某所の書き込みが参考になった
[No.341] posted by さとしぃ
某所の書き込みで興味を持ち映画を見ることにした。某所の書き込みとは、ポニョについて述べたものだったが、それに伴って千と千尋についても若干の言及があったので、視聴した。
さまざまな解釈がある、この話。
その諸所に神話のお約束があるらしい。
あちらの世界の食べ物を食べると同化するとか、帰るときに決して〜をしてはいけないとか。
神話を読み解けば、宮崎映画の奥に至るかもしれない。
「破壊的創造」
50.0% (3 / 6)
[No.340] posted by ゲジゲジ虫
【今作の2つの特徴】
1、『フリードローイングスタイル』
『フリードローイング』という、創作法がある。
特徴は「『帰納法』で創作しない。という事にある。
最初に「こんな作品にしよう」というをイメージを確定させて、その最終点に向けて、「全てが収束していく」創作法が『帰納法』である。
今作はその対極にある「創作法」だ。
作家は「出来上がった作品」を観て、初めて「こんな作品になったんだね」と分かる。
水(作品)を流し続けて、それが排水溝(最終点)に流れ込んでいくのが『帰納法』。(鑑賞後に生理的に爽快感がある反面、ひっかかりがなく「何かが残らない」のが特徴)
水(作品)を流し続けて、それがテーブルの上を広がり続けるのが『フリードローイング』である。(鑑賞後に、論理的に考えてつじつまの合わない箇所が発生しやすく爽快感がない反面、ひっかかりが「残る」のが特徴)
「もののけ姫」にその傾向は若干、散見されるが、それでも「もののけ姫」にはお話の展開法に「起承転結」に近いものがある。
今作は「宮崎駿の創作スタイル」がついに全面解禁されているようだ。
「もののけ姫」という、難物を創り上げ、その反動に近い「開放感」が今作にはある。
今作もまず「イメージボード」から作品を発想。
「面白い絵」を描くことに、まず専念。
明らかに「話の流れ」に比重を置かず、「映像重視」だ。
「映像博覧会」を繰り広げるのに、「ファンタジー」という枠が上手く機能している。
鈴木プロデューサー曰く、「今作の約半分は油屋を見せるシーン」に割かれているのである。
映画が始まって約1時間が舞台設定を見せる「起」のパートなのである。
この時点でいかに「骨法破壊」な作品か分かるというものだ。
今作がいかに宮崎駿にとって「実験的でスリルに満ちた作品か」が分かる。
2、『きっかけ映画』の方向性
今作のラストシーンにその狙いが一番、濃い。
あまりにも「余韻を残すまい」として、スパッと終わる。
古今東西いかなる「エンターテイメント作品」でも若干の「感動させてやろう」とか「泣かせてやろう」という作為がエンディングには垣間見える。
「余韻を創る」のだ。
「そんな居心地のいい作品世界を構築して、トトロみたいに年に何百回と親が子供に観せる現象が起きることは逆に「弊害」であり意味がない」という、宮崎駿の声が聞こえてきそうである。
そうではなく「この作品が子供達にとって現実の生活に「何かを発見する為のきっかけ」になることが好ましい」という主張がみえる。
カメラアングルも実に「客観的」に被写体を捉える。
アップショットよりもロングショットのほうが断然多い。
これも「作品への没入感」を軽減させるのに一役かっている。
この「きっかけ映画」のスタイルは今作以降の「ハウルの動く城」「崖の上のポニョ」にも貫かれているように見える。
そのある種の「カタルシス」や「感動」の「意図的な喪失」がオールドファンには「物足りなさ」に直結しているのだろう。
物語の中盤で
50.0% (2 / 4)
[No.339] posted by homu13
千尋が電車に乗って、海を渡るシーンが凄く好きですね。
物語の合間にふっと訪れる静けさ…
イマジネーションあふれる風景の描写と
