’98.12.28男達の別れ by フィッシュマンズ

  • [アーティスト]フィッシュマンズ
  • [その他]佐藤伸治

カテゴリ:
CD (130分)
発売元:
ポリドール (1999/09/29)
定価:
¥ 3,675 (税込)
価格:
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ディスク1

  1. Oh Slime
  2. ナイトクルージング
  3. なんてったの
  4. Thank You
  5. 幸せ者
  6. 頼りない天使
  7. ひこうき
  8. IN THE FLIGHT
  9. WALKING IN THE RHYTHM
  10. Smilin’ Days,Summer Holiday
  11. MELODY

ディスク2

  1. ゆらめき IN THE AIR
  2. いかれたBaby
  3. LONG SEASON ※〈HDCD〉
8,153 位
評価: 5.0

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ベースの柏原 譲の脱退に伴う『男達の別れ』ツアー最終日、98年12月28日の赤坂ブリッツでのライヴを記録した2枚組。翌年3月の佐藤伸治の突然の死によって、フィッシュマンズとして事実上最後のライヴとなった貴重な音源であり、内容も彼らの集大成にふさわしいすばらしいものになっている。
ミックスを駆使したライブ盤『8月の現状』と違い、ライヴをほぼそのまま収録した音ながら、完璧な演奏を聴かせる圧倒的な技量。特にDisc2<3>など、音だけでこれほど美しい世界を表出させる才覚には驚くばかり。帰らぬ無二の才能が惜しまれる。(麻路 稔)

2008
10/06
Mon

メロディ

80.0% (4 / 5)
[No.12] posted by もっさん

佐藤伸治は必要以上に神格化されてしまった。若くして夭折した、才能あるミュージシャンが祭り上げられてしまうのはある程度仕方のないことかも知れないが、これからフィッシュマンズを聴こうとする人がそういう先入観を持ってしまうことは不幸なことではないだろうか。フィッシュマンズの音楽とは、何人たりとも触れられないような現実離れした美しさを表現したものではなく、むしろ現実に寄り添う類のもので、だからこそリスナー達はあんなに心を揺さぶられたのではないだろうか。
ここに収められたライヴ音源は、感傷的な聴き方をせずとも、ただただ素晴らしい。音楽がマジックを呼んでいる。しかし曲間のMCからは、佐藤伸治が浮世離れした存在などではなく、普通の人間だという印象しか感じられない。
フィッシュマンズは素晴らしいバンドだった。最後のライヴは圧倒的なリアリティを伴った素晴らしいものだった。ただそれだけでいい。佐藤伸治もHONZIも居なくなったけれど、この音源が残ったことは幸福なことだと思う。

2008
06/25
Wed

ジャケットを見ただけで泣ける。

20.0% (1 / 5)
[No.11] posted by さんどいっち

佐藤のあの顔。ジャケットがやばい。
ゆらめきは神の領域に入っている。
泣ける。とにかく涙。最高の音楽。泣ける。

2005
11/13
Sun

快楽主義

36.4% (4 / 11)
[No.10] posted by elmaloalive

佐藤さんの作り出す音楽は僕を快楽の世界へ連れて行ってくれた。
一度しかライブには行くことができなかったけど、あの体感は
今でも忘れられない。柏原譲さんがバンドを去ろうと決まったのは
何かを悟ったからなのかもしれない。その後、佐藤さんが亡くなった。
快楽の世界と現実の世界をさまよい続けた結果生まれた音楽が後期の
作品からも良く分かる。このCDは買ってから一度だけ聞いて、その後は長いこと聞けなかった。

最近、フィッシュマンズが再結成することで再び盛り上がりはじめた彼らの浮遊音楽。またこのCDをよく聴きはじめてまたこの音楽に
酔う事ができる自分を嬉しく思う。

2005
05/30
Mon

日本最高峰

23.1% (3 / 13)
[No.9] posted by 池上真由

最近はベストも出て再評価されているfisgmans!再評価される理由は時代がようやく佐藤伸治に追いついたからだろう。ライブでのMCで「来年も再来年もライブをやるでしょう」この言葉がとても悲しいですね。

2005
03/05
Sat

タイトルなし

15.0% (3 / 20)
[No.8] posted by lionlionlion

この作品のレビューを書くのに随分と時間が掛かった。
どんな言葉で言いまわしても言い切る事ができないだろうと思っていたから。
ただただ何度も、この作品に身を任せた。
頭で理解しようとしても太刀打ちできなく、気付けば大きな波にのみ込まれてしまっている。
それは恐らく、幸福感と失望感が凄い力で混ざり合い、追い越し合い、ぶつかり合っている振動が、緩やかで激しい波を創っているのだと思う。
巷で溢れている音楽は殆んど、表なら表。裏なら裏しか表されていない。
しかしフィッシュマンズの音楽は表と裏で一つだと思う。
むしろそれが本来の形であるから。
ゆえにどんな状態でも、すんなりと体に浸透するのだ。

