- カテゴリ:
- ペーパーバック (96頁)
- ISBN:
- 4898150314
- 発売元:
- リトルモア (2000/08)
- 価格:
- ¥ 2,625 (税込)
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ユーズド商品:¥ 2,059 より
発売と同時に古典となった写真集
写真はまず構図である。
六本木、新橋、赤坂・・etc
縦横に走る高速道路からのカメラ視線にはっとさせられる。
フィルムの色彩は早朝のおだやかな空気を
捉えていてたいそう美しい。
お正月の銀座は
シンとして居住まいを正しているが、
この数秒後に路地裏から猫がのんびり歩いてきそうだ。
江戸の浮世絵師、広重がカメラを持ったら
こんな写真を撮りそうだ。
皇居の静かな雪景。
誰もいないチープな歌舞伎町。
未来を約束するはずの開発地。
これは写真集の傑作です。
こんな東京を見られる人は居るんだろうか
人一人いない東京を撮るためにどれだけの労力を費やしたんだろうなぁと思わず苦笑いしてしまいますね。
他にもそのような方がいらっしゃるように、私も資料用の購入でした。
役にたっていないわけではないですが、思っていたほど役に立っているわけでもない、というのは事実です。
が、それを抜きにしても非常に面白いし、価値のある写真集だなと思います。
人で溢れかえる東京の街が、
こんながらんどうの状態で見られることなど滅多に出来ないでしょうから。
誰も居ない!
東京に住んでいたのは十数年前。忙しい毎日特に出歩く事も遊びに行く事もなかったですが。人だけは多いなと思っていました。
誰も居ない東京。条件が条件だけに単調になってる気はするけど致し方ないです。どちらをとるかですよね。でも、写真の素人の私から見たらやっぱり面白いと単純に思います。
やっぱキワモノでしょ
同じ作家の「東京窓景」は評価できるけど、こっちは素直に評価できないなぁ〜
でも、この作品があったからこそ、後の「東京窓景」も生まれているわけで、その点は重要視してもよいだろうね。とはいえ、年譜的にしか評価しかできないと思う。
不覚にも面白い
まぁ、よくよく考えたら一発ギャグみたいな写真集なのだけど、観れば観るほど面白いのは間違いない。構図もよく考えられているし、もちろん撮影技術も確かだし、写真としては非の打ち所も無いのだけど、でも被写体だけで引っ張ってるのも確か。
そういう意味では竹内氏アタリの風景写真や、アイドル写真と同じ「批評文脈」に乗せて、娯楽的に消費せざるを得ないという悲しみもある。
写真集としては星4つだけど、作品としては星1つだと思う。
資料用だったのですが
背景作画に使えるかと思って購入したのですが、そっちの方では全然使えなかったです。
ただ、写真集として本当に興味深く、また美しかったので、基本的には満足しています。
非日常とはこういうことなのかもしれない
これは、見慣れた東京の風景に人が待ったくいないことが
違和感を感じさせてくれます。
現実の東京の風景を見ている人に是非一度見て欲しい。
ちなみに表紙になっているこの画像、銀座ですが人は1人も写っていません。
人が写っていない事がどれだけ非日常なのかが感じられます。
この写真を撮るための労力も想像できません。
倦怠感と新鮮さ
誰も居ない東京の風景。
場所を考えれば、皆一つひとつインパクトあります。
ふとある頁で徹夜明け朝帰りで見たあの時の景色を思い出しました。
なんとも言えない倦怠感と、開放された新鮮さ。相反する2つの感慨。
こんな気分に包まれ、一ページ、いちページ堪能しました。
読者の一時的な興味をひくことには成功しているが
スペイン映画「オープン・ユア・アイズ」ではマドリードのグラン・ビア通り、そのリメイク映画「バニラ・スカイ」ではニューヨークのタイムズ・スクェア、そして日本映画「ターン」では東京の新宿通りと、それぞれの大通りから道行く人々の姿が一切排された映像を見ることができました。
各映画の主人公たちが夢の中で目にする幻の世界。その特異な映像の中で、映画を見る者も絶対的な孤独感を味わったものです。
これら3本の映画は、もちろん厳重な通行規制を行なった上で撮影にのぞんだフィクションの世界です。
しかし本書「TOKYO NOBODY」は、そうした人工的な手を一切加えることなく切り出した、ひとっこひとりいない東京の風景です。
巻末にそれぞれの写真の撮影日が英文で表記されていますが、9割がたがJan.、つまり1月に撮影がおこなわれたことが見て取れます。表紙にも使われている銀座7丁目の写真には日の丸が多数掲げられていることからも、元旦に撮られたと思われます。
他の写真も撮影日がMayないしAug.となっているので、大型連休中やお盆休みに撮られたものでしょう。
こうしてみると東京という街は案外、人が姿を消す時間や場所というものがあるものだということに気づかされます。
しかし、この写真集の発想の妙は認めるとしても、作品自体にはさほど魅力を感じません。人が姿を消した東京という街にはほんの一時的な興趣しか湧きませんし、写真自体の色合いに美を感じることもありません。撮影時間の制約上、早朝の写真が多くなっているのでしょうが、くすんだ感じが作品全体を覆っている場合が多く、朝が持つ爽快感はまるでありません。
本書は際物(きわもの)狙いのにおいがして、好感が持てないのです。
想像するために
誰も居ない東京なんて見たことがない。
ワールドカップの試合中、人が本当に減った東京は、
落ち着かなくて、寂しくてたまらなかった。
それよりももっと、誰も居ない。
写真家は、その、本当に誰も居ない場所に、一人立っていたんだ。
ファインダーの向こう、視線の先に誰もいない東京。
自分がそこに立つことを想像する。
この写真集は合成なんかじゃない。
実際に撮った人がいるから、あるんだ。
誰も居ない東京に立ってた人が居るんだ。
是非ゆっくり見て欲しい。