素晴らしい音楽との相乗で泣きそうになりました。
ただ、電車に乗ってるだけなのに(笑)
そのシーンでは特に顕著だった気がしたんですが
物語の全体を通しても、千尋をやさしく見守る保護者の視点がずっと保たれていて
見ていて気持ちのいい作品です。ジブリアニメって良いな、と思いました。
ストーリーは微妙だが、評価できる点も多い
60.0% (3 / 5)
[No.338] posted by 翼くん
この映画には、確かにわかりにくいところがたくさんある。説明不足な点
やいまいち納得いかない点がかなりある。お母さんがあんなに冷たい感じな
のには意味があるのか、お金を払うつもりだった両親の行動は豚にされるほ
どの失態なのか、カオナシとは結局なんなのか、あの世界では人間というの
は結局どういう存在として扱われているのか、名前を覚えていることの意味
とは...。
メッセージ性もいまいち不明確な感じである。第一番目は女の子の成長な
のだと思うが、第二番目が環境問題であるのなら、もっとはっきり描いた方
がすっきりするのではないか。
しかし、近年の支離滅裂に思える宮崎映画の中では、この映画は個人的に
はかなり好きな方である。
そのよさの一つは、風景のきれいさで、特に、水面の風景の美しさにはす
ごいものがある。向こう岸の夜の街の光が水に映る様子や、電車が水面を走
っていく様子、月明かりの水面など、とてもきれいだと思う。また、龍が空
を飛ぶ動きもきれいだし爽快感があってかなりいいシーンである。
また、第二点目は、音楽である。音楽の質がかなり高く、感動的なものに
なっている。BGMを聞くだけでもよい気分になれる。
それから、物語全体の世界観も、かなり独自性があっておもしろい。この
映画で描かれている世界は、一般人にはなかなか簡単には思いつかない発想
を基に形成されており、新鮮な驚きがあった。水木しげるが独自の妖怪ワー
ルドを作ったのと似たような独自性があり、評価に値する。
そして、主人公のキャラクターが、やや淡白だが、ふつうにいるような女
の子の感じをよく表現しているのが個人的にはよかったと思う。
もともとストーリー&メッセージ重視の自分としては、多くの人と同じく
確かに不満はあるが、よい点がたくさんあったので、星は4つとした。もち
ろん、ストーリーは改善の余地が大きく、これがよければ、と悔やまれると
ころではある。
愛っていいなぁ。
20.0% (1 / 5)
[No.337] posted by amaterasulover
これは、子供に何回も見せられました。30回くらい?とても良い愛の物語ですよね。千尋と白の因果もいいいですね、子が神を助け、親を助ける不思議な愛の物語ですね。湯屋や電車など美術も好きです。電車は僕の好きな道後温泉の一灯路面電車に似ていて、ノスタルジーがありますね。道後温泉に行くときは、必ず乗ります。夏の夕暮れ時とかに乗るといいですよー。顔なしが皆に金をばら撒き、千にお金をあげようとして、千に断られるシーンや、それが偽の金であるというところは、日本を代表する映画監督、溝口健二の傑作、西鶴一代女から着想を得ていると思います。声を担当した一流俳優陣もいいですね。クモ爺の菅原文太、湯ばあばの夏木マリ、お母さんの沢口靖子、いやーほんと、いいです。子供と何度も見ましたが、そのたびに新しい発見があり、飽きませんでした。お母さんはあまりに千尋にさっぱりしすぎていて、継母なのではないか?とかね。まあこれは僕と子供の想像ですけど。(笑)いやぁ、ホントに日本アニメって凄いですね。今更言うのもなんですが、傑作ですよ。
次世代ディスクで期待
40.0% (2 / 5)
[No.336] posted by 家電好き
色が赤オレンジ色ですがまあいいとして…。所詮はDVD、解像度の甘さの方が気になりました。是非ブルーレイディスクで発売して欲しいですよね!期待!
