ロックチームくるりの抱える苦悩
100.0% (1 / 1)
[No.19] posted by こおろぎ
くるりの音が幅を広げた傑作。キャッチーな打ち込み楽曲が増えたぶん、生々しさは薄れて多少の物足りなさも感じるが、前作のアナーキズムを補って余りあるねじれた感覚に陶酔してしまうアルバムだ。代表的シングルもしっかり3曲収録されて「NIKKI」と並ぶ聴きやすさを誇るが、「永遠」「C'mon C'mon」などインスト色の強い曲が深みを持たせている。
まず不思議なくるり流ラップ「TEAM ROCK」で幕を開ける。なんともオリジナルな展開がクセになる。そしてポップな「ワンダーフォーゲル」に「愛なき世界」、おかしなタイトルとはギャップのあるバラード「カレーの歌」や岸田の趣味爆発のロック「トレインロックフェスティバル」などカラフルに曲が並んでいる。そして最高傑作のひとつ「ばらの花」とラストの「リバー」には泣ける。本当にくるりは僕らの違和感を表現するのがうまい。心の奥のモヤモヤを晴らすのがうまい。
ここまでポップ感を打ち出しながら、この作品もくるりの試行錯誤の塊に思える。それは「図鑑」でくるりの理想に近い音楽を表現してしまったからではないだろうか。当時の摩擦のない純粋なくるりの音楽を作れたにもかかわらず、完全な理想にはあと一歩辿り着けなかった。そんな岸田繁の葛藤を1曲目「TEAM ROCK」から感じた。しかしその結果、新たな扉が開けくるりの存続を決定づけた作品になったように思う。
一貫した信念を掲げながら全てが異なる色を持つ作品を作り続けたくるり。この深みのある輝きを持つ青いアルバムは、くるりが起こした最もポップな革命である。
ばらの花が入ってればそれでよし。
25.0% (1 / 4)
[No.18] posted by masaoasis
くるりのアルバムの中では最も聴き込んだアルバム。
「ワンダーフォーゲル」、「ばらの花」が入ってるというだけで、かなりポイントが高い。小糠雨の降り注ぐ日に、ぼんやりと窓の外の景色を眺めながら「ばらの花」を聴いていると、かなり泣けてくる。詞がとても素晴らしい。「カントリーロード」にメロディーがそっくりな「カレーの歌」もお気に入りで、時おり口ずさみたくなる。
若々しく、青臭い感じがたまらない。
全体的にバランスがよく、繰り返し聴けるアルバムだと思う。
好き嫌い分かれそう
0.0% (0 / 5)
[No.17] posted by 伊藤園
最近くるりを知ったという人が聴くと『は?ラップ?テクノ?』と驚いて中には退いてしまう人もいるかもしれません。しかし私が星5つ付けた理由はこのロックとテクノの融合ではなくてそれ以前に純粋な音楽としての良さに付けただけです。『ワンダーフォーゲル』も『ばらの花』もメロディーありきの電子音だから聴いてて心地いいのだと思います。無機質な雰囲気を出すのに効果的だなぁと思いました。worldismineも多少 電子音が入った曲がありますがきっとこのアルバムで何かを掴んでその結果あのような作品になったのでしょう。
軌跡
90.0% (9 / 10)
[No.16] posted by コーチマン
プライマルスクリームやストーンローゼズのファーストのように、たった一度しか作る事の出来ない輝きのあるアルバム。
同じ人間が、同じ才能で作ったのに,これより上のクオリティーを持つ作品は生み出せてもこの輝きを出す事はもう出来ないであろう、たった1枚だけの特別なアルバム。
そういう作品がごく稀に生まれる事がある。
くるりの今作も、おそらく二度と生み出す事が出来ない何とも言えない輝きを持っていて,リリースされて何年か経った今でも時々聞き返したくなる。僕にとって大切な小さな宝物の一つである。
名盤です。
83.3% (5 / 6)
[No.15] posted by hybrid-rainbow
個人的にはC'mon C'monのテクノサウンド、カレーの歌のゆったりとしたメロディ、
そして詩もサビもすばらしいばらの花の3曲が好きです。
くるりの作品の中でも一番好きなアルバムです。
何かいろんなこと
40.0% (2 / 5)
[No.14] posted by anna-banana
心の中にあるいろんなことがじわじわ湧いてきて、何回も何回も聞いてしまいます。それなのに全然飽きない。とても素敵です。
傑作
44.4% (4 / 9)
[No.13] posted by astrogator
全体的にエレクトロニカの曲でまとまっており、前作とはまた違ったアルバム。くるりはどこまでもくるりで、やっぱりいいなぁ。
ワンダーフォーゲル、愛なき世界、ばらの花、リバーなどの傑作が多い。
壊せない壁はない
66.7% (6 / 9)
[No.12] posted by hirooo420
「さよならストレンジャー」、「図鑑」、「ファンデリア」と名盤をうち出し、その中でなんとなく確立されてきたくるり色を壊したアルバムだと思います。
京都のロックバンド独特の色をつくり、その色に固執することなく進化していくくるりにいい意味で裏切られました。
私の中で一番のお気に入りのくるりのアルバムです。
電子音とギターサウンドの融合。
50.0% (6 / 12)
[No.11] posted by Same Old Fears
全体的にセンスがいい。特に<2>「ワンダーフォーゲル」は、落ち着いたヴォーカル、心地よいギターサウンド、打ち込み、電子音が相まってとても気持ちよい音に仕上がっている。その他の曲もヴォーカル+電子音・打ち込み+ギターサウンドという公式は変わらず、安心して聴ける。日本語をちゃんと使ってて、しかもまじめに日本語で歌っている、という点もいいです。
ただ、<5><7>のような本格的なテクノ(っぽい作品)となると冗長さが目立つ。本格的な(というか普通の)テクノを聴いたあとでは少し退屈。テクノ好きな人が「おっ、テクノっぽいぞ」と思う分にはアリなんですが、ロックファンがこのアルバムでテクノに開眼するかというと、それはまずないかと。
ばらの花
66.7% (4 / 6)
[No.10]
正直、全体としてはバラバラで統一感はないと思う。だから一枚を通して聴くことはあまりないけれど、一曲一曲がすごく耳に残る。
くるりのこれ以降の曲を聴いてからこのアルバムを聴き直すと、また違った楽しみ方ができるんじゃないか、と思う。
個人的にはなんといってもばらの花。この曲には何度も泣かされかけた・・。