ブラス!

  • [監督]マーク・ハーマン
  • [俳優]ユアン・マクレガー
  • [俳優]ピート・ポスルスウェイト
  • [俳優]タラ・フィッツジェラルド
  • [俳優]スティーヴン・トンプキンソン

カテゴリ:
DVD (108分)
発売元:
アミューズ・ビデオ (2007/05/25)
定価:
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炭鉱閉鎖に動揺を隠せない人々。みな生きる希望を失いかけていたが、彼らの心を1つにするものが、炭鉱夫の仲間たちで結成されたブラスバンド、「グリムリー・コリアリー・バンド」。カンパするお金もないから、バンドをやめると心に固く決めた男ふたり。しかし、女性が新しく入ったことで、その決意をいとも簡単にくつがえしてしまう男たち。
さまざまな生活模様のなかで、彼らの心の底を支えているのは常に音楽だ。どんなに辛い人生も、音楽によって人々の心が1つに団結していく。その姿がバンドの音色とともに心に響いてくる。新しい楽器が買えずに苦しみ、家族にも逃げられて、希望とやる気を失い大切な楽器をビリヤードの賭けにしてしまう男。登場する男たちは実に個性豊かで、愛すべき人間味にあふれている。(近藤鈴佳)

2008
08/21
Thu

炭坑労働者の意地ここにあり

[No.23] posted by えんぴつ

サッチャー政権下のエネルギー転換政策のもとで膨大なイギリスの炭鉱労働者が路頭に迷うことになった。閉坑反対のたたかいの中で或る炭坑で労働者の作るブラスバンドが様々な困難を抱えながらついに全国優勝するまでの物語。監督マーク・ハーマンの労働者への暖かいまなざしが観るものの心を熱くする。映画の中で彼らが演奏する2曲「ダニーボーイ」「威風堂々」が良かった。特にラストで演奏される「威風堂々」は炭坑労働者の誇りを歌い上げるかのようで胸に迫った。炭坑ものは他に「リトルダンサー」「フルモンティ」などあり、いづれも良かったが、やはり「ブラス!」が最高。

2008
06/14
Sat

土臭さに親しみが湧く

[No.22] posted by ほけんがかり

イギリス留学した際に劇中に出てくるようなレンガつくりの団地(?)
住まいの家庭にホームステイしていました。
その頃の経験を踏まえて改めて見てみるとイギリスの労働者階級の
生活がリアルに描かれていると思いました。

80年代?が設定ですが今なおもこの階級の人々の間に漂う空気がよく出ています。
希望格差社会の日本ではみんなが貪欲に「上」を目指して、結局満たされない気持ちを
抱えていますが、英国労働者階級はかつての封建社会を引きずっているのか、
自分たちの生活レベルを半ば諦めて享受しているというか・・・
日本人より謙虚な生き方をしています。あれ?謙虚さは日本人の美徳でしたっけ(^^;

そんな切なくて卑屈で、でも仲間たちとの楽しい時間に救われている、
そんな彼らのサクセスストーリーに元気をもらえます。

2007
04/24
Tue

スピーチの素晴らしさ

100.0% (8 / 8)
[No.21] posted by always_will

イギリスのかつての深刻な産業事情をあつかった映画には、本当に素晴らしいものが多い。
深刻な大事を見事なヒューマンドラマに描くだけではなく、音楽やダンスなどをうまく横軸にして
エンターテインメントとしても一級の佳作なものが少なくない。
その中でも本作は、炭坑閉鎖を扱った、本来重く暗いモノにならざるを得ないのに、それをまさに
堂々とした作品に仕上げている。
炭坑閉鎖もので多少なりとも音楽に関係するのが、我が国の最近作「フラガール」がある(こちらは
音楽と言うよりダンスだけど)が、人間も深堀り、音楽そのもの、そしてメッセージ性の点から格段
の違いがあると言えるだろう(但し、「フラガール」はその後の事実が、根っからの明るさを放って
楽しいけれど)。

音楽映画としても必見ではあるけど、メッセージ性に注目したい。
有名な最後の威風堂々で終わるシーンの前に、コンクールでの優勝スピーチをピート・ポスルスウェ
イトがする。この演説の素晴らしさをとにかくみて、聞いて頂きたい。
映画の中の演説の素晴らしさと言う意味では、セント・オブ・ウーマンの最後に、アル・パチーノが
行うものが最高だと思っていたけど、この映画の最後に見られるポスルスウェイトのスピーチは、だ
れもの心を打つ素晴らしいものです。
すばらしい音楽と心を打つストーリを楽しみながら、最後にこのスピーチと威風堂々で締めくくる本
作品を見終わったあとには、しばらく席を立つことが出来ないくらいの思いに浸ることが出来ると思
います。

2007
02/10
Sat

久しぶりに観ました

100.0% (2 / 2)
[No.20] posted by アマゾン三郎

公開当時、劇場で観て感動したのは覚えています。が、久しぶりに観て改めて感動してしまいました。最後の「威風堂々」で大成功!感動…っていう印象が大でしたが、フィルの生き様というか「彼中心と周りの関係」が印象大でした。
もちろん演奏もかっこいいですが(細かいことはわかりませんが)演奏はあくまでも演出に過ぎず、とても大事なことを教えてくれる数少ない良質な映画だと思います。

2006
11/26
Sun

(無題)

