- [監修]石田 淳
- [著]小阪 裕司
- カテゴリ:
- 単行本(ソフトカバー) (192頁)
- ISBN:
- 4894512130
- 発売元:
- フォレスト出版 (2005/12/14)
- 価格:
- ¥ 1,365 (税込)
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実践してみて始めて価値がわかる。頭では分かったつもりでも、実践すると意外と難しい。
〇感想
本書では、下記2点が大きな主張です。
(1)本質的に"できない人"はいない。「やり方」がわからないだけである
→"できない人"をやる気にさせるためには、"やり方"を正しく教えなければならない
(2)人を育てるには、「人格」と「行動」を分けて考える必要がある
→叱ることは重要。なぜ叱られたかを理解させ、自分で考えるようになることが重要
本書はすぐに読めてしまうこともあり、また上記2点も含め、見方によっては
一見、「当たり前のこと」、「一般論」を述べているように感じました。
但し、実際に"できない人"に対して、本書で書かれているようなアプローチを取ったことはなく、
どちらかというと、否定的な意見を持って終わっている場合が多いように感じます。
行動を分解し、フロー化すること自体は、業務フローを整備する機会が増えた昨今では
珍しくないですが、業務フローは形骸化してしまうことが多いのも実態だと思います。
その点、所謂「業務フロー」ではなく、"行動リスト"の位置付けとしての行動のレパートリーは
後輩指導や新人教育においては、非常に有効そうであると感じました。
普段意識していないことを、意識化し、見える化することによる効果は大きいと感じます。
また、指導の観点においては、「人格」を否定しないことの重要性を改めて感じました。
本人にその気がなくとも、相手の捉え方次第では人格否定につながることもあることを思うと、
「行動を指摘する」という観点においても、行動を分解して見える化することの意義を感じます。
〇概要
本書は、下記のような構成になっています。
1.従来型のマネジメントの問題点を説明
・12個の"マネジメントの常識"に関する誤解を解説
2.IS行動科学マネジメントの概要を説明
・「人格」と「行動」を分けて考えることの重要性を解説
※IS行動科学マネジメントとは
・行動に焦点を当てたマネジメント手法
・米国で開発されたマネジメントメソッドを日本流にアレンジした手法
3.IS行動科学マネジメントの実践方法を説明
・人材育成方法を5つのステップで解説
(1)行動を分解する
・業務を「行動」レベルまで詳細化する
→行動を場合によっては動作まで詳細化する
(2)行動の核を見つける
・詳細化した行動の中から習熟が必要な行動を特定する
→つまずきポイント
(3)チェックリストを作る
・一連の行動をチェックリストにする
→できている項目を褒めながら、全体を反復させる
※特に「行動の核」を重視する
(4)行動することを「快」につなげる
・行動したことをねぎらう
→ねぎらいを求めて反復するようになる
(5)理念をインストールする
・ミッション、ビジョン、クレドを示す
→具体的な目標を設定し共有する
〇コメント
本書はビジネス書であり、人材育成関して書かれていますが、人格を否定せずに
行動を正しく指摘するという点、そしてできていない所を叱るのではなく、
できたところを見つけほめるという点は、特に子育てにおいても重要な観点であり、
活用できると感じました。
ぜひ、試してみます。
作業を分解して、チェック表を作り、サービスの標準化をはかろうという本。
リーダーのスキルっていうより、人材育成システム構築のノウハウです。
行動を分析して、作業の標準化とかの効率アップを図るのは、製造業では昔からあるが、著者の行動科学マネジメントでは、サービス業にも導入できるぞという提案が、特徴です。
ノウハウが、かなりオープンに掲載されているので、1,300円ならお得です。 20000円払って、仕事休んでセミナー行っても、これほどの情報が得られるかどうか・・・・。
パート・バイトさんのように、限定された職能を求められる場合の人材育成なら、この本の情報だけでも十分効果が得られると思います。
人財育成で、悩んだ経験のある経営者の方は、ぜひどうぞ。
ねぎらい
ひたすらにただ、プラス思考で
誉めれば伸びると思い込んでいましたが、
