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アメリカのグロテスク史上重要な人物である、牧師の息子ヴィンセント・ファーニアは、スクリーミン・ジェイ・ホーキンスとマリリン・マンソンのミッシングリンク的な存在だった。アリス・クーパー同様、彼はポップの世界に病的気質とメイキャップを受け容れさせ、売れる曲と売れない曲を出しまくってきた。『Mascara & Monsters』はクーパーの70年代のシングルを機械的にたどるもので、おまけとしてB面の曲と1989年の「Poison」(メインストリームのヒットメーカー、あのデズモンド・チャイルドとの共作だ!)が収録されている。というわけで、このアルバムはベスト盤と名乗ってはいるが、そうは言いがたい内容だ。たとえばアルバム『Killer』からは最高の曲といってもいい「Dead Babies」ではなく「Under My Wheels」が収録されているほか、初期のアルバム2枚における最高のガレージロックは、明らかに無視されている。しかし「School's Out」「Elected」「No More Mr. Nice Guy」は、今このアルバムで聴いてもすごくいい。質はともかく、とりあえずシングルになった曲がいっぱい入っていればいいのであれば、このアルバムで十分だろう。(Bill Forman, Amazon.com)
