することなく
むしろ全てかなえるくらいの気持ちでいる必要がある、と記している。
現実には無理な話だが、子どもの要求はほとんどが切実な根拠があるものだから
心構えとしてはその通りであり、できる範囲でやればいいと思う。
だっこやおんぶをやりすぎたせいで歩かなくなった子どもなどいない(P.164)
というのも納得できる。いずれだっこやおんぶは子どもの方で卒業するのだから、
「抱き癖をつけてはいけない」という言いぐさがいかに陳腐かこの記述で理解できる。

しかし一方では、少なからず偏りや大人に対する冷たさも感じられる。
いくつか例を挙げてみよう。
P.47の、子どもというのは一人でいることが退屈で耐えられないものだ、という記述には
納得できない。それでは一人遊びの好きな子どもは子どもらしくない子どもなのか?
P.148〜9の、疲れやすい人は一般に何の仕事にも向かないという記述は更にひどい。
それでは慢性疲労症候群などの疾病により疲れやすい人は、
労働者たる資格がないとでも言うのだろうか?
P.150には育児を楽しめない人に育てられることは子どもにとってとても不幸だ、とあるが
児童虐待の起きる流れを他称なりとも理解しているならこんなセリフが飛び出すとは思えない。
10年前に出版された本だから多少の無理解は止むを得ないのかもしれないが。

著者の子どもへのまなざしは確かに暖かい。
だがそこには偏見や無理解も感じられ、著者の見解に諸手を挙げては賛成できない。

2008
05/11
Sun

出会ってよかった本。

100.0% (4 / 4)
[No.40] posted by shirakasa

子どもが生まれてすぐにこの本に出会って、
子どもってなんて不思議で可愛くて面白い生き物なんだろう!と感動しました。
そして、自分自身の初めての育児を「楽しむ」ことができるようになりました。
もうすぐ4歳になる息子は、一般的にいうと「育てにくい」子なのかもしれません。
個性的で感情の起伏が激しく、非常にマイペース。
でも、母として全くゼロに近い状態だった私に刷り込まれた佐々木先生の言葉が、
そのハードな育児をポジティブに切り替えてくれました。
子どもの個性を認め、信じて、見守る。
せかさず焦らず否定せず、温かいまなざしで見守る。
育児ってそれだけですごく楽しいものになるんです。

出会えてよかった本。
出会えなかったら・・・と考えると恐ろしいくらいの1冊です。

2007
11/30
Fri

簡単ではないが、、、

33.3% (2 / 6)
[No.39] posted by flora

 なつかしい、祖母のありがたさをおもいだします。
新米のママだったわたくしは、大家族で育ちました。
しかし、我が家は夫婦だけ。夫は長男だったのですぐに実家に
わたくしたちはかえりました。夫の母とわたくしの母。
二人は個性がまったく逆でしたが、それがよかったのか。
今無事に平凡に息子二人は成人しています。
 この本はおばあちゃんとおじいちゃんの役を果たしています。
分からない事はいろいろかいてあります。やさしい画像がほほえましいです。
 核家族というなかに、一冊二冊と佐々木先生の本があると
助かります。 

  ぜひ一読推薦いたします。

2007
11/12
Mon

子育ての最高の名著

80.0% (4 / 5)
[No.38] posted by monchat

 かなり分厚い本ですが、中身は難しい内容ではありません。わかりやすく、非常にしっかりしたものとなっており、文体は教養のあるお母さん向けに語りかけるように書いてあります。このため、男性には読みにくいし、今風の若いお母さん方に恐らく抵抗があるでしょう。今風の女性は、男性とまったく同じように考え、行動しますので、女性風の文体そのものがそぐわないのです。著者は男性ですが、当然ながら女性を想定して書いており、あまりに完成度が高い上手な文章なので、うっかりすると著者は女性だと感じるほどです。
 書かれている内容は大変深いものを含んでおり、通読しても、拾い読みしても、同じ箇所を何度読んでも味わいがあり、子育ての本の中で最良の本と感じました。わが子が出産前に読んでいたら、尚更良かったかもしれませんが、お子さんが幼児期・学童期でしたら、十分に役立ちます。値段はかなり安めに設定されており、表紙もハードカバーとなっていて、多忙な家事・子育ての中で破損しにくいようになっています。
 今の女性の中には、じっくり物事を考え、鷹揚で、その反面、知的な人達も結構いますので、そうした人達が出産される前には、本書は非常に良い贈物となるかもしれません。出産後は多忙になり、分厚い本書を読む暇もなくなるでしょう。

