- [著]マドンナ
- [イラスト]ローレン・ロング
- [翻訳]村山 由佳
- カテゴリ:
- 大型本 (28頁)
- ISBN:
- 4834250474
- 発売元:
- 集英社 (2004/03/05)
- 価格:
- ¥ 1,995 (税込)
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例の事件を思い出さずにいられません
「どう見えたか、というのは、どうでもいいことなんだよ。
大切なのは、ほんとうはどうか、なんだ」
印象に残ったピーボディ先生の言葉です。
ちょっとした誤解や、うっかり口にした言葉でおおいに傷つく人が
いることを、もっと意識しなければならないということか。
自分を誤解していた生徒に対して、叱るかわりに、羽毛の枕をつかって
伝えたメッセージは見事です。シャレた教え方ですね。
気になるのは、本書が生まれたアメリカで、この作品はどのように受け止められたか
ということ。作者のマドンナはそこまで意識していたかどうかは解りませんが、
先生をイラク、トミーをアメリカ、町を国際社会、リンゴを核兵器 に例えてみる
読者も少なからずいるのではないでしょうか。
個人レベルはともかく、民族レベル、文化レベル、国家レベル、での誤解が
おきると回復するのは、とても困難です。
本書では、修復された枕が大きな救いとなっています。
薄い本だけど・・・
考えさせられる絵本です。そして重い。そしてあらためていかに現代の世の中ではこういうことがまかり通っているかに気づいてこわくなりました。一人一人が「見えること」よりも「本当のことは何か」がいかに大事かを知り行動していけば戦争も飢えも政治のみにくい争いもなくなっていくのでは・・・と思います。
マドンナらしいお話
人間誰しも、一言の重みを痛感させられた経験があるのではないでしょうか。
たった一言でそれまで築き上げてきた人間関係が壊れてしまったり、大切な
人に悲しい思いをさせてしまったり。取り返しのつかない事態を招いてしまう
こともあったのではないでしょうか。この本にはそういったことが扱われています。
マドンナは良くも悪くもスキャンダラスな行動が注目され続けてきました。
彼女自身の過激な言動も物議を醸してきましたが、一方でマスコミにひどい中傷をうけたこともあります。ある事ない事、メチャメチャなことを書き立てられたことも。
そういうマドンナだからこそ、このお話が書けたのではないでしょうか。
「大切なのは、どう見えたかじゃなく、本当はどうか、なんだよ」
この言葉はマドンナが世界中に向かって言いたかった一言でしょう。
この本は彼女が今はまっているカバラ(ユダヤ教の一派)の先生から教わった話がもとになっているみたいです。300年前のウクライナのお話ということです。
この本は、子供だけでなく大人にも、いや大人にこそ読んで欲しい。
大人たちが普段忘れてしまっている大切な事がこの本には描かれています。
