ケーキ(+6) by トラッシュ・キャン・シナトラズ

  • [アーティスト]トラッシュ・キャン・シナトラズ

カテゴリ:
CD (62分)
発売元:
ポリドール (1998/12/16)
定価:
¥ 2,243 (税込)
価格:
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ディスク1

  1. オブスキュリティー・ノックス
  2. メイビー・アイ・シュッド・ドライヴ
  3. スルーペニー・ティアーズ
  4. イーヴン・ジ・アド
  5. ザ・ベスト・マンズ・フォール
  6. サークリング・ザ・サーカムファランス
  7. ファニー
  8. オンリー・タング・キャン・テル
  9. ユー・メイド・ミー・フィール
  10. ジャニュアリーズ・リトル・ジョーク
  11. ドランクン・コーラス
  12. フーズ・ヒー
  13. ユースレス
  14. トゥナイト・ユー・ビロング・トゥ・ミー
  15. マイ・ミステイク
  16. ホワイト・ホーセズ
92,485 位
評価: 5.0
2007
07/18
Wed

染み渡る

80.0% (4 / 5)
[No.5] posted by こやすみちこ

90年代の「ハイランド・ハートレイン」とも称されることのアルバムを初めて聴いたとき、もちろん1曲目のキラーチューン"オブスキュリティ・ノックス"には歓喜したが、アルバム全体を通すと、あまりにも整合性がありすぎるというか、80'sネオアコにあったどこかイビツな感じというのが、全くないのでアルバムトータルとしては、正直インパクトに欠けた。1stアルバムにしては、あまりにも完成されている感じがしたのだろう。しかし、そんな第一印象だったが、これは聴けば聴くほど味の出るアルバムで、体に染み渡っていくような感覚がある。そういった所から考えても、彼らが初期の段階からヒットとは無縁のエバーグリーンな音楽を目指していたことが分かる。2nd、3rdと常にそういった素晴らしい音楽を鳴らし続けていたにも関わらず、音楽業界からはどんどん無視されていった当時のシーンの状況が、何とも寂しい。
2004年に日本では何とエイベックスから大復活と遂げたわけだが、エイベックスらしからぬというか、彼らの音楽への姿勢が全く崩れていなかったことは、まさに感嘆に値することだろう。

2003
11/21
Fri

ライブ会場にて

91.7% (11 / 12)
[No.4] posted by 東京シーサイド

クアトロでの来日ライブは、ざっくりしたロックアンサンブルで予定調和な感じだったが、眼鏡をかけたフランクリードの知的な佇まいが印象的だった。会場でそんな彼によく似たイギリス人に声をかけられてしまったのだが、満員が予想外だったらしく、日本人は耳がいい、センスがいいとしきりに訴えていた。自分が心底好きなものに、共感が得られた様な喜びでいい大人が子供のようだった。そっちの方がライブより鮮明に焼きついているのだが・・このバンドは、ほんとセンスがいいと思う。基礎体力が違う。ソングライティングのうまさ、歌詞の知的な表現力、ボーカルの感情表現の妙、アレンジの緻密さ、効果的に盛り上げる構成力などなど、ネオアコの範疇をこえて、より広義のロックで見ても、この当時のあまたのバンドを圧倒している。ほんとこれは是非買って確認してほしい。知り合いのビートルズマニアが、大枚をはたいてこのバンドの当時貴重なシングルを買っていた程だ。本作は完璧とも言える10曲に加え、そんな垂涎のシングル曲も収録されていてほんとお得だ。実はセカンドアルバムの1STシングルのカップリングにカンガルーコートと言うシングルオンリーの曲があるのだが、これがほんとすばらしいトラキャン節炸裂の曲なので、このシリーズで再発してほしいところだ。今後ファンになる人の為にも是非!

