- [著]入間 人間
- カテゴリ:
- 文庫 (285頁)
- ISBN:
- 484023972X
- 発売元:
- メディアワークス (2007/09/10)
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- ¥ 599 (税込)
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「謙虚な僕らに幸あれ。」
1巻が読めて、続きも読みたくなった人なら2巻も読めると思います。
今回は元カノが出てくる「病院」での話でした。元カノの妹さんが、ちょっとおマセで可愛かった。
みーくんの本当の名前も明かされます!なるほど!!確かに女の子向けの名前だね……しかもひらがなだそうで。(みーくんは、自分の本名が大大大嫌いなんです)
みーくんの掛け声の「はいよ」「はいよぉ」「どっこいしょ」にはウケました。あと文庫本のカバーを外すと仕掛けがあるのは電撃文庫では珍しいのでは??(わかんないけど)
文体はともかくも、純文学!
シリーズ第2弾のこの作品、入間氏という人は、実はとんでもない逸材なのかもしれない。
人は誰にでもなれる、翻って、人は誰かにしかなれない。
それがこの小説の主題。
「……ほんと、僕は誰なんだろうねえ」
まさにこのひとことこそが小説のハイライトとなる。
ついに名の明かされることのない僕の前に現れる元カノ、長瀬透。彼女と僕との間で
交わされるコミュニケーションはすべて名前を入れ替えるかたちで行われる。こうして、僕は
「透」を引き受けることによって、辛うじて、僕でいられる。
彼女の登場によって、マユと僕との関係もたちまちにして明かされる。
つまり、僕は道真の「みーくん」を引き受けることによって、辛うじて、僕でいられる。
そして、マユはマユで、「みーくん」の存在によって、辛うじて、「まーちゃん」として、
「壊れた」相を抑え込むことができる。
僕がなぜ「嘘つき」であらねばならぬのか、という問題もこの構造によって説明がつく。
つまり、語るべき真実、僕を僕として語りうる人格などというものがそもそも僕にはない
のだから、必然的に僕は嘘つきであるほかない。だからこその「嘘つきみーくん」。
実によく練られた構造だ。
別にこれは「心の闇」などという抽象論ではない。人格というものはすべからく、他者に
対する共依存性、可塑性において成り立つ。そのことをエキセントリックな舞台装置で表現
しているに過ぎない。この大風呂敷をどう回収するのか、入間氏の腕の見せ所。
純愛?
純愛小説だと思って手にとったが
ことごとく裏切られた
いい意味で・・・
後半の盛り上げ方は凄く上手だと思います。
雰囲気がいい
一巻から少し面白さは落ちましたけど、つまらないかと言われたらそうではないです。どちらかと言えば、というか面白い。
独特な文体と緩慢なストーリー展開でもやもやとした雰囲気を作り上げています。この雰囲気が僕は大好きなんですけど。
買って損はないと思います。
まぁまぁ
とりたてて面白いことも無かったけれど、
続きが気になる程度の面白さはあって
一気に読めた。
ただ気になることには、
主人公がマユの行動をしっかり制限しているため、
飼いならされた獣のようになっている。
手に負えない危険な女ではなく、
困ったちゃんにとどまっているのは物足りない。
重要な登場人物である元カノもいまいち。
変な女と付き合ってたんだな程度の印象しか与えない。
看護婦さんも特に個性的でも魅力的でもなく。
でも病院内で発生した問題に対処するという状況設定は単純に面白いし、
魅力的な人物がもっとガツガツ動いてくれたら良かったと思う。
雰囲気は1と同じで良かったよ。
1ゲット
雰囲気は前作と変わりません。
トリック性やその精度も大した変化はありませんが、
過度な期待をしなければ満足できます。
一部描写に相当グロテスクな部分が有ります。
想像しながら読んだらしばらく後味が悪いです。
前作で語られなかった背景も明かされるのでファンは必読かと。
