- [アーティスト]Keith Jarrett Quartet
- カテゴリ:
- CD
- 発売元:
- Universal Japan (1999/11/16)
- 定価:
¥ 1,690 (税込)- 価格:
- ¥ 2,273 (税込)
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ディスク1
- Questar
- My Song
- Tabarka
- Country
- Mandala
- Journey Home
氷のサックス・魂のピアノ・・でもとてつもなく暖かい
このアルバムはキース・ジャレットの作品ではあるが、ヤン・ガルバレクの作品としても素晴らしい出来栄えだ。この人のソプラノ・サックスを僕は氷のサックスと例えたい。氷といっても冷たいのでなく、氷のように強く美しいのだ。最初にこの人の「ウィッチ・タイ・ト」のサックスを聴いた時の感動は今も忘れられない。ジャレットのピアノも全アルバムで一番暖かい気がする。忘れる事ができない、何度も何度もこれからも聴くであろう名盤。
生きていてよかったと思わせてくれる名曲・名演
本作はどの曲も美しい粒ぞろいの見事な演奏ばかりで、キースの諸作品の中で、ケルンコンサートとともに2大巨峰を形成する、奇跡的な作品だと私は思う。特にタイトル曲とCountryが好きだ。CountryでBaseがリードをとり、その後キースのピアノが入ってくる瞬間は筆舌に尽くし難い。大げさでなく、このような演奏を聴けるなんて、人生捨てたものではない、これまで生きてきてよかった、と前向きな気持ちにさせてくれます。そんな、キースたちからの素晴しい珠玉の贈り物です。
ECMの名手たちが織りなす珠玉の名作
1977年の録音でキース・ジャレットがECMに残した最高傑作です。メンバーはサックスに「北欧のコルトレーン」ヤン・ガルバレク、ベースにパレ・ダニエルソン、ドラムにヨン・クリステンセンといういわゆる「ヨーロピアン・カルテット」という構成ですが、まったく同じメンバーとしては1973年のアルバム「ビロンギング」以来の4年ぶりの再会ということになります。
ジャレットとガルバレクという2人の巨匠が生み出すメロディーラインの美しさ、そして比類なきリリシズムと叙情性は、同じメンバーによる前作「ビロンギング」と比較すると格段に向上し、それにECMの名プロデューサー、アイヒャー氏の味付けがブレンドされた名曲の数々は、ため息がでるほどの魅力に満ちています。やや消化不足に感じられたジャレットに内包する内省性は、名手たちが生み出すメロディーによって確実に昇華され、聴く者の心を揺さぶるのです。特に4曲目「Country」で聴かれる2人が作り出すあまりにも美しすぎる音の世界は、ECMのみならず90年代のジャズシーンの中でベスト10には確実に入る名曲中の名曲です。かれこれ20年以上前から聴いていますが、いつも新鮮な気持ちにさせてくれます。この曲だけでも★5つを進呈したくなるほど。
しかし、ガルバレクほど組む相手によってまるで違う印象を与えるサックスプレイヤーってほかに見当たりませんね。
爽やかな風が部屋を駆け抜けるような雰囲気のアルバムです
キースも難解な作品が多いので、緊張を強いられるため、『ケルン・コンサート』以外は、あまり聴きません。
親しみやすいアルバムでは、この『マイ・ソング』が挙げられます。
ケルンでの伝説のコンサートの後、彼が、北欧の名ミュージャンと録音したのが、この作品です。
1977.11にオスロで録音し、ヤン・ガルバレク(サックス この人がとても雰囲気のあるあたたかい音を出しています)、
パレ・ダニエルソン(ベース)、ヨン・クリステンセン(ドラムス)、の4人のクァルテットです。
後の2人はあまり良いとは思えないのですが・・。
ポピュラー・ミュージックの雰囲気を漂わせますが、
この時代はフュージョンが台頭しだした頃で、音楽的には、よりポップなものを目指していたのでしょう。
後の「スタンダード」シリーズにつづくようです。
2曲目の「マイ・ソング」を休日の朝に聴くと、
爽やかな風が部屋を駆け抜けるようで、一日がとても幸せな気分で始まります。
透明感のあるピアノはキースそのものですが、ヨーロッパに行ったことで、
きっと彼の人間性にも良い影響を与えたのでしょうね。
beautiful & peaceful songs...
~これ私のお気に入りの1つ。レコードもCDも持っている。このアルバムとは別の意味ですごいKeithやジャズにこだわるなら少々ポップな感じで物足りないと評する人がいても不思議ではないが、これはマジでおすすめの一品。どの曲も美しく各楽器がいい感じで魂が共鳴して歌っている。素直な気持ちで各楽器の音に耳を傾けてみよう。心が洗われる感じ。特にMy~~ SongやCountryなんかは万人に愛されるのではないだろうか。一方、中でも特にMandalaは取っ付きにくいかもしれないが、何年も聴いていると何だかMandalaって感じがわかるような気がしてきて、これも実に捨てがたい。最後をしめくくるJourney~~ Homeは、その題名から受ける印象どおりで、素晴らしいendingを提供している。なお、輸入版と国内版それぞれ値段を確認してから購入した方がいいかも。輸入版の方が安いとは限らない。今は国内版の方がお買い得。どちらにしても、これ買って損無し。peace...~
ガルバレク入門編
キースのヨーロピアンカルテットの代表作。キースのソロピアノをグループで演ったみたいな甘くロマンチックな音楽だ。アーシーでちょっと胡散臭いアメリカンカルテットとは、随分テーストが異なっている。良くも悪くも、それがキースというミュージシャンの幅なのだろう。
その米欧のカルテットをアウヘーベンしたのが例のスタンダーズだとするのは図式的に過ぎるだろうか?