思うように結果に結びついてきてませんでした。
そしてこの本の中で、
行動を「快」につなげるとう中で
ねぎらうということは
全く頭にありませんでした。
本当にそのとおりだと思います。
まだまだ、タイミングよくねぎらえるかわかりませんが
少しずつ実行したいとおもいました。
構成が・・・
内容はともかくとして、前半同じ内容を重複しすぎているような・・・。
きちんとまとめれば半分の薄さで済んだのではないでしょうか?「前述した通り」「後に詳しく述べますが」というのが何度もでてきます。
さっさと読んで、要点を吸収したい人には不向きな気がしました。強調したいことをわざと重複するにしても、3回目4回目になると「もう分かったから早く先に進めてくれよ」と思ってしまう・・・
感想というか、反省というか
自分の会社も新人がどんどんやめていく
なんでわからないんだって言ってしまう。
感想というか、反省というか
現象はわかっていても、原因がわかっていないと思った。テクニックというより
マネジメントに対する新しい投げかけ、とくに自分のような中小零細企業に
つとめていると、身にしみる一冊だった。
いいと思います
世の中99%が中小企業で、オーナー会社がほとんど
独自の感覚、自分で養ってきた経験でマネジメントして成功している会社だ。
それゆえに一方では、いつまでたってもマネジメントが上手くいかない
現実的・具体的問題を解決できないでいる会社が大半だ。
そこで、やる気とか根性といった日本的な経営スタイルに
中小企業のオーナーに釘をさすため
新しい提言をこの本は、わかりやすく提案している。
それが行動科学という視点だと思われる。
フォレストから出た本にしては、久々に買いの本だ。
ナレッジワーカーには使えない
この本の肝は行動のレパートリーという業務フローを従業員に与えてできる社員とするということです。
マニュアルとは違うと著者は強調していますが、本人に改定の権利が与えられただけで、あくまでもマニュアルの
一種だと感じました。
仕事がプロジェクト型で独自性があったり、創造的であったりする場合、上司は部下のレパートリーを
定義できず、本書の内容だけでは使えません。
本書で提唱するIS行動科学マネジメントにおいてISが何の略かの説明もなく、本書は著者のコンサルティングの
入り口として考えた方が適切です。Webサイトが示されていることからもそのことが伺われます。
正直一番参考になったのは合宿の教材として最適としているTV番組『プロジェクトX』でのお勧めを
挙げている箇所です。
人の上に立つ人のための本
新しく仕事を始める人たちの中に、
仕事に対する意欲や自発的な力が弱いように感じる人が少なくありません。
先日、この本の紹介文の中に、こんなことが書かれていましたので、
気になって読んでみました。
「できない」と言われている人たちは「やり方がわからない」だけであり、
やり方さえ教えれば、仕事が出来ない人など、この世にいない。
飛行機を操縦したことのない人が
いきなり「飛べ」と言われると困りますが、
行動を分解したリストを渡されれば。
少なくともやるべきことはわかります。
IS行動科学マネジメントは
5つのステップからなっています。
1.行動を分解し、「行動のレパートリー」を与える。
2.行動の核(習熟を要する部分)を見つける。
3.チェックリストを作る。
4.行動することを「快」につなげる。
5.理念をインストールする。
タイトルのとおり、人の上に立つ人のための本です。
なかなか味わいのある本でした
本自体は他のレビューにもあるとおりさっと読む事が出来ます。
でも内容は非常に深いものであり理解して実践するには何回も
良く読まないといけないと考えます。
サラリと読めて、ズシリと重い
読み始めた直後は、類書の枠を出ない本かと思った。
余白やイラストが多く、太字も多用されていたりして、
いかにも「フォレスト」という雰囲気だからだ。
ところが、すぐにそれが間違いであることが分かった。
内容が濃いのである。
とかく仕事のパフォーマンスを人格と結びつけたがる
日本型上司にクギを刺し、当人の才覚によらない、
職場教育のシステム化を正面から解説している。
詳細は他のレビューが参考になるが、買って損する
内容では決してないし、一読するだけなら2時間も
かからないほど読みやすいので、自分で手に取って
みるのが一番だ(しかも、中身は決して軽くない)。
久々に「買って良かった」と思える本に出逢った。
