- [著]支倉 凍砂
- カテゴリ:
- 文庫 (319頁)
- ISBN:
- 4840241147
- 発売元:
- メディアワークス (2007/12/10)
- 価格:
- ¥ 599 (税込)
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コルがかわいすぎて困る新展開
序幕を読み始めたら「おおっ」と声に出しそうになり驚いてしまいました。
2〜5巻までの出だしでは、前回の終わりから時間が経過した段階から静かな荷馬車の旅で話が再開していたものが、この6巻の始まりは5巻の終了直後からそのまま慌ただしく試合続行しています。
しかも町は暴動で混乱状態、まるでお馴染みのクライマックスの部分です。
しかし5巻までとは対照的に、この巻では冒険や危機打開要素がありません。
あるものといえば比較的穏やかな船旅、痴話喧嘩、北の伝承、教会の噂、そして新たなお供です。
いつものような逆転活劇や大儲けはないものの、地味な面白さについてはいつもどおり(いつも以上かも)なので、たまには荒波立たないのも良いかと思います。
前者を期待した読者には退屈だったかもしれませんが、1巻からじっくり読み直すと今回の分も十分楽しめるのではないかと。
毎回思うことです。この小説はファンタジーに分類されますが、主人公はよくある戦士や勇者などではなく一介の商人なので、それらのような派手な戦いなどは行わないものです。
大事なのは災難や好機をのらりくらりとかわし、いかに角を立てず得するか。
しかし地味な話のようで毎度の“怖い話”が面白さを引き立ててくれます。
教会権力、商売の落とし穴、罠、誤解、裏切り、名誉の失墜、閉鎖社会の闇など、妙にリアリティがあります。
教会には散々痛い目に合わされてきて、今まではうまく隠れてやり過ごさざるを得ませんでしたが、今回の話から、ホロの誇りのために真っ向対立する可能性が出てきます。
次回に悪い予感を持たずにはいられません。そういう意味でこの巻は大きな前フリです。ロレンスとホロの長旅の顛末が不安になってきたところなので、ここで軌道修正は願ってもありません。
序章は作者の心情?
7巻以降は読むことはないと思いますので、6巻のみレビューを書かせて頂きます。
序章に作者の本音が書かれている感じがしました。
エーブを追いかけることはスジが通らないけど、追いかけないと物語を引き伸ばせないからとりあえず追跡しつつ適当な話をくっつけといて長引かせよう。
そんな意図がありありと序章から読み取れてしまって激しく萎えました。
(これから6巻を読む方は、序章をよく読んでいただけるとわかるとおもいます。)
3巻までは非常におもしろく読ませていただいたんですが、残念な作品でした。
これからもダラダラと長引くのでしょうが、最後はハッピーエンドで終わることを願ってます。
仕方がないといえるかな
感想は「おもしろい」んだけど
始めの頃と比べてなんか心が躍るようなストーリーじゃなくなってきた。
まぁ始めの頃が神がかってたからかもしれないけどw
僕が今作者さんに求めるのは1巻や2巻のようなリアルなお話ですね〜
最後に、この本はとてもおもしろく、奥が深いです。
何度も何度も読み返してしまう推理小説のような面白さもあると思います。
「ただ本を読んでいる」ような人にはすごく新鮮かと思います。
いよいよ旅も節目
6巻はホロ・ロレンス二人パーティに一つの節目が訪れます。
なんとショタキャラがなかまにくわわった!
ここまでが二人だけのいちゃいちゃの旅でした。
楽しいが故に楽しさが怖い。という幸せが怖いの的な恋人同士にありがちな不安がいつもつきまとうというとんでもなく贅沢な悩みがテーマでしたが、
ここにきてそんな二人の今後について一つの回答が出そうな感じです。
また、6巻では7巻の短編小説に続く複線があちこちにちりばめられています。
激しく踊るホロの描写も妖艶な感じで見事です。
しかし、そろそろ二人には落ち着いてほしいとも思う。
今のままの心の状態では、いくら別れも楽しくと言っていても、
結局はつらいだけに別れになってしまうでしょう。
ロレンスにはもう少し成長してもらわないとホロを守れませんね。
続きが気になる
6巻は評価がイマイチなので、心配してましたが僕は気に入ってます
のんびりとした雰囲気も好きなので、十分楽しめました
早く続きがよみたいです
お願いします
7とか出てますが…
本編の次回作で、挽回される事を望みます
例え、そうだとしても・・・
いいかげんホロとロレンスはくっつけ!
