- [著]酒井 典久
- カテゴリ:
- 単行本 (223頁)
- ISBN:
- 4835587634
- 発売元:
- 文芸社 (2005/02)
- 価格:
- ¥ 1,680 (税込)
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スッキリ!
中学1年生のとき、英語教師に「英語はなんでそうなるの?という理由はなくて、そうなっているからそうなっているとして習うもの」と言われました。しかたないので、そういった態度で学習しましたが(おかげで英語は嫌いでしたが)、この本を読むと「もっと早くこの本に出会いたかった」と思いました。筆者は新潟県の高校教師だそうですが、こんな先生に教えてもらえる高校生は幸せだと思います。
英語の歴史、そして、英語に対してドイツ語やフランス語などがどのように影響してきたか・・・を解き明かしていくことにより、いままでのもやもやしたものが文字通り「氷解」しました。たとえば、「宇宙」には、space,universe,cosmosという3つの対応単語がありますが、これらはどういう意図で使い分けられるのか・・・のみならず、なぜこのように同じような意味の単語が存在しているのか・・を「歴史」に基づいて説明しています。
英語が苦手な人でも嫌いな人でも、この本は楽しめると思います。元ネタ本はいろいろあるのだと思いますが、とても読みやすくまとめられています。
大変為になる一冊だった
この本の17章「〜ing語尾とその周辺」は興味深く読ませてもらった。分詞構文を導く
〜ingは動名詞に由来するという新しい考え方に感動すら覚えた。生徒にただ分詞構文
の〜ingと丸暗記させるのではなく、今後はこの本の考え方に基づいて分詞構文の〜ingを
説明してみたいと思う。この本で、英語、さらには言語の奥深さを学んだ気がした。
英語の仕組みが見える英文法
私は現在中学生高校生に受験のための英語を教えています。教えながら英文法に対して疑問に思うことに何度も出会います。英語は語学というより生きている言葉ですから、公式に当てはまらないことが多々あるのが当たりまえです。そんなときこの本に出会って、なるほどそうか、英文法っておもしろい仕組みを持っているなあと感心しました。最後まで興味を持って読ませていただきました。生徒のためというより英語を学んでいる自分のための本です。生徒に対しても今後は単に公式のように文法を教えるのではなくこの本を参考に仕組みを楽しんで学べるように教えていきたいと思います。
面白かった
ドイツ語やフランス語が英語に及ぼしてきた影響が興味深かった。たとえば、look 人 in the
face の the の説明とか rob 人 of her bag の of の説明など。ふと頭をよぎる英語のなぜ?を言語的かつ歴史的見地から理解できた。
検証してみると、分詞構文の〜ingは動名詞に由来するかも
専門書には、「元来分詞は動詞と並置され補語として働いていたが」、中英語(1100-1500頃)に入ると、「原因、譲歩、理由などの意味を表すようになった」とあります。つまり、昔の英語には「付帯状況」を表す分詞構文は無かったことがわかります。また、分詞構文の意味についても、「付帯状況」から自然に「理由」や「譲歩」が生まれたとお考えの方もいらっしゃるかもしれませんが、そうではなさそうです。もしそうなら、もっといろいろな意味が時代とともに付加されていてもよいはず。英語の分詞構文の発達の時期、意味がフランス語のジェロンディフ(前置詞+動名詞)の6用法の意味とほぼ一致することを考え合わせると、この本の主張には信憑性があると思います。この本の主張に沿って、次のようなことを思い浮かべてみましたが、そのとおりでした:(By) taking his age into consideration/ (By) considering his age/ Tom, (by) knowing that she was out, went home./ I had no trouble (in) finding his house. などなどです。このようなことが次々に成立していくのは、単なる偶然なのでしょうか。先入観を持たずに、ご自分の目で確かめてることをお薦めします。
良くできた一冊
三単現の s の付いた動詞と is にそんな関係があったなんて。
be used to 〜「〜に慣れている」のusedは、元々「使う」の use だったなんて。
if it were not for 〜「〜がなければ」の it の用法が説明できるなんて。
a lot of 〜「たくさんの〜」の lot とa parking lot「駐車場」の lot が
元々同じものだったなんて...などなど。
読んでいて飽きない。一読をお薦めします。
分詞構文が見えた!
‾ingに導かれる分詞構文が、前置詞+‾ing(動名詞)に由来するという説は画期的だ
(After reaching the river → Reaching the river)。また、分詞構文にどうして
「理由」とか「譲歩」などの意味があるのかも納得。その他の文法事項に関する解説
も示唆に富み、役に立つ。お薦めの一冊である。
英語教師のMUST
最近は良質の英文法関連書が、数多くの出版されています。そんな中、この本は、タイトル通り英語ネイティブの核心に迫る、程度の高い本の1つだと思います。特に最後の17・18章は圧巻です。最近の英語学習者は、英語の本質を解き明かすような本を、簡単に手に入れることができます。この本は、熱心な英語教師や英語学習者にとって、きっと貴重な一冊になることでしょう。保証します。
受験生はもとより英語を教えている方にもお勧めします
~ 普通の参考書とは違い,読んで根底から納得できる本です.読み終わった後は,英文に対する感覚が一段深くなっているのを感じます.
例えば,「~を得る」の get と「~に着く」の get to の get がどういう関係に なっているのかが時代背景にも触れながら克明に述べられています.
特にすごいのは,分詞構文に関する最終章です.分詞構文を作る ~ing~~ がもともと動名詞に由来する説明が驚きです.現役の時に,「ここはこういうものだから覚えなさい!」でかたづけられ疑問のまま,と言うか考えることを止めていた事柄について,今やっと理解納得でき気持ちがスッキリです.
英語史のエピソードがコラムで語られていて,こちらも勉強になりました.
受験生,大学生のみならず,英語に興味をもつ一般の方~~にもお勧めです.~
おもしろい
大学受験後に見てみたのだが受験生のときにこの本と出会っていればと思う。
ただ暗記で今まで乗り切ってきた自分にとっては目からうろこが落ちる内容だった。一通り英文法を学習した受験生におすすめ。
