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空から少女が落ちてくる―! 少年パズーがその少女を助けたことで物語は幕を開ける。少女の名はシータ。空の海賊一味となぞの黒眼鏡の男達に追われていた。シータが持っていた「飛行石」の神秘的な輝きに導かれ、2人はやがて、天に浮かぶ伝説の城「ラピュタ」に足を踏み入れることになる…。
『未来少年コナン』や『ルパン3世カリオストロの城』など、「マンガ映画」と形容するにふさわしい、いきいきとした作品を手がけてきた宮崎駿が、またしてもその天性を発揮したのがこの作品。彼の作品にしばしば登場する「空を飛ぶ」というモチーフを物語の中心に据え、昔ながらの胸躍る冒険活劇に仕立てあげた。まっすぐで行動力あふれる少年、可憐(かれん)でしんの強い少女、一見怖そうだが愛すべき悪党たち、など宮崎アニメでおなじみの要素がほかにも盛りだくさんの娯楽作品だ。(安川正吾)
珠玉のアニメ映画
[No.224] posted by スコット
電光石火の早業で飛行船に侵入するドーラ一味。
空から降ってきたシータをしっかり抱きかかえるパズー。
早朝のトランペット。
悪者だけど全然憎めない海賊一味の登場と、
ダッフィ親方との爆笑ものの殴り合い。
宮崎アニメ最強ババアのドーラ船長執念の追撃。
ポムじいさんとのひととき。
シータを守るロボットの復活と強大な破壊力。
タイガーモス号に乗り組んでラピュタを目指す2人。
龍の巣での父さんとの出会い。
凧で不時着する2人。
優しい見回りロボットにとてつもない文明を持っていた古城。
ドーラ一味の救出とムスカに捕らえられるシータ。
軍の壊滅とシータを助けるために走り回るパズー。
滅びのことばとラピュタの崩壊。
離れていくラピュタを見つめる2人の目。
みんなと空中での再会。
もう今さら観なくても全てのセリフが思い出されて、
全てのシーンが瞼に浮かんできます。
初めて見たのは小学校のときですが、
30代になって小学校の息子を持つようになった今でも、
この映画は私を童心に返してくれます。
タイガーモス号出航時やラピュタに到着した時の音楽も大好きで
未だに口ずさめる病的なラピュタファンではありますが、
これだけ何十回も鑑賞した映画・アニメは他にありません。
分かりやすく清々しいストーリー。
緻密な世界観と魅力的な登場人物、数々の個性的な飛行艇や飛行船。
アニメの意義を1000%活かしたスピード感と臨場感。
今見ても非の打ち所のないアニメーション映画です。
この「天空の城ラピュタ」と「未来少年コナン」は(あと1stガンダムも)
私の中ではアニメの金字塔としてこれからも良さを認識していく事と思います。
最近の宮崎アニメにはいまいち魅力を感じない古い私ですが、
願わくばラピュタやコナンのような、中年から子どもまでテレビにかじり付き
世代を超えて「よかったね」と言い合えるアニメを作って欲しいと切に願います。
空に浮かぶ城。
[No.223] posted by 月に捧ぐオアシス
「あたしのわかいころにソックリだよ!」と言い放つドーラ。あの娘がママみたいに?と怪訝そうな息子たち・・
しかし、飛行船でパズーとシータが夜 見張りをするシーンでドーラの部屋の壁をみてみると・・・!
皆様気づきましたでしょうか?
わたしはもう爆笑してしまいました、こういう細部にまで配慮がなされておりこの作品は何度観てもおもしろいです。
余談ですが、1995年ゲームで一世を風靡したクロノトリガーの魔法王国ジールは、おもいっきりこのラピュタに影響されているとおもいます。
飛行石を追い求めるドーラが息子たちを差し置いてトンネルを駆け抜けていくシーンも大好きです。
面白かった
0.0% (0 / 3)
[No.222] posted by 住所不定
面白かった。
面白いか、面白くないかが重要。
おおみそかに、紅白の裏で、やってたら、こっち見るよ、普通に。
一番好き
66.7% (2 / 3)
[No.221] posted by ぶっち
男の人に見て欲しい。
パズーかなりかっこいいです。
前半はわけも分からず逃げ回ってて、
それはそれでテンポよくて面白い。
でもやっぱ、後半でしょ!