6巻を読み終えた感想がそれ。
前巻の終盤あたりから、段々と物語がつまらなくなってきた。
よもや、二人が恋仲にならぬまま終わるなどと言わぬよな?
今までの窮地はどうした?
そして窮地をひっくり返す、どんでん返しはどうした?
このまま失望させないで欲しい。
次巻は短編集みたいだが、8巻からの本編では
初期の頃のような勢いを取り戻してくれることを期待。
でも、このプレビュー読んで『狼と香辛料』シリーズを買うのやめよ、と思った人!
それは、違うぞっ!!
私は本気でこのシリーズにハマってるから、
上記のような辛辣な言葉が出てくるのです。
完全にハメられるだけの要素がある。(特に初期)
まずは、1〜3巻を読んでみればいいと思う。
この物語に何を求めるのか?によって評価は異なる
何をこの物語に求めるのか?によって評価は異なるのかな?と思います。
私の場合、ロレンスの思考の流れを見ているのが好きなので、
物語の展開はあまり重要視していません。そのため、この評価です。
ロレンスが仮説をたて、検証し、さらに仮説を立てる流れが面白く感じます。
この巻では殆どが仮説で進んでいきますが、前の巻などで足で事実を確認し
検証していくさまは見習う点が多く感じられました。
この巻ではあまり思考が深く展開されていませんので少し残念でしたが、
それでも一人称の語り口の小説では一般本も含めても秀逸な部類ではないでしょうか?
しかし、商人としての物語、狼と人間の恋愛物語としてみる場合は、この本は優秀とは
いえないと思います。
他の方が評価されているように繋ぎの物語に過ぎません。
結局、何を求めるか?ですね。
「犬も食わぬなんとやら」
まあ何というか、メインストーリーが犬も食わぬなんとやら、と言うのが今回、第6巻。
獣耳娘、もとい狼の化身で賢狼・ホロと行商人・ロレンスの旅もずいぶん北までやってきて、ホロの故郷にもずいぶん近づいたところ。前巻は教会を敵に回しながらの毛皮の儲け話で、女行商人・エーブに一杯食わされたところで、今回はその続き。
前回も商売の話とは別にロレンスとホロの関係は一歩進んだ。一方で、ロレンスとホロはホロの故郷まで旅を続けて、そこで旅を終えることを決めたのだけど、逆にそのことで目的を失ってしまっているようなところがある。
とりあえず、『狐』ことエーブを追い掛けて川を下ることを決めたのだけど、そんな曖昧な、倦怠感のような雰囲気に包まれた中で、起こるのが犬も食わぬなんとやら。
偽証書をつかまされた少年・コルの乱入をきっかけに、再び儲け話に鼻をひくつかせるロレンスだったが、ちょっとしたきっかけでホロと喧嘩状態に突入する。だが、ロレンスにはその理由が分からない。その理由とは…、といったところに今回の大半が割かれる。
今の二人の関係を見つめ直し、新たな目的を見付出すまでの、繋ぎのような物語。
五巻の後日譚のような様相で、大事件、大商いが起こるわけでもないので、ちょっと食い足りないというのが正直なところ。
なんてゆうか、ふたりの関係がまだるっこしいんだよ。
まあ、前回、二人の関係がいったんクライマックスを迎えたから、致し方なしといったところか。
いや〜、ホントにまだるっこしい。
さて、商売話はほとんどなしというか、次巻に持ち越しといった感じ。
前巻に続き、「つづく」といった終わり方の分、早く続きが読みたいところ。
失望した。
前巻でもその予兆は感じられたが、その想像を遥かに上回る壮絶な劣化。とにかく内容が薄い。
これで300頁とか正直手を抜いているとしか思えない。本当に何も起こらない、つまらない話。
4までのクオリティは一体どうした。入念に練り込まれたストーリーは? 終盤での逆転劇は? 商売は?
このまま儲たちが惰性で買うだけのシリーズに成り下がってしまうのだろうか。がっかりだ。
