- [アーティスト]テレサ・テン
- カテゴリ:
- CD (73分)
- 発売元:
- ポリドール (1999/02/10)
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¥ 3,059 (税込)- 価格:
- ¥ 2,938 (税込)
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ディスク1
- 夜來香(イエライシィアン)(日本語ヴァージョン)
- ふたたびの
- 北国の春
- 津軽海峡冬景色
- 北の宿から
- 星影のワルツ
- 北の旅人
- 舟唄
- 命くれない
- 酒場にて
- 心凍らせて
- 想いで迷子
- 夢芝居
- 愛しき日々
- 花
- そっとおやすみ
- 何日君再來(ホヲリィチュインツァイライ)(日本語ヴァージョン)
- 川の流れのように
テレサの歌で聴く最高の日本語カバー曲集
既にCDで持っている曲が多いものの、私が調べた範囲では他のCDでは「花」と「川の流れのように」が入手困難なので、テレサが歌う両曲を聞きたくて本作を購入した。しかしながら、他のド演歌も含めてテレサの歌唱力に引き込まれて全曲すべてが私のお気に入りとなった。中の資料は歌詞と彼女の78年のサインの複写だけで、録音日時等のデータは全くないのだが、音質が良い。紡ぎ出す言葉の粒を手ですくえるような彼女の日本語の歌は日本人の感情をしっかり掴む。日本人歌手でも本作ほどの作品を残せる人は少ないだろう。日本語は彼女の母国語でないのに純日本歌謡曲で私の心がこれほど揺さぶられるとは。彼女は歌の天才である。
このようにド演歌も含めて彼女の歌に魅了されたが、最大のお薦めはやはり「花」と「川の流れのように」。嘉納昌吉の「花」はアジアの名曲だが、テレサはピアノとシンセサイザーを起用してこれ以上は望めない名唱を聞かせる。冒頭の霧を思わせるシンセの響きの中からテレサの歌とピアノが聞こえる瞬間。シンセの音がもたらす荘厳さ。終わりの1人二重唱。何れも素晴らしさに圧倒される。NHKのDVDでも「花」を聴けるが、一部を省いた短縮版で本作ほどの雄大さに欠ける。本作の「花」は5分を超すロング・バージョン。この曲で試みた冒険は彼女が生きていたなら歩んだだろうグローバル路線を窺わせており、返す返すも彼女の早すぎる死が惜しませる。「川の流れのように」の熱唱は歌詞の通りの彼女の人生に思いが及ぶ。本作のドラマを締めるのにこれほどぴったりの曲はない。ずばり名盤として私は本作を推奨する。
テレサで聴く名曲カヴァー
甘く微妙にゆらぐテレサの歌声がどこまで馴染みある名曲にマッチするのか、そんなことを考えながら聴くと面白い。「津軽海峡~」は彼女独特の抑揚が出て明るい冬景色。アクのある「舟唄」と「命くれない」はオリジナルの声が強烈なのか、可憐なものに変化。ニューミュージックと演歌の狭間をいく「心凍らせて」と「愛しき日々」は、高音も柔らかくまとめている。意外と違和感がなかったのは「北国の春」と「花」だが、この花のサビを聴いて、生きていたらチトセの歌もいけたんじゃないないかと思ってしまった。
