傑作!
[No.80] posted by アンドロメダ下半身
初めてこれを見終えたあと、あまりの衝撃に動けませんでした。
当時の自分が考えていた妄想が映画になってるんですから・・・・
しかも、劇場アニメってこんなものだろうっていう軽い感じで見たものだから
よけいに衝撃を食らいました。
20年近くたった今見ても、まだ面白い。
ストーリーは知ってるのに、謎が少しづつ分かってくるので何回でも飽きずに
みれてしまう。
こんな映画なかなか出会えませんよ。
まさに押井ワールドです。
100.0% (1 / 1)
[No.79] posted by じゃんぴんウルフ
押井さんが、映画に神スタッフを連れていってしまって、テレビは大変でした。
それだけに今観ても素晴らしいです。しかしテーマは「夢からさめぬ夢」と
「さめたらどうすんの?」という、マンガやアニメ(うる星を含む)の時間に
対する破壊的なものでした。サ〇エさんやドラ〇もんやアン〇ンマンも毎日が
同じ1日の繰り返しって事。声優や視聴者。作者までも、どんどん歳を重ねても
キャラは普遍のまま。「生きてるって?何?虚像は成長しない事で存在価値を
維持する。でも現実に生きる人は成長しなければ存在価値を示すこともない。」
ラストシーンに向けてバクが世界を破壊していく。自分達が関わっている世界を
押井さんが壊す。高橋留美子さんの世界を亀に乗った竜宮城と比喩し現実の時間
にあたるを放り出す・・・。
私の知ってるところでは試写で高橋先生が激怒したそうです。(人づてですが)
その証拠に劇場用ポスターの書き下ろしが存在しません。(無邪気っぽいのは
ありますが、映画版では無くバクも違います)
当時のインタビューでも押井さんが語っていますが「メガネは自分の分身だ」と
表現したい事はメガネを通してしているそうです。
それゆえ原作にはメガネがいません。
結論。これは押井さんの世界観を反映させた作品であり。高橋先生の作品では
ありません。
押井さん色が気に入った方はパトレイバーや攻殻機動隊をどうぞ。
高橋先生らしい作品が観たい方はオンリーユー(1)と完結編をどうぞ。
どちらも素晴らしいクリエーターが作っています。
ビューティフル・ドリーマー
100.0% (1 / 1)
[No.78] posted by タダっち
うる星のファンなので、DVDを買ったのですが、前半の不気味でミステリアスな所で面白くなってきます。ラムと夢邪鬼の会話で、ラムが夢の話をする所は泣けます。あたるのハーレムの世界で、あたるがラムに対する気持ちが聞けます。一番印象に残るのは、最後の「責任とってね」と「ラム それは夢だよ それは夢だ」のシーンですね。最後のあたるとラムのやりとりも、うる星らしくて良かったです。主題歌「愛のブーメラン」もかなり良いです。見た後に、夢とはこういうものだと共感を持てました。まさにビューティフル・ドリーマー。
何年たっても色あせない
100.0% (1 / 1)
[No.77] posted by メトロ
この映画を初めて見たのは小学生くらいだったでしょうか。
はっきり言ってそれまでうる星やつらにあまり興味がなかったのですが、この映画だけは
別でした。
誰もいない町、深夜のチンドン屋、無限に続く風鈴、ループ…
どこか怖いような不思議な感覚と共にずっと心に残っていました。
あれから10年以上がたち、DVDで改めて見直しましたがやはり素晴らしい。
日常と非日常の混在。喧騒から一歩外に出てみれば、そこに存在する静寂。
まるで夏の夜のお祭りのよう。
音楽の素晴しさもあり、独特の世界感を持った作品になっています。
何年たってから見ても面白い作品だと思います。
子供が理解できないアニメ
50.0% (9 / 18)
[No.76] posted by かなり悪いオヤジ
おそらくアニメーションに哲学的なテーマを持ち込んだ魁的な作品だと思う。はじめてこの映画をみた時は「こんなの子供にわかるわけないじゃん」といのが第一印象だったのを覚えている。押井守がスタッフを無理やり引き抜いて強引に作りあげた本作品は、あまりにも原作のイメージと異なるため、原作者の高橋留美子が激怒したという話は有名だ。
夢と現実の境界をあいまいにして、人間の存在や時間といったテーマを浮かびあがらせる手法は、デビット・リンチなどの現代映画にも相通じるものがある。永遠に文化祭前日が繰り返されるという非現実的な世界を目の当たりにして、メガネがニーチェのような哲学的思考をめぐらすシーンは印象的だ。
夢の中でしか自らの願望を実現できないとわかっていながら、あたるはなぜか現実に戻りたがる。そこには文化祭前日のようなワクワク感もなく、ひたすら死へと向かっていく退屈な日常しか存在しない現実へなぜ戻りたがるのか?夢邪鬼の究極の質問に対して答えに窮したあたる(押井守)は、<愛>などという幻想にすがるしかなかったのである。
みんなカメに乗ったら
92.9% (13 / 14)
[No.75] posted by お米マーク