シータを置いてトボトボ帰ってきたところから、
話がすごい勢いで展開し始める。
「40秒で支度しな!」って、何度見てもシビれるね。
「みんな、子供だった」
0.0% (0 / 4)
[No.220] posted by ゲジゲジ虫
嵐の中、ラピュタに辿りつき、朦朧とした意識の中、少年と少女は目覚める。
少年は目覚め、立ち上がろうとする。
が、少女とロープで繋がっていることを忘れている。
慌てて、ロープを解こうとする。
が、もう眼前に拡がる空中庭園を見たい気持ちが、解こうとする気持ちに勝ってしまう。
少年は少女を抱えて石垣の淵まで駆けていく。
この一連の演出の為にそれまでの膨大なカットがあるのではないか???
と、言えるほどこのシーンの「胸躍る達成感」は言葉にならない。
あの時、まさに私は2人の気持ちになっていた。確実になっていた。
実は、この一連のシーンにはほとんどセリフはない。
心と連動した動作のみでほぼ9割は描ききっている。
その豊かな演出は、私の心にもかつてあった「童心」を湧きあがらせる。
かつて、ウォルト ディズニーが生きている人間に一つだけ言えることは
「みんな、子供だった」。 という、真実。
誰の心にもある「童心」。その無垢な心が2人の映像と重なる時、自分はパズーであり、
シータになる。
瞼を閉じて、思い出される印象的なシーンにはどれも、セリフがない。
シータと別れる以外に手がなく、自己嫌悪のなか、トボトボと帰るパズー。
急にパズーは走り出し、つまずき、怒りを心にしまう。
セリフは一切なく、自分の心がパズーと同調する。
観る者と、創る物、とが揃って初めてそのシーンが完成する。
しかも、観る者の心象によって一度見たものがその時々で違って見える。
意図的に鑑賞者が同調できるだけの「余白」をフィルムに残してあるのだ。
「普遍性のある作品」とは、こういう側面があるのだろう。
前作「ナウシカ」に「沈んだムード」が漂っているのに対して、今作はその反動なのかヤケに「陽気なムード」が漂っている。
以前、宮崎駿はナウシカについて「本当は劇場用作品として創りたくなかった」と述べている。
宮崎駿という人は基本的に劇場用長編作品は「エンターテイメントとして楽しい作品」を創りたいと、著書「折り返し点」でも述べている。
そういう意味では今作が最初の「宮崎駿の創りたい長編作品」と、いえるかもしれない。
「となりトトロ」も「魔女の宅急便」も「紅の豚」も、ちっとも「沈んだムード」はない。
どれもこれも「陽気なムード」に満ちている。
しかしその後、「陽気なムード」を通して形作られた「地球環境にやさしいジブリ映画」のイメージを宮崎駿は破壊する必要に駆られる。
「自然は美しいが、その反面凶暴でもある。ここで自然の問題をきちんと子供に伝える映画を創る必要がある」と「もののけ姫」の製作に着手する。
私は宮崎駿という人の魅力は「混沌」にあると思っている。
にしても、今作は「冒険活劇」として傑作であることに変わりはない。
ラピュタ
66.7% (2 / 3)
[No.219] posted by 三竹
見終わった後にラピュタを探しました!