83.3% (5 / 6)
[No.19] posted by 兎に読む物語

この映画を単なる映画としか観ていないのだろうか。
様々な意見が飛び交う中時代背景をしっかりと組み込
み、それを知識の前提として観ている人は何人いるだ
ろうか。少ない。もっと多くてもいいはずなのに。比
較的にこの映画はサッチャー政権を批判するというテ
ーマを見出しやすい。ぜひ、時代背景を抑えてこの映
画をヒューマンドラマと痛烈な社会批判の二側面から
観てもらいたい。

もう一つ。劇中に演奏される曲の意味を見終わったあ
とでもいいから調べてもらいたい。ひとつひとつの曲
に意味がある事がわかるだろう。

時代背景を抑えた貴方がこの映画を観たとき、
クライマックスは胸の痛みを抑えきれないほど苦しくなるだろう。

2006
11/03
Fri

ブラスバンドの音よ、いつまでもこの街に響け

87.5% (7 / 8)
[No.18] posted by ロロ・トマシ

どん底の暮らしを強いられている労働者階級の苦悩を丁寧に描き、
サッチャリズムが招いた政治への風刺も込められた秀逸作。

派手なアクションも演出も無い。ヒーローやヒロインも出てこない。
登場するのは、炭鉱町の素朴な住民たちとバンドが奏でる美しい音楽だけ。
それなのに、人を惹きつける大きな力を持っている作品だ。
この大きな力の源は、二つの要素を妥協することなく丁寧に表現していることに他ならない。
一つは、生活が困窮している中、「明日をどう生き抜くかという現実」と「音楽を続けたいと
いう願望」の狭間に揺れるバンドメンバーの心の葛藤。もう一つは、物語のモデルとなった
グライムソープ・コリアリー・バンドの演奏の素晴らしさである。

こんなにもブラスバンドがイキイキとしたもので、心を豊かにしてくれるものだとは。
気持ちよく笑える、気持ちよく泣ける、そしてラストではダニーのスピーチにジワジワと
感動できる。登場人物みんなが素敵、この街が好き、そしてこんな気持ちになった。

“ブラスバンドの音よ、いつまでもこの街に響け!”

2005
12/17
Sat

ぼろは着てても心は錦

72.7% (8 / 11)
[No.17] posted by Fking

社会背景良し、俳優良し、音楽良し。

イギリスの炭鉱で働くおじさんたちのバンドが、それぞれ、生活苦を抱えながらも、
コンテストの優勝を目指して頑張る!というお話なのですが、
しみじみと、すごく良かったです。

ユアン・マクレガーのナチュラルさがいいです。
いい場面がたくさんあって、心にしみる映画でしたね。
ヒロインが最初に団員の中でソロをとる「アランフェス」、
アルバート・ホールの「ウィリアム・テル序曲」、
バスの中の「威風堂々」・・・。どれもカッコいい!

「陽のあたる教室」というR.ドレイファスのアメリカ音楽映画もありましたが、
この「Brass!」の方が格段にいいです。
イギリス映画らしい、
「ぼろは着てても心は錦」的な心意気が痛いほど伝わってきました。

2005
12/12
Mon

親子3代のファンです

83.3% (10 / 12)
[No.16] posted by たけのこ

何回見たかわかりません。
ラブストーリーもあり親子の絆もあり、もちろんブラスバンドのサクセスストーリーも、見所はたくさんありますが、やはりこの映画のテーマはラスト。
ビッグ・ベンの脇を、「威風堂々」を演奏しながらバスで故郷に帰っていくバンドのメンバー達のシーンです。
帰ればまた「失業者」の生活に戻ってしまう彼らが、誇り高く「威風堂々」を演奏するなんて、皮肉なようですが、ビッグ・ベンのような「大英帝国の栄光の象徴」だって、それを建築したのは、彼らのような労働者でしょう。
彼らは自分たちに誇りをもち、純粋に音楽を、イギリスを愛しているんですね。

イギリス映画には「失業者奮闘モノ」ともいえそうなジャンルがありますが、中でも最も愛情深く失業者を描いているのではないでしょうか。
ユアンとタラの若々しさ、イギリスらしいウィットのあるセリフが華を添えて、娯楽作品として純粋に楽しめるのもいいところ。(元ブラバン的は、イギリスのバンドってこんななんだ・・という楽しみもありました。)
今も販売しているかどうかわかりませんが・・サントラも良いです。

2004
07/04
Sun

経験者は得か損か?

26.3% (5 / 19)
[No.15] posted by 橋沢育郎

作品を見た後の感想は素直に感動した
素朴な人たちの心温まるヒューマンドラマ
エンディングロールで演奏される曲名が「威風堂々」なのも
うまいなーって感じ

しかし私もつたないながらブラスバンド経験者
演奏のシーンは結構アラが目立ったのが気になった
ユアンマクレガーの演奏するユーフォニウムの指の動きのデタラメさ

せめて吹かなくてもいいから指の動きだけでも正確にしてくれたら
星5個なのに・・・

ウィリアムテルでトランペットのソロ吹いてた人はホンモノ うまい!

2004
06/04
Fri

威風堂々

80.0% (8 / 10)
[No.14] posted by イドラ

パッケージの煽り文句にもありますが、誇りとは何か。生きるとは、何なのか。折り合いって何?
という感じです。威風堂々と胸を張って、誇りを持って、歩いてみたいものです。そういえば、日本語には矜持という言葉もありましたね。


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