作品の中で何回も繰り返される、画面の外の僕たちには非日常的な登場キャラの日常。その繰り返しの日常に疑問を持ったキャラクターがまだ疑問を持っていないキャラクターに対し、その繰り返しを比喩してこんなようなことを言います。「もし竜宮城に行ったのが浦島太郎だけでなく村人全員だったら、帰ってきたときに人々は時がたったことを感じられるのだろうか。」この物語は全編このテーマで語られます。
人間「このまま時が止まってしまえばいいのに」と考えるときが誰にでもあると思います。このまま学生でいたいとか、日曜が終わって欲しくないとか。
この映画は登場人物は非日常的な集まりですが、その願望が実現されたらどうするかとか、どう思うかとか自分に当てはめてみたらどうなるのかを考えさせられます。映画が終わるまでの2時間弱、そのどうすんのを考え続けるのがまた心地いいのです。登場人物はすごく考えているのか何も考えていないのか、独自の考えを魅力的に発揮します。その結論の出し方にこれまた心地よさを受けます。
見る人によって結論の出し方はたぶん十人十色。でもどんな結論を出しても、この映画を見たら非常に快感を受けること間違い無しです。
高橋留美子と押井守という二つの巨大な才能が融合した伝説的な傑作
76.0% (19 / 25)
[No.74] posted by kaoru
夢をモチーフに自分の存在に疑問を投げかける…
ギャグがベースの原作に難解な哲学的テーマを持ち込み
不条理な世界を美しい論理性で描いた高い完成度
公開当時は異端と言われ、様々な批判もあった曰くつきの問題作だが
その衝撃はアニメ界のみならず実写映画、文学界にまで波紋を広げ
そして、遠くハリウッドにまでリスペクトは繰り返される事になる
以後のアニメにも重大な影響を与え続け
昨今、人気のある「エヴァンゲリオン」や「涼宮ハルヒ」も源流を辿れば
このビューティフルドリーマーに行き着く事になる
だが、映画としての完成度でビューティフルドリーマーを越える作品は遂に現れず
公開から20年以上も経った今、逆に特異な程の輝きを放つ
また、押井守の難解な作家性が高橋留美子の魅力的なキャラ達により見事にエンターティメントとして
ギリギリの面で成立してる事も興味深い
(押井守がうる星以後、その難解さ故にしばらくの間、一般受けする作品に縁が無かった事を考えると)
もっとも、ビューティフルドリーマーの亜流作品が出尽くした感のある昨今
若い世代がこの作品を観て当時のような衝撃を味わえるかは果たして疑問だが
原典に触れる事で他の多くの亜流作品からは感じられなかった新鮮な何かを
感じる事が出来るかもしれない
まさに、時間と空間を越えてビューティフルドリーマーは重要な何かを問いかけるだろう
我が青春の一ページ
93.1% (27 / 29)
[No.73] posted by ちびりん と 踊ろう♪
中学二年の時だろうか?
後追いで映画の絵を使った漫画でこの作品を知る。
読み終わった後になんとも言えないジーンとした感覚が残り
母に「なんだか不思議な漫画だよ」と言った覚えがある
後にビデオで映画を観たけども一緒の感覚だった
夢から覚めては現実との闘いに戻る
「それは夢だよ、ラム」
最後のあたるの台詞が妙に感動を誘う
映画を一個の作品として見るならば本作は一つの芸術だと思う
物語前半こそ本作品の味
76.2% (16 / 21)
[No.72] posted by ボクソン
↓は押井監督のアニメ作品によく見られる構図である。
1.普段と何ら変わらぬ日常が描かれる
↓
2.実は重大な異変が水面下で起こっている
↓
3.登場人物の誰か(大抵脇役)がそれに気付く
↓
4.皆でそれに立ち向かう
↓
5.事件の判明
↓
6.事件の解決
これらのうちで、最も盛り上がるのは2〜3である(私としては)。本作品もそのあたりが最高に面白い。絶妙な不気味さ、不可解さがある。
こういうパラレルワールドは、うる星キャラがあう
37.9% (11 / 29)
[No.71] posted by 玲
お馴染みのメンバー達と一緒に泊まり込みして昼夜を共に過ごした時に見られる様なキャラ達の普段見られない一面と共に、
まるで夢を見てる様な世界と、いつもと違う友引町と、謎解きと人を絶妙に描き出した作品。
そこに広がるのは、日中の夏空に照らされるの荒廃とした友引町と、静まり返った深夜に近い深みのある夜の世界。
そこに一貫して、現実的でない世界を貫いた事により、自分も夢を見ている様な気分になってくる。
そしてそこに、
メガネの長々と続く蘊蓄な台詞。サクラや面堂の謎解き、いつもと変わらない竜之介の父、遊び回っているラムやあたる等を絶妙に配置し、
説明的なシーン&台詞をほとんど省き、見る者に考えさせたりパラレル感を感じさせている。
一度見て良く分からなければ、再度見ると深みが増すはず。
劇中に説明的なシーンがほとんど無い事により、見れば見る程に深みが増すスルメの様な味わい深さを感じてくる。
まるでずっと夢の世界、そういう意味でも作品に引き込まれて行く。背景の色使いも絶妙。
ここが押井守の上手さか。
特にこういうパラレルなトンデモ世界を描く場合は、うる星のキャラは見事にハマる。
メガネやサクラを始め脇を固める名キャラがホントに揃っている。それを上手く各所に配置し引き出している。
監督はそこも見抜いてたんだと思う。うる星の映画の中では一番好き。
ちなみにBGMも名曲が多い。