- [著]陳 惠運
- カテゴリ:
- 単行本 (220頁)
- ISBN:
- 4870317478
- 発売元:
- 飛鳥新社 (2006/08)
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- ¥ 1,365 (税込)
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噂と思っていた中国の公共意識の低さが現実のものと実感
噂と思っていた中国の公共意識の低さが現実のものと実感しました。
中国がディズニーランド作るとき入場者のマナーの悪さに大変だったんだって、列に並ぶ事も出来ないし、床はゴミ箱だし・・・
とにかく、公共意識の質が日本人と全く異なっている、悪質極まりない、中国人は大嫌い、品性がまるでない、
そんな言葉を知り合いから耳にする度に、相手の品性を疑っていました、とともに、半信半疑で聞いていました。今までであった中国人で友人になれそうな人はいなかったのは事実ですがたまたまと思ってはいるものの、中国人非難は、差別者になりそうでできませんでした。
この本は、それらの中国文化に対しての批判は正しいものだと認識させられました
中国人が悪いわけではなく、歴史上そうなった、モラルの低下は、仕方ないと
捉えることの助けになってくれました
それとともに、中国人のモラルの低下を正論を持って主張する文章、色々な事例も興味深く、
中国人とんでもないって人に対しての嫌悪感もなくなり
弱気は私は(心の中でその通り)と思えるようになりました
とにかく、中国人のとんでもなさと、なぜそうなったのか、を理解するのに役立ち
しかも、簡単にわかりやすく、書かれているので娯楽的にも読む事が出来て、
私のような中国人の現代文化価値観に対する初心者にはうってつけの本でした。
あまり表に出ない中国の収賄で腐敗した政治や教育問題が暴かれる
これだけはっきりと中国の暗部を暴露した本はいままで読んだことがなかった。日本人が書くといろいろと圧力をうけるだろうが、筆者は中国出身なので可能だったのだろうか。
格差問題、教育問題、賄賂問題、環境問題、そしてそれら問題の根本となる宗教心道徳心の破壊を、厳しく例をあげながら明るみに出していく。
食の問題や環境問題は、頻繁に日本のメディアにもとりあげられるが、役人達の公金横領と海外逃亡や、教育者であるはずの学校が寄付金をむしりとる現状についてはいままで、全くといっていいほど知らなかった。中国というと、北京の中央機関の力が非常に強いものだと思っていたら、全くそうでなく、政令制度が地方政治に上意下達されていない状況はまるでマヒ状態のようだ。
環境問題については、ここに書かれていることは本当だ。自分は仕事でちょくちょく中国に行くのだが、大気汚染は身をもって感じる。広州ではいままで青空どころか、太陽の姿を見たことが一度も無いし、天津はスモッグと砂が舞い、外に出るということに非常に抵抗を感じる。それでも街を歩くと、猛ラッシュで古い瀟洒な洋館がどんどん壊されて無機的なビルに変えられている。その中で老人達は朝公園で卓球や太極拳を楽しむ様子が印象的だ。
「ではどうすればいいのか」もう一歩踏み込んでほしい
普段よく中国の報道に接している関係で、本書で紹介されていた事件事故の殆どを知ってはいたが、著者自身の実体験も綴られておりニュースだけでは伝わらない生々しさを感じさせ、あらためてその「悲惨な真実」を再認識することができた。このような「悲惨な真実」をご存じない方にとっては中国という国の認識を新たにできる良書であると思う。
ただ、共産党の独裁体制について徹底的に触れていない点が非常に気になった。そこに話が近づくと「毛沢東時代の清廉な共産党はもうない」の門切り型で終わる。
また、多くの悲惨な事件事故を紹介しながら海外でも大きく報じられた2005年の広東省太石村事件に触れていないのもどこか不自然。この事件は土地売買に絡んで村当局が利益を横領したことに端を発し、村民らが法に則り村長の罷免を要求。当局の弾圧にもめげずハンストに突入。海外で大きく報じられたこともあり当局が態度を一変させ村民選挙実施するまでに。7人の村側の候補者が当選したが、当局の圧力により7人中6人が辞職。結局村長罷免がなされなかったという事件。
ちなみにこの事件で村側で活躍した人権家、郭飛雄氏は別件で懲役5年の判決を受けている。
著者は「悲惨な真実」の根をトウ小平による改革開放の副作用である拝金主義だと述べているが、共産党独裁体制こそが根であると思う。共産党外の組織を認めない体制が腐敗するのは当たり前。
「悲惨な真実」を伝えることがこの書の主題なのでしょうが、現在の独裁体制についての考察がなされていないのが残念。次回作ではここに踏み込んでほしいという期待を込めて厳しく星は3つ。
最後に、本書で紹介されている事件事故の殆どは日本のメディアが報じていないだけで大陸では大きく報じられたもの。逆に上述した広東省太石村の事件は大陸では詳報されていない事件。これも星3つとした理由。
中国は腐っています
昔のナチスドイツですら、一時期はアメリカやイギリスなど敵対する国家からも評価されていましたが・・・
本書に書かれている内容を信じれば、本当に腐った国です。そんな国の隣の日本にとっては危険な国です。