2003
11/01
Sat

ネオアコ中興期の作品

90.0% (9 / 10)
[No.3] posted by sevensummers

80年代初頭から始まった「ネオ・アコースティック」という動きがやや元気を無くしかけた頃、このアルバムが出ました。当時は「過去の良かった作品の焼きなおし」だとか「きれいなだけの音」とか言う人も数多くいました。しかし当時から、そして今にいたるまで、聴くたびに「やっぱり良いものは良い」と思わせてくれます。それに、このアルバムが出たことによって、いわゆる「ネオアコ」が少しだけ元気を取り戻したのは間違いないと思ってます。

1曲目のObscurity Knocksを初めて聴いた時の衝撃と期待感は今まで聴いた音楽のなかでも最も大きい衝撃でした。「これから何かが始まる」。確信もなしにそう思い込んだものでした。とにかくこのデビューアルバムだけは、ギターポップとかネオアコとかに少しでも興味がある人になら必ず聴いて欲しい。間違いなく手放せないアルバムになるでしょう。

彼らは今、4枚目のアルバムを作っているようです。もうシーンに影響を与えるとかそういう位置にはないと思いますが、彼らの音楽はこれからもずっと聴いて行くだろうし、また聴かずにはいられないのだろうなあと感じています。

2003
02/27
Thu

まだ自分自身を探してる途中のあなたに・・オススメ!

92.9% (13 / 14)
[No.2] posted by gackt15

彼らのこのアルバムが、マンチェスターブーム吹き荒れる90年に出現したのは驚きだ。よく引き合いに出されるアズテックカメラの「ハイランド・ハードレイン」がニューウェーヴ真っ只中の80年に出たのと同じように・・。そうここで歌われるのは「そうありたい自分」と「そうではない脆弱な自分」の間でゆれる心その物だ。◇一曲目では爽やかなギターにのってこんな事が歌われる「皆と写真に映るボクはまるで犯罪者の様だね でも今はもう少し居心地のいい場所にいるんだ・・・」「少しすると僕もより多い収入を得るために言いたい事がたくさん増えるだろう・・なんてバカバカしいんだ!まだ僕は20代になったばかり!ひねってあばれて、またまた間違えてやるよ!」少年から青年へとそして大人になる時に感じる不安や焦慮感・・・心の柔らかい部分を守ったまま力強い本当の大人になるには絶対避けては通れない時期だろう・・。しかし、心や感受性を鈍くしてゆく事で何に対しても感じなくなる事が強いと思っている人にはこのアルバムは必要ないと思う。ここで歌われる「彼」はきっと親切に人に道を教えたかと思うと頼んだ物を買うのを忘れた彼女をなんでそこまで?と思うほど怒鳴ったりする奴だろう・・そしてそんな事をしてしまった自分に嫌悪を感じる・・こんな事を繰り返す毎日だ。自尊心は高いが心は弱い・・そんな彼は9曲目で独り船を出す・・・「毎日、心が行ったり来たり・・こんな自分を友達に見られるのは恥ずかしいんだ・・。」そして10曲目でおどけて見せる「色々言ったけど、全て一月の軽いジョークだよ・・」◇オリジナルは10曲目で終りですがこのCDにはボーナス曲が6曲入っています。メンバーにエディー・リーダーの兄弟がいますがあまり関係ないと思います。このアルバムはネオアコ文脈で語られる事が多いけれども、私にとってネオアコとは日本のバンドや雑誌でいうオシャレなものでは全然なくて 心に痛みを内包しつつ自分自身をさがして右往左往する人達の福音だと思っています。長々と書きましたがある時期の私にとって、とても大切だったアルバムと言う事です。このジャケットはまるで夕焼けの様です・・、いや入ってる曲達も同じように皆一様にオレンジ色です。でも・・ もしかするとそれは朝焼けなのかも・・・

2002
09/16
Mon

これが90年代のネオアコ

16.7% (2 / 12)
[No.1]

1曲目から胸のすくようなギターカッティングと歌メロにしてやられた。
評判はさんざん聞いていたが、ここまで捨て曲なしとは。
スパイラルライフファンの人にもお勧めです!


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