この作品の醍醐味はやはり『ロングシーズン』であるだろう。
はっきりいって、これは一つの物語だ。
映画や小説のようなもの。
この意見には賛否両論だろうが、村上春樹の『ノルウェイの森』の世界観に通ずるものがあると思う。
聴き終わっても、体の中に残っている音で余韻に浸れる。
ゆうに音楽を超えてます。

2005
03/01
Tue

Walk'in the Rithm

30.0% (3 / 10)
[No.7]

浮遊感漂う、心地よいダヴ。
自由を感じさせるヴォーカル(佐藤くん)のファルセット。
そして何よりも全ての歌詞が切なく、しかし幸せな気分にさせてくれる。
(ただし、ライヴ盤のため歌詞カードがついていません)
また、ライヴ盤なので同じ曲でもアレンジが変わっており、
違った表情をみせている。

本当に本当に素晴らしい一枚だと思います。

2004
11/20
Sat

fish

50.0% (6 / 12)
[No.6] posted by またたび200

時折聞いてると悲しくなってくるけどそれでも聞き続けます

2004
05/10
Mon

永遠に美しく

60.9% (14 / 23)
[No.5] posted by あん臓

フィッシュマンズを初めて聴いたのが、このアルバムでした。
イッパツで虜になり、その他の音源も聴くうちに、
この作品が聴けなくなっていました。

フィッシュマンズに飽きてしまったからとかじゃなくて、
愛してしまったからです。
心の底から愛してしまったので、
佐藤伸治さんの声を聴くだけで涙が出ます。

リアルタイムで見たこともないし、

出会ってからさほど期間も無いけど、好きで仕方が無いんです。

これからも、僕のようにフィッシュマンズを愛する人が
永遠に増え続けるでしょう。
音楽って、素晴らしい。

2003
04/09
Wed

時間に触れる。止めた。

55.6% (10 / 18)
[No.4] posted by taka0205

~ライブアルバムとして、ラスト音源として。色々な切り口で語ることができる音源。ただ、そのどこからこのアルバムを説明したとしても、何かうそっぽさというか、「そういうことがいいたいのではなくて...」としっくりしない後味を残してしまいそう。

僕はこのアルバムの中でも「LONG~~ SEASON」が好きだ。この曲を聴くと、東京にいる頃毎日通ったビル郡を思い出す。その景色が、一面オレンジに染まっていく様を。そしてその中を当時好きだった彼女と歩いてる。肩を並べて歩いたこともないのに。あるいは別れてしまった彼女が、僕を置いて走り出したりする。そんなとこに二人でいったこともないのに。

~~
彼らの音楽はいつも僕の心をあちこちに連れ出してしまう。そしてありえなかった人とありえなかった会話をさせて嬉しくさせたり、悲しくさせたり、切なくさせたり、優しくさせたりする。
甘く切ない世界は、彼らの音がやっと途切れたときには消えうせている。はっとして現実に気付く。目が覚めたように現状の立ち位置に戻るのだ。

~~
彼らはマジックを持っていたし、今も持っている
忘れてた時間のことにも、これからの時間のことにも、知らない時間のことにも。
彼らの音楽を聴けば、いつでも、どこまでも会える。~

2002
09/05
Thu

退屈な日常は退屈じゃない

71.4% (15 / 21)
[No.3] posted by OIOIO

このライヴが収録されたその時、その場所に僕はいなかった。そのことだけで、もう人生の半分を損したような気がする。なぜもっと早くこの音に気づかなかったんだろう。
最初の音が鳴り始めた瞬間に非日常的な世界を現出させる「ロングシーズン」は、しかしあくまで日常の光景の中で鳴らされる音だ。このことこそ、フィッシュマンズがこの時代の日本で唯一無二のバンドである(あった、ではない)ことの理由になる。彼らが何枚ものアルバムでやってきたことのすべてがここにある。ただよう毎日のそのわけを目を細めて見てみたら、こんな世界が現れてきただなんて。
日常と地続きの40分の旅を終えて、この世からすべての音が消え去ってしまったかのような10秒間の無音のあとに、曲が終わったことに気づいた。観客たちの拍手と歓声が聞こえる。この時代のこの日本に、こんなに確かなものが存在したということを、改めて気づかせてくれる瞬間だ。


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