- [著]木原 音瀬
- [イラスト]依田 沙江美
- カテゴリ:
- 新書 (253頁)
- ISBN:
- 4883863247
- 発売元:
- 蒼竜社 (2007/06/29)
- 定価:
¥ 900 (税込)- 在庫状況:
- 在庫なし
ユーズド商品:¥ 1,350 より
穏やかに胸が疼きます(>_<)
BLにおいては珍しく、キャラ・舞台・ストーリーと見事に調和した秀作ですよね。
たまぁに見掛ける、純文学風を目指しては設定倒れしちゃってる、目も当てられんようなBLとは訳が違います。
一番評価したいのは、エロに逃げずに甘さを書ききれてるところかなぁ。
続編?絶対有りでしょ―!
これ程の世界を一冊で閉じてしまうなんて、そんな勿体ない!
☆個人的に☆
●徳馬(受)のいじらしさと献身が何ともいえず◎。
●亮一郎(攻)の浮気疑惑に涙する場面では貰泣き。
●手乗り桑葉(ペット)が大きな鬼になってしまわない事を祈ります。
(徳馬には不幸になって欲しくないもんね^_^;)
幻想的な透明感のあるファンタジーで、しっかりBL
「牛泥棒」って・・・と題名のインパクトと綺麗な表紙の絵にひかれて読みました。
主従物は大好物です。しかも明治もの。
「口のきけない使用人」にも興味をひかれました。
読んでみると、暗さや重苦しさはなく、幻想的な透明感のあるファンタジーでした。
今市子さんの「百鬼夜行抄」のような世界です。
自然と妖怪が一体化して人間の生活の近くに存在している、そんな世界を描いています。
2人の恋物語も丁寧に描かれていて、温かくて美しいBLでした。
オススメです。
毒のない木原さん
毒がないです。
思わず拍子抜けしました。
でもってなんだかホンワカした空気です。
好きです。
今までの木原作品の毒を構えて読むのが怖いひとはびっくりです。
ものすんごくあっさり読めます。
ホッとする
木原さんの話しは最後まで油断出来ないんだけどこれは大丈夫☆優しくていじらしい。木原さんぐらいです読むのにある種の試練と忍耐を感じさせるのは…でも、この本から入った人は木原ワールドに衝撃を受けるんだろうなぁ。でも読んでしまうんですよ。自分の心の悲鳴をききながら。
可憐
店頭で初めて目にした時ふと、なつかしい少女マンガ「摩利と新吾」を連想しました。表紙の美しい着物姿の青年と、作者さんが同じ「木原」さんだったせいかな?ま、後からこちらは「キハラ」ではなく「コノハラ」さんだと知りましたが(笑)
それくらいこの作家さんについて何も知らなかったのですが、皆さんのレビューによると結構イタイお話が多いみたいですね。けど、このお話は優しく胸がキュッとなるような……夜は本当の暗闇であり、山や野原に渡る風は涼しく、通り雨に泥をはねあげて走る、そんな昔の美しい時代が舞台。
我儘な亮一郎に健気に尽くす徳馬ですが、その実、しっかり手綱を握ってますよね(笑)二人ともいろんな意味で可愛いです。
亮一郎に寝台に誘われ、接吻された徳馬のセリフ…(三話め「笹魚」)には、もう身をよじって床の上をゴロンゴロンしちゃいましたッ!
甘いお話
牛泥棒というインパクトのあるタイトルにまず驚きました。
内容は明治時代 人ならずものが見える徳馬とその主人 亮一郎の温かい恋物語です。
そして 徳馬の中に住む小鬼の桑葉がとてつもなくかわいらしい。亮一郎と助手の原君が桑葉を押し付け合うシーンでは思わず笑ってしまいました。
シリーズ化も出来そうな感じなのですが 無理でしょうか?
淡い心のファンタジー…想いが叶うとき
久々に木原さんらしいというか、木原さんらしさがでている作品だと思います。
ここのところ、なんだか物足りなさの残る作品が多くて、残念な思いをしておりましたので、
なおさらうれしく感じております。
植物学者と、幼馴染でもある使用人の淡い気持ちの交流がうまく書けていて、かつ
あまりきわどい描写などもなく、ここ数年では木原作品の中の一押しです。
ここのところ、昔の作品に比べるといろいろな意味でパワーダウンを感じていたので、
木原ここにあり!という存在感を見せていただけて、久々に喜んでおります。
ファンタジー入っているところなどは、好き好きでしょうが、私には悪くない萌え要素に
感じました。
(ちょっと)モデルになった植物学者って…高知出身のM氏でしょうか?
彼の名前の植物図鑑が出ているほど、ご高名な方です。
どなたかご存知なら伺ってみたい、ここ最近の私ののどに刺さった小骨(笑)です。
徳馬の一途さが美しい、純日本的BLファンタジーです☆
タイトルとあらすじから、木原さんお得意の胸を絞られる痛い系かしらと
想って本の扉を開いたのですが、明治時代を背景に鬼と妖怪を導線にした、
主従関係の姿が瑞々しいお話でした。
大学で助手をしているちょっと癇癪持ちで大雑把な亮一郎と、年上で
奥ゆかしくも凛とした口のきけない使用人・徳馬。
乳兄弟の二人は、同性でありながらも運命の番(つがい)なのですね。
見えないものが見えてしまう鬼使いの徳馬に、実は守られていた亮一郎。
(もう少し切なければ、読み応え充分でしょうか)
静かに貫かれる純愛を美しく昇華させた、お勧めの秀作です♪
いじらしく優しく可愛い話
タイトルがボーイズラブっぽくありませんが(笑)木原さんの作品の中ではかなり甘いお話の部類に入ると思います。
亮一郎、徳馬、それぞれの想いの深さがとてもいじらしく優しいです。
彼らを取り囲む登場人物もそれぞれに魅力的でした。
蟲師とか、百鬼夜行抄とかの世界観が好きな方には特にオススメします。
妖怪や沼の主などがまだそこここにいた時代のお話です。
牛泥棒
手の平に子鬼を飼い妖怪の類が見える徳馬が愛する年下の主人。明治時代を背景にした妖怪もの?最近の木原さんは不思議世界にはまっている気がします。この作品は今とは違う排気ガスに汚染されてない時代の澄み切った空気を感じることが出来、筆力の高さは相変わらずと改めて関心させらました。物語は妖怪ものと言ってもおどろしい感じはなく、次は何?と楽しめました。木原さんにはいつも期待が大きいので星は4つにさせてもらいます。
