捜してみれば案外近くにいるかも
100.0% (5 / 5)
[No.8] posted by ryouka1197
迷い猫(グリグリ)を探しているうちに、なぜ自分には恋人がいないんだろうと
考え始めるメーク・アップ・アーティストのクロエが主人公。
クロエは慢性的冴えないオーラを放っているがあまり自覚がない。
このことは映画を観る側にはすぐに感じ取れて、
(もとはそう悪くはないんだから、もうちょっと)という感覚にとらわれる。
そのマイナスオーラをゲイの同居人ミシェルが代弁してくれるが、
不慣れなスカート、方向を失った感覚が、
孤独なおばあちゃん達、ナンパ男、レズ、ちょっとカンベンしてキャラのジャメルなどを
引き寄せてしまう。仕事場でもセンスのないコーディネーターに一方的に負けてしまうクロエ。
クロエが(身近なところで妥協すれば案外・・・)という発想をもったり、
みっともないけれど恋人募集の広告を出して、今の恋人を見つけたんだと
話す美人モデルに会ったりなど、この映画は幸せをつかんだ人(幸せそうに見える人)が
どうやってそれを手に入れたかがすぐ隣に感じられて共感できます。
全体に可愛いので、特に若い女性にお勧めします。
監督を探せ!
83.3% (5 / 6)
[No.7] posted by fetiche
監督セドリック・クラピッシュは、全ての作品に本人がチョイ役で出演していて、それがまた静かな笑いを誘います。髪の毛がちょっと少なく不精髭の方を見つけたらそれが監督です。
本当に全ての作品に、お見事と言わんばかりの小業が利いているので何度見ても飽きないですが、特にこの作品には心を奪われてしまいます。
パリの日常・現実
100.0% (7 / 7)
[No.6] posted by blois
何回見ても飽きない映画。
何気ない日常をコミカルに、魅力的に描くことでは右に出るもののいないクラピッシュ監督。
今までのフランス映画に持っていた「アンニュイ→眠くなる」のイメージを見事に打ち破ってくれた作品。
ユーモアの点では、どこの国の作品よりピカイチだと思う。
主人公って誰だっけ?と思うほど、出てくる登場人物全員が強烈な個性を持っている。
監督はユーモアのツボをよく心得ている。
何気ない会話なんだけど笑える・・というシーンが盛りだくさん!しかも音楽も雰囲気もクール。
主人公は猫を探す課程で、なかなかうまくいかない恋愛や仕事に直面していく。
あまりにも身近なシチュエーションに、ぐっと感情移入してしまう。
恋愛で傷つくことを恐れるあまり、ゲイと生活する主人公。
しかしそのルームメイトにもしっかり恋人がいて、さらに孤独を感じざるをえない。
何もかも思うようにいかない、そんな渦中にある時のもやもやとした気持ち・・・をラストシーンで爽やかに、そして胸が熱くなるような結末で締めくくってくれる。
パリでの生活を考えている人も、この映画はかなり参考になるのでは?
ちなみに、サントラも最高!
サントラも絶対買いです!
