- [アーティスト]ベルリン交響楽団
- [作曲]マーラー
- [指揮]ザンデルリンク(クルト)
- カテゴリ:
- CD (73分)
- 発売元:
- 徳間ジャパンコミュニケーションズ (1998/04/08)
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ディスク1
- 交響曲第10番嬰ヘ短調
第10の名演奏‥
マーラーの未完成のトルソー、第10はいろんな指揮者が興味を抱くらしく、初録音のモリスからレヴァインの刺激的な演奏、そしてラトルはデビュー作のボーンマス響と再録音のBPO‥何と2度もこの特異な作品を録音している!私は所詮、誰がマーラーのこの作品の資料をかき集めてまとめたとしても、本当にこの作品の実像を知り得たのは当のマーラーしかいない‥と昔から思っており、クックの偉業をもってしても考えは変わらないが、この作品に大反対したアルマ夫人が全曲の録音を聴いて感動し演奏の許可をした事は無視出来ない‥。たとえ推測に過ぎなくともマーラーの晩年の生に対する深い思いが聴く者に強く迫る!ザンデルリンクの演奏はこの録音の為に数年スコアを研究しただけあり、真摯で極めて手堅い取り組み方で派手さは皆無だが、マーラーの晩年の境地を良く引き出した素晴らしい名演奏‥。特に最終楽章の張り詰めた緊張感は感動的だ!ラトルなどはこの作品に余計な演出をして耳障りだが、ザンデルリンクは作品の本質まで迫る無駄な表現を極力省いたストイックな名演‥。今は亡きマーラー夫人も、これなら大満足だろう‥。
率直で誠実な演奏
未完成で後の世の人が補筆したので、色眼鏡で見る人も多い第10ですが、私は大好きです。
滑らかでオケがうまいラトル/BPO盤、指揮者のマーラーへの傾倒ぶりに圧倒されるインバル盤に比して、いささか不器用で無骨ですらあるザンデルリンク盤ですが、これがまたいい。特に第4楽章の率直にして直截な迫力が出色です。ザンデルリンクはいわゆるマーラー指揮者ではないのでしょうが、高く評価します。録音も素朴ながら迫力のあるオンマイクで、取り澄ましたオフマイクのラトル盤よりも良く録れています。
安価なのも嬉しい。
