- [著]入間 人間
- カテゴリ:
- 文庫 (275頁)
- ISBN:
- 4840238790
- 発売元:
- メディアワークス (2007/06)
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- ¥ 578 (税込)
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ライトノベルでも戦いものではなく学園ジュブナイルみたいなのが読みたくて買ってみました。
表紙にもタイトルにも惹かれたました。
西尾何某は読んでいませんが、とにかく文章が稚拙。オチがすぐ読めました。
私には主人公もヒロインも(失礼ですが著者ですら)自分の痛さに自分で好んで囚われている、中二病もしくはかまってちゃんにしか見えなかった。
そらぞらしい痛さというのか。
私の欲しい青臭い、それでいて激しい痛みは全く伝わってこなかったです。
この本に描かれているのはまさしく「嘘」の痛みだと感じました。
戯言シリーズについて(?)
戯言シリーズと似ている、という方がいらっしゃるようですが、自分はそうは思えません
正直に言えばこちらの方が僕は好きですね。
戯言シリーズにおける「戯言」の意味と
この作品における「嘘」の意味を考えてみれば
両作品がまったくの別物であると思えるはずです
全体的に重い小説
ヤンデレ小説の宣伝文句に惹かれ購入したが、ヒロインであるまーちゃんこと御園マユにはヤンデレというより重度の精神病患者という印象を受けた。
前半はかなりよかったが、後半は正直言ってかなりいまいち。伏線や謎の大部分を散らかしたままハッピーエンド!といった感じでついていきづらい。
ヒロイン至上主義で話を進められるのでヒロインを理解できない方にはかなりキツい作品になりそうです。そう言った意味では読者を選ぶかもしれません。
しかし気づいたらのめり込んで全巻揃え、読破してしまっていた…。それだけの魅力ある作品なのかもしれない…
ヤンデレってこういうものなのか?
ヤンデレなるものに関心を抱き、ラノベなるジャンルの本をはじめて買って読んでみた。
ラノベの中でも個性的とされているらしき文体は……、どうなんだろう、流し読みする
分にはさほど問題はなかったけれども、全体に歪で、じっくり読んでたら、たぶん
耐えられなかっただろうな、とは思う。作者の入間氏は基本的にはとても賢い人だという
気はするのだけれども、あれ!?と思わされるところもちらほら。
正気なんてものは絶えず狂気の上に成り立っているなんてことはある種当然なわけで、
厚いといえば厚い、薄いといえば薄い、その皮一枚の危うさを記述した、実はものすごく
オーソドックスなアプローチだとは思う。
そして、だからこそ、こんなに仰々しい文体と舞台設定を持ち出さなければ書けないこと
なのか、という疑問は感じる。少なくとも、この文体と舞台でなければ書けないことだとは
思わないし、最適な文体と舞台だとも思わない。そのくせ、書きにいっていること自体は
至極まともだから評価に迷う。
騙された〜
確かに未熟な文章、後半勢いで書き上げてる感もある。トドメは、なんだか西尾維新に似てる。
これだけあげると、到底評価される作品とは思えませんが、私は好きです。
文章そのもののテンポは悪くないし、言われているほど個性が無いわけじゃない。
なにより、構成が素晴らしいと思う。作者は構成をうまく組んで読者を騙してきます。
少し勘のいい人こそ引っかかってしまう伏線や意図的に読者を混乱させるような仕掛けは、(悪く言えば)雑な文章と組み合わさって逆に最大の効果を発揮していたような気がします。主人公の嘘には騙されなくても(騙す気のない嘘しかつかないし)、作者の嘘にはすっかり騙されてしました。
ただし、一番の欠点はキャラ力。
この話では根本的に一種類の人間しか描かれていません。
そのせいで世界に奥行きが無い。もちろんテーマのせいもあるでしょうけど、これは他とは比べられないほど致命的です。
最後に。
結末はぶっ飛んでますが、決して絶望的なものではないです。事件はしっかり収束します。
むしろこれはハッピーエンド?その背景は不幸で彩られているけれども。
こんな文章でもデビューできるのね
人生2冊目のラノベでした。タイトルでちょっと興味をもってジャケ買いしましたが、失敗でした。