100.0% (9 / 9)
[No.5] posted by chii-chii
フランス(特にパリ)に対して、オシャレなイメージを抱きがちな
私たちですが、この映画に出てくる人はみんな地味で濃いキャラクター。パリの町並みも、きらびやかな夜景やオシャレなカフェなどは一切なく、古さと新しさが入り混じった下町の風景が淡々と映し出されています。
ヒロインの女の子、やせっぽちで顔色が悪くて、仕事も恋愛も行き詰って・・・なんだか自分に重ねてしまう人多そうです・・。
行方不明になった猫を探す主人公が、いろいろな壁にぶつかりながら自分探しをして、最後はハッピーエンド。観終わったあとはすがすがしい気持ちにさせてくれるそんな映画です。
11区の雰囲気が・・・。
24.4% (10 / 41)
[No.4] posted by 魚住桜子
パリの下町11区に住むメイクアップ・アーティストのクロエは、バカンスの間、飼い猫のグリグリを近所の老婦人ルネに預ける。しかし帰ってくると猫は行方不明に。近所の老婦人連中や同居人のホモのミシェル、彼女に密かに恋心をよせるおとぼけ青年ジャメルや、はたまた動物愛護協会のメンバーも手伝って、四方八方尽くすが猫はなかなか見つからない。近所の人とのふれあいを通して、クロエの猫探しはいつか自分探しと重なっていくのだった・・・。
なかなか楽しめるコメディー。いかにもパリの下町のぽい風景や、ちょっと外した感のある音楽も。実は私事なんですが、3年間のパリ生活で引越し歴10回。大の引越しマニアで、その引越し歴の中でもこの地区はマレやモントルグゥイユ地区を抜いて断トツの1位。適度に下町で適度に若さがあって、古いものと新しいものが入り混じった魅力溢れる地区です。
私が住んでいたのはアリーグル通りというパリで一番安い市場が並ぶ通りで、劇中にも一度登場します。そして友人がケレール通りに住んでいたこともあって、ここはしょっちゅう行っていたんですが、この通りがこの映画のメインの舞台。凄くシックといわれるモロッコ料理屋さんや新しい(東京感覚の)ブティックだとか、変なマンガ屋さんとか、マニアックなレコード屋さんが並んでいた。(2000年末迄は)そして、この映画で一躍有名になった「ポーズ・カフェ」はこの通りから、ちょっと行った所にあります。ここは、結構有名人もくるらしくジャン・ユーグ・アングラート、目撃説多々あり。テラスが気持ちよく、日曜のランチやちょっとした食前酒にもうってつけのカフェです。このシャロンヌ通りは結構可愛いお店が並んでいるので、ウィンドーショッピングのついでに、このカフェでお茶するのもいいかも?
待ってました、DVD☆
75.0% (3 / 4)
[No.3] posted by Lapin
パリ11区・バスティーユ界隈。
下町の古い建物と、建設中の近代的なビルたちが混在する街。
昔かたぎの個性あふれる住人たちと、「おしゃれ」に敏感な若者たち。
そんな風景に合わせるかのように、クラシックからロック、サルサまで、
様々な年代・ジャンルの音楽が流れてくる。
ヴァカンス後にいなくなった、
かわいい、かわいい愛猫を探す女の子を通して描かれる「素顔の」パリ。
ひょっとしたら日本のどこかの街でもみられるような、
日常の些細なやり取りにユーモアが感じられる。
特に映画の中でもかなりの個性を放つマダム・ルネは最高!
個人的には、女の子が塔の上から愛猫の名前を叫ぶシーンが印象的。
待ってました、DVD☆
76.9% (10 / 13)
[No.2] posted by Lapin
パリ11区・バスティーユ界隈。
下町の古い建物と、建設中の近代的なビルたちが混在する街。
昔かたぎの個性あふれる住人たちと、「おしゃれ」に敏感な若者たち。
そんな風景に合わせるかのように、クラシックからロック、サルサまで、
様々な年代・ジャンルの音楽が流れてくる。
ヴァカンス後にいなくなった、
かわいい、かわいい愛猫を探す女の子を通して描かれる「素顔の」パリ。
ひょっとしたら日本のどこかの街でもみられるような、
日常の些細なやり取りにユーモアが感じられる。
特に映画の中でもかなりの個性を放つマダム・ルネは最高!
個人的には、女の子が塔の上から愛猫の名前を叫ぶシーンが印象的。
パリを再発見
90.0% (18 / 20)
[No.1] posted by rayonvert
この映画は、パリという都市が連想させる華やかさ、「恋愛至上主義」のフランス人・・・といったイメージを、軽やかに裏切ってくれた。
主人公の女の子は、ずっと恋人がいない。バカンスも一人で出かけるし、メイクアップアーティストの仕事も好調ではない。住んでいる街もアパルトマンも、ちっともおしゃれでも綺麗でもない。いなくなった猫探しに協力してくれるのは、近所のおばあちゃんたち。みんななんだか冴えない「パリジェンヌ」たちだ。
そんな彼女たちの間にほんのりと友情が芽生えていく過程や、なんだかあっけない失恋、新しい恋とのめぐりあいなどが、静かに優しく描かれている。
観終えて少し幸せになれるような、素敵な映画です。