これこそ映画とよべる作品ですね♪
雲の峰の向こうに
100.0% (12 / 12)
[No.218] posted by オービタル
小学校4年の夏休み、田舎のじっちゃんの家で従兄弟みんなでTVの前に集まって初めて観た。冒頭シーン、少女が暗い夜の海に落ちていった瞬間、皆が小さな叫び声を挙げた。「一体どうなっちゃうんだ?!」みんな少女の事を心配していた。オープニングシーンの後、少女のペンダントが光りゆっくりと落ちていった時、皆ホッと胸を撫で下ろした。と同時に、今まで味わった事の無い様な何か素敵な物語が始まったんだと思った。皆、パズーと同じ様にドキドキしていた。追いかけるオートモービルが線路の上を爆走し始めた瞬間、だれかが「すげぇ!!」と興奮して言った。シータ救出のシーンが終わった後、握り締めていたコブシを緩めてふと隣を見ると、同じように興奮している従兄弟がいた。お互い顔を見合わせて何かを確かめるように笑顔で頷いた。龍の巣の中で幻影を観た時の僕の鳥肌。そして、ラストシーン。離れていくラピュタを万感の想いで見つめ続ける二人の表情の中にすべてがある。この冒険活劇は、今は30になった僕をいつでもあの懐かしい少年の日々に帰してくれる。雲の峰の向こうに夢を見続けたあの暑い夏の日に。
夢のような現実のような
[No.217] posted by mikeexpo
それにしても、ジブリのDVDにはいずれもものすごい数のレビューが入っている。いかに多くの人に愛されているかの証左だろう。
本作も、ジブリならではの夢かうつつか判断のつかない摩訶不思議な世界が展開する。
虫の羽の動きのような動力源を持つ飛行機、巨大な大地をも空中に浮遊させる飛行石。これらが夢であれば、軍隊、復権を目指す独裁主義者、このあたりが悪しき現実か。
本作もまた、多くの人にこれからも愛される名作なのだろう。
男になりたい男の子と、男の子でありたい男へ。
85.7% (6 / 7)
[No.216] posted by はかゆしか
定期的に見直している作品の内の一本。
見るたびに、自分の中で眠りかけていた“少年”が目を覚まします。
初期ジブリの“プリンセス・エスコート・ストーリー”の中では
「カリオストロ」と双璧の珠玉の一本。
いつ見ても懐かしく、いつ見ても新しい。
個人的にはジブリはこの頃のようにワクワクする作品をもっと作って欲しいんだけどなぁ。
一番好きなのはティディス要塞でのシータ奪還シーン。(以下ネタバレです)
高速飛行するフラップターに逆さづりになったパズーの胸に、ためらわずに飛びつくシータ。
…この一文書いただけで涙が出てきました(馬鹿)。
危険極まりないやり方を、一度だけシータの名前を呼び合図もせず強行するパズー。
パズーの名前を呼び返し、一切の躊躇もなく炎渦巻く中へ飛び込むシータ。
もしかしたら単にご都合主義で、詳細描写をしていないだけのシーンかも知れないし、
二人のそんな動きはジブリ作品によくある動きかもしれない、ほんの数秒のシーン。
でも、いいんだ。
ものすごく、キュンとくる。
二人が、お互いと自分を信じている、ということが伝わってくる。
…少なくとも私には(笑)。
確かに人はたくさん死ぬ。
宮崎作品の映画としては突出してるかも?
その賛否両論はあるかもしれない。
それでも、みるべし。
少年少女よ、みるべし。
特に少年は必須だ。
少女は「魔女の宅急便」が必須だ(笑)。
この作品のテーマは「信念」。
自分の心の声を、聞け。
…多分、ムスカもそうしたんだろうな。
天空の覇者ムスカ!?
12.5% (1 / 8)
[No.215] posted by A.O
大人になってからじっくり鑑賞をした。以下感想を記す。残念な点は、まず、かなり人が死ぬ事だ。要塞や飛行戦艦で兵隊が一方的に殺戮されるが、残虐描写が無い分、死が軽く扱われている気がした。次に、ラピュタを掌握して増長したムスカ大佐が、大人げなくシータをぶっ飛ばす場面や、ドーラの三人息子のマザコン・ロリコンぶりに苦笑したが、人によっては不快に感じるだろう。しかし、それでも私がこの映画に魅力を感じた理由は、まず、主人公のパズーやシータが「ナウシカ的なスーパーヒーロー・ヒロイン」ではなく、地味で不遇な境遇にある事だ。次に、そんな彼らが一時は敵対した人々と協力して冒険飛行をし、悪の権力者と対決する、という明快かつドラマティックな物語で、気分転換に最適だからだ。「文明と自然」「科学技術と倫理」といったシリアスな内容もさり気なく含まれており、音楽も最高に良い。是非、観て欲しい。