それにしても、ここでのいま一人の主役はヤン・ガルバレク。このメロディックなサックスは、実はとても奥が深い。ヨーロピアン・カルテットでもライブでは激しい演奏を繰り広げているし、フリージャズ、現代音楽、民族音楽などさまざまな影響を受けている。現代的でかつ伝統的、地域的でかつグローバル、感情的でかつ知的、いまやECMを代表するアーティストの一人である。
このアルバムでの美しいサックスはガルバレクの魅力のほんの一部に過ぎない。私のお薦めはC.ヘイデン、E.ジスモンチと共演した「Folk Song」「Magico」、リーダーアルバムの「Legend of the Seven Dreams」「Twelve Moon」、ヒリヤード・アンサンブルとの「Offitium」などである。このアルバムをきっかけにして、ぜひガルバレクの多彩な魅力を楽しんでほしい。
ところで、この「マイソング」。「ケルン」もそうだったが、一時はよくスーパーマーケットや喫茶店で流れていた。ケニーGなみの扱いだが、キースはそれを喜んでいるのだろうか。キースのキャリアでは、チックの「リターン・ツウ・フォーエバー」に匹敵する作品かもしれない。好き嫌いは分かれるだろうけど、私は割と早い目に飽きてしまった。「Personal Mountain」や「Sunshine Song」といったライブの方がお気に入りです。
いいなあ、マイソング
このアルバム、たぶん、キースのマイソングというより、ヤン・ガルバレクのマイソングかもしれないわね。じつに、いいサックスなのよ。でもね、でもね、キースも、これ、すごいお気に入りなのよ。「マイソング」という楽曲、とあるキースお得意のインプロやった会場のアンコールでも、いきなり「マイソング」! いいなあ、マイソング。エルトン・ジョンのユアソングもいいけど。関係ないね、ごめん。
氷のサックス・魂のピアノ・・でもとてつもなく暖かい
このアルバムはキース・ジャレットの作品ではあるが、ヤン・ガルバレクの作品としても素晴らしい出来栄えだ。この人のソプラノ・サックスを僕は氷のサックスと例えたい。氷といっても冷たいのでなく、氷のように強く美しいのだ。最初にこの人の「ウィッチ・タイ・ト」のサックスを聴いた時の感動は今も忘れられない。ジャレットのピアノも全アルバムで一番暖かい気がする。忘れる事ができない、何度も何度もこれからも聴くであろう名盤。
いろいろジャズを聴いてみるまで小馬鹿にしていた、すいません。
キースジャレットは変なアーティストだ。その点、マイルスデイヴィスに近い。いろんなアプローチを(天才でない一般人のワタクシはそう思ってしまうのだが、おそらくキースにとっては区別のないことなのだろう)シームレスに軽々とこなしてしまい、かつ気難しげで、悲痛な演奏も行うが本質的にポジティヴで聴く人を明るくさせる。リリカルで透明感のある...というピアノのタッチの常套句はビルエヴァンスなどと同じように認識されがちだが、そういう根っこの所では全く正反対だと思う。だいたい、エヴァンスがピアノを弾きながらキイキイ叫ぶかっちゅうの!(最も、エヴァンスも大好きですけどね)
My Songはそういうキースジャレットの一つの本質をかなりわかりやすく伝えてくれるアルバムだと思う。最初聴いた時には「なんだこの、ケニーGみたいの」といいますか、やっぱ70年代のジャズはみんなフュージョンなんだな、なんて誤解していたわけです。(アコースティックです、念のため)それくらい、メロディは親しみやすく、聴きやすい演奏(が多い)。ただし、強引なアブストラクト展開(Mandalaなど)にもっていっちゃうやんちゃさがキースが天然の天才であることを思い出させてくれ、ケニーGみたいなメロディサックスのヤレなにがしがとても素直に吹いてくれているからそう思うだけで、裏でキース、かなり変なことをごく自然にやっている。なんか、こういうピアニストは他にいないよ!ねぇ、難しく考える必要は全くないが、ありふれたイージーリスニングとは次元の違う心地よさが味わえますよ。
暖かく澄み切った美に酔いしれる
キースの北欧カルテットは、ソロやアメリカン・カルテット、スタンダーズ・トリオとは、異質の、とても暖かい世界を作っています。これはキースの音楽性の広さだと思います。4のようにフォーク的な曲もありますが、1, 2は長調のテーマをソプラノサックスが始め、それを受けてピアノが展開していきます。美しく澄み切った感じがする世界ですが、キースのテンションはいつものように高いことが分かります。5は前衛的な曲。
