- [著]高田 貴久
- カテゴリ:
- 単行本 (298頁)
- ISBN:
- 4901234439
- 発売元:
- 英治出版 (2004/02/01)
- 価格:
- ¥ 1,890 (税込)
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ロジカルかどうかは相手が決める
一般的な本にありがちなロジカルシンキングの理論・手法やプレゼンテーションの技法ではなく、相手の要求に対して、こちらの提案(プレゼンテーション)をいかに考えて、伝え、納得してもらうかという点から気をつけるべきことが整理されていて、実務においても取り入れやすく非常に役立ちます。
著者の論理的思考能力と、様々な提案を重ねて来られた経験とがギュッとつめこまれているように思います。
当たり前のようですが、相手が求めていること・知りたいことに対して的確に応えるためには、こちらの論理ではなく、相手の視点で考える必要があることがいかに重要であるか、を常に再認識させられる本です。
考えを整理し的確に伝える技術
考え方のまとめ方、資料への落とし方が非常に分かりやすく書かれています。
提案とは通さなければ通らないのがふつうなのだ、
考える労力は聞き手ではなく話し手である自分が持つのである、
といった著者のメッセージを読んだとき、
言いたいことが伝わらないことを聞き手のせいにしていた浅はかさを痛感したものです。
読む度に新たな学びがある
コンサルティングの仕事を始めて数年経ちますが、初めて読んだ時にその内容の深さと分かり易さに圧倒されながらあっという間に読んでしまった記憶があります。その後プロジェクトを何回か経験していくうちに、特定のスキルに行きづまった時や、OJTで教える時等に改めて読み返してみると、初めて読んだ時には気づかなかった新たな学びがたくさんあります。
コンサルティングの仕事に限らず、他者に何かを「提案」する時に最低限”マナー”として必要なことがこの本には全て書かれているような気がします。
社会人に限らず、研究会等に所属している学生さんにも絶対にお勧めです。本当に素晴らしい本に出会えました。
「考える」とはどういうことか
以下の2点について整理・理解することができる非常に判りやすい本であると思います。
1.議論の題材(論点):何を話すのか。どのように話を展開すれば良いのか。
2.(論点の)提示方法:何を見せるのか。どのように見せれば良いのか。
プレゼンテーション(発表)の仕方ではなく、その前に何を考えて
準備しなくてはいけないかを初心者が理解できる丁寧な説明で書かれていると思います。
専門用語がわかりやすい
ロジカルシンキング関係の書籍は,英語表記(専門用語)が多く,今一理解に苦しんだ。この本は,うまく日本語表現されていて,非常にわかりやすく解説されている。
また,架空のストーリーを題材に,説明が展開される点も読みやすかった要因だと思う。
全体に,読みやすさ,理解のしやすさを意識された内容になっており,図表や解説もわかりやすい。
ロジカルシンキング系の書籍で悩んだら,この本をまず購入されてもいいと思う。
実践に使える本だと思う
数多あるプレゼン書が“受け手を想定していないプレゼン”“パワポの使い方解説”に陥りがちなところを、本書は“顧客への提案”を主目的として組み立てられており、実践的であるといえる。「反論の種類」「相手の個性に応じた着地スタイル」等の箇所が、若い著者の苦労に基づいているようでもあり、現実的で説得力がある。途中でケーススタディを差し挟むなどして、流れに変化をつけようという工夫も見られる。
ただ、「仮説を構築」とか「検証を実施」とか、章見出しが“固い”。ややもすると教科書的になりがち。また、“顧客への提案”で組み立てるのであれば、それを勝ち取るための情緒的・戦術的な要素も欲しいところ。プレゼンって、テクニックよりもその人の経験や人物によるところが大きいので、筆者の年齢では致し方ないところか。
アナログな視点
私には、論理構成のパートよりも
論理が正しくても相手に伝わると限らず、
相手が何を求めているかを知る
アナログ的な努力が必要だという点が
参考になりました。
正しい論理を構築するということも大切ですが
論理を正しく使うということが大切なのだと思います。
入門書としては最適
論理的思考は、自分が理解するためでなく、人に説明するときにこそ重要だと以前から思っていたが、まさにその思いに応えてくれる本だ。論理的思考についての基本的な考え方(MECEなど)はこれまでの書籍にもよく取り上げられたもので、目新しさはない。しかし、その一つ一つの考え方にもきちんと注釈が述べられており、単にハウツーを詰め込んだだけのノウハウ本とは一線を画していると思う。うがった見方をすれば、戦略コンサルタント出身の若い著者が、既存の内容をよく勉強してまとめ直しただけという意見にも一理あるのだが、論理的思考の入門者向けとしてはむしろそれがいい方に出ており、わかりやすく、すぐに実践しやすい内容になっている。自らが理解し、それについて考えたことを、人にわかりやすく説明できるように論理や構成を組み立てる、この本自体もそうやって書き上げられたものなのだろうと思う。
わかりやすい入門書だと思います
今の仕事とは別の業態で書類を作成することになり、初心に戻って久々にこの手の本を読みました。
提案をそもそも「通りずらい」ものと認識して、わかりやすいプレゼンを行うために必要なスキルとして「論理的思考」「仮説検証」「会議設計」「資料作成」を上げ、それぞれについてのテクニカルなことを、仮想のストーリーの検証を通じて判りやすく説明してくれています。
この手のものは、実践してナンボのものですので、最後は自分自身の実践で検証しなければならないと思います。ただ、まず概念の理解が難しい本より実践しやすい感じですし、それが入門書として最適なように思います。
入門書としてお薦めです。
ロジカル・シンキングのテキストとして
プレゼンテーションよりもロジカル・シンキングの基本についての説明が3分の2を占めています。従ってすでにロジカル・シンキングに通じプレゼンのスキルを期待している読者はやや失望するかもしれません。しかしながら、ロジカル・シンキングの解説は類書に比べるとかなり充実しており、入門者には勧められます。MECEや仮説思考、データスキルなどについて明瞭な理解を得られるでしょう。