 本書は、丁寧な説明、こなれた上品な文章、深い学識が特徴となっていますが、やや雑誌風に挿絵や最近の写真も多数入れて、大きさも文庫本程度にして文体を和文調から漢文体調へとリライトすれば、大衆性が高まり、もっと広く日本中の人達に読まれるはずです。

2006
09/19
Tue

心の拠り所

84.6% (11 / 13)
[No.37] posted by gorotan

この本を読んで、子供の育つ力を、信じて待てるようになりました。
マニュアルのような本ではなく、効果や答えはすぐには出ませんが、
子供の芯、土台をしっかりと育てられる親子関係を育める気がします。
それが、キレない子供の育て方に繋がると思います。
自分の心のあり方に迷いが出たとき、読むようにしています。

2006
05/18
Thu

子供が入学して

95.2% (20 / 21)
[No.36] posted by しろ

筆者が「乳幼児期が大切」と書かれているので、ちょっとおそかったかなあと思いつつ 読みました。
子供が入学して、無事に大きくなってくれた喜びの反面、元気よく育ってくれたものの毎日ガミガミ怒ってばかり。

子供の顔が曇っていることに気がつき、もしかしたらいわなくていいことまで 怒りすぎじゃあないか?私が間違ってる?と 今後の子供との接し方がわからなくなりそうだったので、
自分の評価というか、どうなの 私?というつもりでみてみたら
 見事に不安解消 気持ちが楽になり、子供も気がつくほど変わった私。

子供の育て方というより、自分のあり方として読みました。

2005
08/31
Wed

一昔前の育児書

37.1% (33 / 89)
[No.35] posted by ロック

子どもを見守っていく、子どもの要求を
受け容れていくという育児の基本が書かれています。

しかし、今の育児はダメ。昔の育児はよかった。
といった典型的な一昔前の育児書です。

昔の育児の都合のよかった点ばかり取り上げて
今の社会は問題があるという流れで
筆者の独断で書かれていることが多かったです。
読んでて疲れてしまいました。

内容自体は悪くはないのですが
もう少し今の現実に沿ったアドバイスが
載っていれば参考になるかなと思いました。

2005
08/12
Fri

親として何をすべきかを教えてくれる本

85.7% (30 / 35)
[No.34] posted by kazuo_f

子育てに悩まない親はいないでしょう。私は常に「親として、本来なすべきことを、子どもにしてあげているのか」と悩んでいます。子育ては、(子どもにとって)人生に一度だけの壮大な実験です。親が良かれと思って行っていることが本当に正しかったかどうか、子どもが成人して初めて分かる、人生をかけた実験です。失敗は出来ない!!そうであれば、多くの賢人の知恵を借りない手はないでしょう。私も多くの育児書を読みました。育児の理論は毎年のように新たな展開を見せています(これは生物学的に新たな知見が得られているからです)。ただし、「心」と言う本質的な部分は、保育の現場で蓄積された経験に拠るところが多いと思います。この本の一言一言が心に沁みます。この本を読めば、迷いなく、子どもを愛することができるようになります。また、如何に幼児期が重要であり、親が知識を持たなかった場合、子どもの将来に大きな影響を与えるかを知ることが出来ました。必読の書です。


CD・DVD・楽器 | インテリア・寝具・収納 | おもちゃ・ホビー・ゲーム | キッズ・ベビー・マタニティ | キッチン・日用品雑貨・文具 | ジュエリー・腕時計 | スポーツ・アウトドア | ダイエット・健康 | 水・ソフトドリンク | パソコン・周辺機器 | バッグ・小物・ブランド雑貨 | レディースファッション・靴 | 花・ガーデン・DIY | ペット・ペットグッズ | 家電・AV・カメラ | 車・バイク | 食品 | 美容・コスメ・香水 | 本・雑誌・コミック | 旅行・出張・チケット | 不動産・住まい | 学び・サービス・保険 | 百貨店・総合通販・ギフト | デジタルコンテンツ | 車用品・バイク用品 | インナー・下着・ナイトウエア | 日本酒・焼酎 | ビール・洋酒 | スイーツ | 医薬品・コンタクト・介護 | メンズファッション・靴