とにかく文章がへたくそで無駄が多く、美しくないです。それが作風といってしまえばそれまでですが、ヘタウマという言葉もあるとおり、へたくそな文章というのは本当はうまい人が書いてこそ引き立つものです。
小手先のネタを出したいがために婉曲した言葉を使って、非常に不自然な描写をする個所が多いです。7杯目のお茶とか。それが持ち味なのかもしれませんが、ついてこれない読者も多いのではないかと思います。(これはわざとだと思いますが)説明不足だけどついてこい、という著者の意思が見て取れ、おそらくこれを支持する読者も、それに振り落とされないようについていっているのでしょうが、そのために、美しいストーリー、美しい文章とかけ離れたものになってしまっています。
美しい文章やストーリーが狂気というテーマと相容れないということは決してありません。綿矢りさの作品と比べてほしいと思います。どちらの作者も同じような年齢です。
西尾維新未読の方にはオススメ…
この作品は設定が電撃らしからぬダーク?なものになっていますがそれ程不快感も無くスラスラ読めます。表紙イラストや挿し絵も作風にあっていますし簡単なトリック(昨今の作品に多い読者を騙す方の)も楽しめて面白い作品でした。
ただ、やはり気になったのが西尾作品との類似点です。
嘘→戯れ言
みーくん→いーちゃん
まーちゃん→サヴァン
他に主人公の本名を明かさない点や主人公に似ている殺人鬼は零崎?とどうしても頭をよぎりなんとなく消化不良がありました。
作品自体は悪くないのでオススメしますが西尾作品既読の方はそういう作品だと念頭に置いてから読む事をオススメします。
西尾維新の変名?
かと疑うような、プロットの類似が見られましたが、
普通におもしろいです。
佐藤大輔における、豪屋大介でしょうか。
(↑わかる人だけどうぞ)
ちょっと文章がつたない感じもするけど、
まあ、ご愛嬌でしょうか。
表紙のイラストのおかげか、まーちゃんがかわいいまま、
動いているので、ヤンデレ好きにはよろしいかと。
でもまあ、オリジナル感はなかったので、
☆は3つ。
戯言シリーズを読んでいなければ楽しめるかも
タイトル通り、西尾維新の戯言シリーズを読んでいなければかなり面白いと感じたかもしれません。
しかし読了後だとどうでしょう。少なくとも私は雰囲気からキャラから文体、起承転結にいたるまで模倣品のようにしか見えませんでした。
シナリオ自体はダークと言う程でもなく、狂気的でもなく、倒錯的でもなく。結末も特に意外なものではなく、収まるべきところに収まったという感じ。
一体何が問題作なのか、そうか戯言シリーズを模倣しすぎているから問題なのか、などと思ってしまいました。
この作者さんの独自性というものがほとんど無いように感じられましたので、評価は低めです。この作者さんならではのものを出していければまた評価も変わってくるかと思います。
戯言シリーズを期待してはいけない
西尾維新さんの作品、戯言シリーズと共通項を見出している方が多いようですが、正直私は全然違うと思いました。以下は私なりの戯言シリーズとの比較です。
「漢語を並べてみました」というような表現が目立ちます。それがこの人の持ち味になっています。漢語の勉強にお勧めです。
例えば74ページより。「明快な人間関係の提示で、僕らが入り込むのを予防する。」
前の文との対句も兼ねているのですが、「明らかな人間関係を見せ付けられ、僕らが入る余地は無かった。」が普通の小説に見られる表現だと思います。戯言シリーズだと同音異義語とか、対義語とか、そういう線でせめてきたと思います。
ex.「明快だけど不快、友達だけど拒絶。」
なので、漢語はいっぱいあれども、言葉遊びはあまりありません。ゲームとか小説とかのネタは散見されますが。
また、決まり文句の「嘘だけど」は多用されていて、「戯言だけど」よりも有り難味も重要度もありません。
また、設定自体が少ないので、サブキャラクターの特徴がつかみづらかったです。医者の方か、警察の方がもっと世界最強の請負人くらい目立つ存在だったら良かったのですが、クビキリサイクルのような、後で「えぇ!嘘!ごめんもう一回読む!」というような読後感は無く、「ふぅん…」で終わってしまいます。
ですから、戯言シリーズのように読みたい方はその考えを改めたほうがいいと思います。
とはいえ、電撃文庫からこのような作品が出てくるのは面白い試みで、この作者がもっと上記のような表現方法を鍛えてくると大化けする可能性があると思いました。今後に期待して星四つです。
