- [著]今井 邦彦
- カテゴリ:
- 単行本 (227頁)
- ISBN:
- 489476279X
- 発売元:
- ひつじ書房 (2007/06)
- 価格:
- ¥ 2,520 (税込)
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パーフェクト
難しすぎず平易に書かれているが、内容のレベルは下げていない。
巷にあふれるいい加減な経験則で書かれた発音教則本と違い、学術的な裏づけがあった上での素晴らしい発音テキストだ。
音声学の専門書とは思わず、発音のテキストと思って取り組んでほしい。レッスン用のCDまで付いているので気軽に手にとってみてほしい。
とても良くできた解説・練習書、イギリス英語が主ならこれが良い
本書は利用者の「良い英語発音」獲得を容易にすることを目的としている。内容は、母音、子音の発音、強勢、音の変化、イントネーション、そして最後の章は会話やシェイクスピア、コクニーといった高度な応用となっている。
イギリスで音声学を学んだ筆者の経歴を反映して、本書は基本的にイギリス英語(Received Pronunciation)が最初に説明されているが、必要に応じアメリカ英語(General American)についても説明されている。説明は詳しく、かつ日本人が間違いやすい点をきちんとおさえて学習者を助けている。
英語の発音の理解と練習に必要な事項を過不足なくカバーし、奇をてらわず正確に記述しているという点で称賛に値するが、特に評者は以下の二点を強調したい。
一つは、付属のCD-ROM(MP3形式)の吹き込みを著者自らが行っている(ただし、アメリカ英語は信頼できるGA speakerが行っている)ことである。筆者は、ロンドン大学と国際音声学協会の実技試験で第一級を取得しており、安心して良い。筆者が述べる通り、ネイティブ・スピーカー偏重という「迷信」を見事に打破している。
もう一つは、イントネーションの重要性の強調と、それに対応した詳しい説明である。イントネーションの違いが時として決定的な意味の違いをひき起こすことを説得的に説明し、どのような意味の違いがあるかを明確にしている。著者の著述スタイルはやや饒舌な感があり、読者あるいは説明する事項によっては、ややうるさいと思われるかもしれないが、こと、イントネーションに関してはこのスタイルが奏功している。
いい加減なものも多い英語の解説本(特に発音に関しては目立つ)だが、本書はきわめてまともなものである。これを読んで練習すれば(もちろんそれなりの努力は必要である)、最も効率的に「良い英語発音」を身につけることができる。
