- [著]菅下 清廣
- カテゴリ:
- 単行本 (212頁)
- ISBN:
- 4894513455
- 発売元:
- フォレスト出版 (2009/05/22)
- 価格:
- ¥ 1,575 (税込)
- 在庫状況:
- 在庫あり。
ユーズド商品:¥ 100 より
雑誌に近いムック本としてとらえるのがよいかもしれない
1年前に出版されて、それなりに話題となった本です。1年遅れで手にしました。2番底、ドル暴落、といった話も、1年前に講演として話を聞けば、よかったかもしれません。しかし今となっては、手垢のついた内容に見えます。
筆者の経歴は文句のつけようがないし、現実問題の推奨株の的中も相当とのこと。ただ、本書の内容に深さは感じられず、雑誌に近いムック本としてとらえるのがよいかもしれません。
金融ショック対策ビジョンがある
この本は、作者の明確な金融ショック対策ビジョンが記されています。
金融ショック後の経済本は多読していますが、多くの本が、現状把握のみの内容だけです。だからどうなるの?どうすればいいの?という今後の対策方法は、書かれていてもオブラートに包まれたソフトなものでした。それだけ現在の経済は未曾有状態だということです。いかに優れた経済学者でも、今後を予想することは
極めて難しい時期なのでしょう。
ですが、冒頭にも書いたとおり、本書は明確な金融ショック対策ビジョンが記されています。但し、この明確な対策を裏付ける武器の中には、算命学という、信仰的なトレンド予測ツールも含まれています。否定はしませんが、正直私は狐につままれたような感覚になりました。
私が最も参考になった章は第4章の、「世界恐慌は本当にやってくるのか?」です。経済書を読めば読むほど、メディアから聞こえる楽観的な所見は懐疑的になります。そういう状態時に先読みすべきポイントが記されていました。
本書は賛否両論が激しいとは思いますが、うまく情報をものにして自分自身で料理をする。このようなスタンスで、まずは固くならずにくだけて読んでみることで有効利用できる本ではないかと感じます。
タイトルだけは勉強になった
タイトルは秀逸。
何の本かわからなかったけれど、タイトルに惹かれて購入。
内容は、「今は不景気でこれから一時的に株価は上がるかもしれないけど、それは一時的なものでその後に二番底が来るから、そのときにトヨタや三菱重工といった絶対につぶれない(?)会社の株式を買っておきなさい。欧州はオワタけどアメリカは最終兵器を隠し持ってるから、きっと景気回復はするよ。あと、これから中国やシンガポールの東方フロンティアが来るから注目。」というもの。
経済的な話しは、多分説得力があるのだろう。しかし、結論が「大企業の株式が底値をついたときに買え」って、素人でも思いつきそうな内容とは。それがわかってるけどできないから、みんな路頭に迷ってるんじゃないか?
床屋政談じゃないけど、おもしろいだけで素人向け、大衆向けの内容しかない。
算命学の話はおもしろいけど、著者は全くの専門違い。他の本で読んだ内容を引っ張ってくるって。。。
算命学を用いるなら、著者がそれを用いられ得るだけの人物であることを証明せよ。
経済の専門家(?)が算命学を語るから胡散臭くなる。逆に算命学の専門家が経済を語ったほうが、説得力があるのではないだろうか。
著者が途中でぶっちゃけているように、著者の「直感」であって裏付けのない予想ばかり。しかしこれが算命学の専門家の直感なら、多少は信用、、、できないか。
実績のある人物の「直感」なら信用できるが、いかんせん著者には実績もなく胡散臭いだけ。投資やってる人ってこんな人ばっかりなのか。
でも、タイトルのつけ方は上手いと思う。「2011年」という特定の年を持ってきて、しかもそれが本の発売の2年後という絶妙な年。この不景気で誰もが先行き不明な現状に不安を感じてるときに「2011年まで待ちなさい」と言われたら、思わず待っちゃうでしょう。
タイトルだけは勉強になった。
今何をすべきか具体的にわかる
金融経済の本は難解で苦手ですが本書は説明がとても解りやすくて面白い。今、世界経済を知り対策を練る事は大切な事。高度な情報を初心者レベルで解りやすく解説している。今後何に注目して何をすべきかを具体的に教えてくれる希少価値の一冊だと思う。
「算命学」による世界予想
菅下氏は世界各国の今後の予想をしていて、その主な根拠は「算命学」が中心に
なっている。算命学と聞くと占いかと思ってしまうが、50年を1サイクルとする
国家のトレンドについての考え方をいう。
本著に書かれている算命学の考え方に従うと、2011年に日本を動かす大きな
出来事があるそうであり、それが転換点となって日本株の長期的な上昇トレンドが
始まると予想されている。
菅下氏によると、経済危機はまだ沈静化していなく、現在の金融相場による
株式市場の上昇は一時的なものであり、今後は大きな暴落や調整が待っていると
説明している。そこに詳しい根拠は書かれていない。
本著は一つのフィクションとして読むとおもしろいと思うが、その他の点では筋が
通っているところが多く、けっして笑い話として聞き流すことができないのはなぜだろうか。
「本物の情報」だから次々と的中している!!!