極貧農民と推定される中国人民の人口は9億人ですが、1%しか富を有していないとするなら実際はどうなんでしょうね。
こんな国が核兵器を保有し、しかも弾道ミサイルまで持っている。これだけ貧富の差があれば国家は分裂するはずです。引き締めの意味からも、あるいは分裂前の混乱時にも、この危ないおもちゃを振り回しそうで怖いです。
ダンボール肉まんはきっと真実
読んでて中国一般市民がかわいそうになってきます。
はっきり言って日本に生まれてよかったと
声を大にして言いたくなります。
中国人である作者が中国がイヤになって
日本に帰化した理由がわかります。
死刑判決が出ても警察を買収して逃亡できたり
黒革靴から真っ白な牛乳作ったり
学校の先生が賄賂をもらってギターを生徒に売りつけたり
手抜き工事も日常茶飯事で、
日本が過去の戦争で何回も謝罪してんのに国民は知らないし。
なんでもかんでもお金があれば法律無視可能で
歴史だってその時の中国に都合のいいように変えられる、
まさに「法治」でなく「人治」国家なんです。
日本で今問題の「政治とカネ」なんて比じゃないです。
今中国が成長してると言われてますが
政治腐敗も環境汚染もますます進んで
ダメになっていくんだなぁと、
ちっともうらやましいと思わなくなりました。
ほんとうにめちゃくちゃ〔涙〕
自国の国民にこんなに悲惨な思いをさせるなんて。。。
まさにタイトルのとおりです。
今は日本のTVで中国の偽食品や、環境汚染が報道され、
輸入うなぎがスーパーから消えたりしていますが、
ほんとうに中国の安全意識の無さ(むしろマイナス)
に愕然とさせられます。
特に医療現場の燦燦たる現状には、ことばもでません。
今の日本の報道では伝えきれない、危ない中国の実態が
伝わります。
トウ小平の負の遺産
本書には、現在の中国が抱える様々な問題が書かれているが、その中のひとつとして、毛沢東時代にあった「清廉さ」が失われてしまったことを挙げている。
改革開放を唱えたトウ小平は「黒猫、白猫にかかわらず、ねずみを捕まえる猫は言い猫だ」と言う理論の持ち主だったので、豊になるためなら道徳ルールを無視しても良いと言う風潮がはびこり、拝金主義や汚職に繋がったのである。
中国関連の著作を他にも色々読んでいる私にとって、本書の指摘で一番印象に残ったのはこの部分である。
リベラル派を自認する人、親中派を自認する人は読むべき。
中国はもともと豊かな国であるが故に貧富の差が開きやすく、それゆえ戦争が絶えないため、中国の歴史は戦争の歴史と言っても良いでしょう。本書では、現在の中華人民共和国崩壊の始まりを暗示しています。いかに現在の中華人民共和国がむちゃくちゃかが書かれています。リベラル派を自認する人、親中派を自認する人は読むべき本と思います。
中国産食品はもう食べない
最近不二家の期限切れ牛乳を使用したことが話題になっている。
会社の幹部はなんらかの社会的責任を取らざるを得ないだろう。
筆者があとがきで、「日本は、馬鹿が付くほど、正直で公平な国」というが、
ちゃんとこれらの会社の不正が報道され、問題になる日本で良かったと思う。
そして利益のためならどんな危ない食品でも平気で売りつけ、摘発されることない
国に住む中国の99%の一般国民が気の毒でしかたない。
私達はそんな危ない食品は買わないでおこうと済むが、貧しい中国国民はそうはいかない。
巨大な人口と土地を持つ国を道徳的に統治することこそ、一時の幻想にすぎなかったのだ。
無秩序・無法状態で暴利を貪り、金銭至上の腐敗ウィルスに犯されていると筆者は祖国に警告をする。
多分そんな国でも政府機関は外国からの抗議には弱いだろう。
酸性雨、黄砂、コピー商品、危険な食品 それらが日本に害を及ばしてきたら、抗議をしていくべきなのだろう。
それが改革開放政策のもと、巨大な代償を払わされている99%の中国国民の生活を改善することに繋がるはず。
とりあえず中国産食品は気をつけて我が身を守ろう。
中国のビックリ
著者は中国で40年近く過ごし後に日本に帰化し日中双方をよく知っています。日本人にはきつい一言「日本人は馬鹿が付くほど正直で公平」。
失敗国家という言葉があります。
「失敗国家」とは、ロットバーグ・米ハーバード大教授によると、「政府による領土の効果的な統治を欠き、警察力などの安全と基本的な公共サービスを国民に提供できず、権力獲得の手段としての暴力が頻繁(ひんぱん)に発生している国」です。中国はその定義を満たしているように思えます。地方政府は中央政府を無視するし、高官や権力者には金の亡者が多いし、警察官のみならず裁判官も買収されて違法行為を取り締まらない、土地買収のために暴力で弱者を脅し言いなりにさせる。
国全体として遵法意識は希薄、人間の尊厳や道徳の軽視、あるのは拝金主義と無法状態。バブルは経済だけでなく学者、知識人、学生にも症状がでていて品質保証できない。論文等の知的財産権の盗用など文化人もへっちゃら。
最後に、中国食品には添加物のみならずその加工過程で無茶苦茶なことがされていたり、灌漑用水の汚染から原料に重金属などの有毒物質を含んでいたりするそうです。中国食品を取り扱っている業者の方は添加物、農薬だけでなく原料から梱包まで責任をもっていただきたい。
読後印象としては韓国より中国の方がうんと遅れている。