ファンタジー要素もありながらリアルな面も強い良作
0.0% (0 / 4)
[No.335] posted by AZとは10人以上のユーザーの集合体とします
ジブリではよく主題となる少女の自立と成長と言う要素は今作も多く盛り込まれていますが、
「魔女の宅急便」や「耳を澄ませば」に比べると男の子でも感情移入出来る作品ですね。
全く違う異世界に行きながらも、そこで、自分で働いて暮らしていくと言う、
とても現実的な内容も混ざり合って、深いのに見やすい良作と言えるでしょう。
最初の方のシーンで、有名な部分なので言いますが 両親が豚になってしまう例のシーンは
大分シュールですね。
ハクは人気キャラですね。
私も当時、子供心にこんな優しくて頼りになる兄が欲しいとか思ったもんです。
まあさすがに、周囲の女性陣のハクへのベタ惚れはちょっとヒキましたけど。
大人が見ても、新しい地に行った時でも、
一生懸命暮らして行く千尋の姿には勇気つ”けられるでしょう。
主人公の千尋も元々転校を余儀なくされて、落ち込んでいた少女でしたけど、
たくましいですからね。
あと主題歌の「いつも何度でも」は本当にいい歌ですね。
宮崎駿の作品の中で一番好き
50.0% (2 / 4)
[No.334] posted by クリトリスの城
この映画のラストの飛行シーンよりも美しいシーンを、私は知らない。
まぁ言いたい事はわかる。没シナリオは凄い
5.9% (1 / 17)
[No.333] posted by ほげほげ隊員
いろいろ無銭飲食やらお風呂やらアルバイトやら不可解なルールやらミニバトルやら
古い電車も出てきますが、要するに中途半端に近代化された
ハイテクにもロートルにも理解の浅い愚民が威張って
新しい世代の芽を摘んでいるというストーリーです
余り面白くないといえば面白くないですけど、
長屋みたいなところで同僚?がかたまって就寝するシーンなどは哀愁を感じました。
パイプ渡りも過去の宮崎アニメで見たようなシーンではありますが使いどころが良。
実はこの映画、興行上の理由で制作が1年延び、3時間映画になるということで
没になったハヤオさんのシナリオ(あの何ちゃってワールドで最初は違和感を
感じながらもいろいろつまみ食いしてみて、でも最後は徹底拒否する、
というような感じ)が鈴木Pの異議を受け入れて妥協して現在のスタイルに
なったという経緯があり、その没シナリオだったら、伝えるメッセージは同等であれ、
非常にスリリングな展開になったのではと個人的には思います。そして
ガキどもは訳もわからず狂喜できた思うのですが。難しい事は大人になってから
理解して貰えば結構と思いますが、ただそこへの興味のケーブルはきっちり接続させて
あげるべきで、少し残念です。ですので☆4
幾重にも張られた仕掛けが見事
91.7% (11 / 12)
[No.332] posted by Deep Blue
他のレヴューアーの指摘の通り、映像が赤み掛かっており、商品としては、かなりのマイナス要素です(その意味で★3つ)。色々諸事情はあるのでしょうが、やはり改良版を出すべきです。内容は重層的構造で、かなり凝った作品です。上の解説「わがままで無気力、どこにでもいるような現代っ子の千尋は…」ですが、誰が言い出したのか知りませんが、作品は表現していませんよ。千尋に元気が無かったのは、「転校」するからです。プロローグとエピローグで千尋を登場させていますが、これは物語として一応体裁を整える為で、メインは「神さまの世界」で創造でしょう。宮崎監督は、人間の業や文明の罪をこれまで何度も取り扱っていますが、これは、彼に限った事ではなく、そんな映画は他に幾らでもあります。結局問題は、「語り口」だと思います。自然と共に生きてきたかつての人間は、常に神さま(死者)が身近だったのです。但し、作品全体を観通すと、後半失速したまま終えてしまうのが、ちょっと物足りない気がします。