多くの人にとっての「情報」とは何だろうか?
多くの人がなんとなく気づいているのは、
「本物の情報」が一般の人には教えられていないという事実だろう。
そういった私たちに、「本物の情報」を教えてくれているのが本書である。
「1万円をつけて日経平均のこと」「取り上げられた銘柄の上昇」…など、
すでにいくつかの予測が的中しているのも評価に値する。
それでも、「たまたま当たったにすぎない」という人もいるだろうが、
本当に相場を知っているなら「当たり屋」に乗るのも作戦としてはいいと思う。
この著者が財界人、政治家との人脈もあるということから、
総選挙前の相場の動きは当たっても当然かもしれないが。
読み物としても十分面白いので、おすすめの一冊である。
知識が乏しい人への説得材料なのか?
世界同時不況という深刻な状況を作ったのは、投資銀行である。
強欲なまでの 利益追求のみに ひた走るようになった業界であることは、
NHKなどでも特集になった。
同じ立場である著者が、何を伝えたいのか? 関心があった。
経歴が 素晴らしいだけに 引き寄せられる人たちも多いのでは ないだろうか?
しかし、2011年まで 待つ根拠に乏しいことは、この不況で損をした投資家を ただ
なだめるために 再び投資をするように 知識を ふりかざしているようにも感じる。
知らない人は、具体的な解説に説得したい目的だろうか?
本のタイトルで、
2011年まで待ちなさい。
3年後にお金持ちになる
の言葉を この世の中に 安心 という雰囲気を作りたかったようにも感じる。
失墜した信用を復活させるための業界の宣伝戦略が組み込まれているのでは?
しかし お金持ちになるなんて かなり不確実な事は、確かである。
こういう言葉を安易に使うことは、とても恐ろしいことだと思う。
この分野の人たちは、かなり頭がいいことは確かである。
しかし、責任を持って 多くの日本人投資家の利益を大切に考えているのだろうか?
業界の利益のためには、あまり知識が無い人が投資をしてくれたほうが イイといった
体質が どうも 見え隠れしてしまう。
アジア強気、欧米弱気でしょうか。
算命学というオカルトっぽい話も出てきてビックリしました。
算命学なる学問と景気循環の波から日本の先行きは暗くないだろうとの結論を出されていました。過度の悲観論や自国の過小評価は良くないと思っていてもやっぱり信じられない。
米ドルに対して弱気な人は多いでしょうが
ユーロに対しても寄り合い所帯の弱み等から先行きは明るくないだろうとの見解を示されております。
外貨、債券は良くない。テーマやタイミングを見極めて株式を買うのが良いだろう・・・
やはり運用は怖いですな。今の状況では債券や外貨に資金を入れたくなる人が多いと思いますが、確かに多数派になってしまったのではリターンは見込めない。しかし今の状況で株というのもどうだろうか。著者も日経平均5000円やNYダウ大幅下落の可能性にも触れておりますが。
著者はプロフィールと本文の内容から察すると還暦前後の方と思われます。
中国等全体主義国家とモノ作り企業に対して好意的な見方をされているように思いました。
東アジアは人口が多い分インフラ投資で発展すると資源枯渇や製品の供給過剰の問題が発生するのでは?と考える私はネガティブなのか世代が違うのか。
どこかで読んだことがあるだけの内容
買って2時間で読みましたが、2011年の根拠がイマイチ良く分からない!?アメリカが没落する予想はみんなと同じ。ドル暴落の予想もみんなと同じ。基軸通貨の話もみんなと同じ。東アジアが世界の中心になる予想はみんなと同じ。2011年に日本に何が起きるのか!?エネルギーに関する技術革新が生まれる予想も普通。説得力に欠ける凡作でした。素人受けする内容だが、相場歴がある人には・・・
世界同時不況の傾向と対策・・・(ひそかに中国寄り)
現在の世界同時不況の中で、オバマ大統領への期待から株価は戻しているが、それは一時的な
現象であり、リーマンショックによる欧米の不良債権は底が見えず、再度株価は下落するだろう。
その後、世界をリードしていくのは、東アジア諸国(中国、日本、東南アジア)となり遅くとも
2011年には株価も底入れするはずだ。というのが筆者の主張。
世界経済の方向性(トレンド)と循環性(サイクル)により、その予測を説明しているのだが
中国の政治体制、経済政策を無批判に肯定して、その勢いで、算命学などを持ち出している。
そのため全体の信用性を失くしているのが残念。
表紙の裏に書いてあるとおり「ビジネス・エンターテイメント」本だと思えばそれなりに楽しめるかも。
肩肘はって本腰をいれて読む本ではない。
