- [俳優]ヴェロニカ・ジルコヴァー
- [俳優]ヤン・ハルトゥル
- [俳優]ヤン・シュヴァンクマイエル
- カテゴリ:
- DVD (132分)
- 発売元:
- アップリンク (2002/10/25)
- 定価:
¥ 5,880 (税込)- 在庫状況:
- 在庫なし
ユーズド商品:¥ 4,270 より
私は木が好きである。
木の赤子である。食欲旺盛な木の赤子である。
木の赤子が様々なものを食う話。
ただそれだけである。
救いようが無いのである。
だから、おもしろいのである。
私は木が好きである。
ゆえに、最高におもしろいのである。
作者が何を伝えたいか、何を表現したいか、そんなものは要らない。
ただ、未知の絵だけを見せてくれれば良いのだ。
ストーリーなど糞喰らえである。未知の映像さえ続いてくれればそれで良いのだ。
素晴らしい作品である。
名作です
ホームドラマ系のつくりででも赤ん坊は木の幹の化け物(この子が人形アニメ)。この赤ん坊が赤肉とかもう兎に角大食で巨大化。飼い猫さらには郵便配達まで食べちゃう始末。子の殺人(というか食人)をかばい隠す両親。母はどんどんやつれて家庭崩壊、恐ろしく哀れな結末へ。この生活を妊娠出産子育て期まで覗き見続けた主演の近所の子も本当にうまくて不気味にぴったり(変な顔だし。失礼)"
母親達に観せたい。
自分が常日頃世の「母親」という存在に対して抱いていた漠然とした不安を、
本作品は見事に具現化して見せてくれたという思いだ。
母親の「愛情」というより母親の「エゴ」を映像化した作品というべき。
かなり痛烈なので憤慨する母親もいるかもしれない……でも、
実際大概の母親は根っこにこういう価値観があるだろう。
罪のない人間を何人も食い殺してるというのに、母親であるホラーク夫人は息子溺愛。
「社会の損失じゃないわ」とまで言ってのける。
興味深いのは、
オテサーネク=化け物(子)を何度も殺そうとする夫を、
夫人は「私達の子よ」「ひどい」と言って泣いて命がけで止めるわけだが、
結局その「母」もその「我が子」に食い殺されるという点。その辺が意味深でなかなかイイ。
是非世界中の女性・母親達に観て貰いたい。
ただしグロシーンがきっついので、その辺考慮して☆4つ。
他のに比べたら…
映画館でも観ましたが、シュヴァンクマイエルの他の作品に比べて冴えがなかったような気が…。
シュヴァンクマイエル作品には、話が始まるとどんどん引き込まれていくものが多いが、この作品にはそういう感じがなかった。
CGは使わない方がいいかもと思った。
でもやっぱりシュールぶりや毒々しさはピカイチです!
あいかわらずシュールな映像である。
これはチェコの寓話をベースにしてる作品らしい。
子供が欲しくてしかたがない夫婦。偶然見つけた切り株が、人の形に類似ということで彼らはそれを自分たちの子のように育てる。
切り株に命が宿り、大きく成長していく。切り株はすべての生き物をたいらげてしまう。
その寓話にシュワンクマイエルが描きだす現代の不妊カップルのストーリーがかぶさって来る。
映像の最初からこの不妊カップルがいかに子供がほしいかが描かれてる。特に妻のオブセッションの仕方はものすごい。
産婦人科で妻の診察を待つ、旦那がみる映像もなかなか面白いものがあった。
後に、旦那が庭の木をきっていたときに見つけた切り株は人の形によくにていた。妻に冗談のつもりでもちかえったその切り株をわたすのだが、
本当の子供をあやすようにして妻のほうはその切り株を育てはじめる。ここから彼女のとその周りの人たちの悲劇ははじまる。
胎児が描かれるものはちょっと気色が悪いものが多い。
デビットリンチのイレイザーヘッドもチキンが動いたりするシーンとあのセントラルヒーティング?かなにかのスチームの音だけが妙に耳に残った。ポランスキーが描いたローズマリーの赤ちゃんも気味がわるい映画だった。
ヤンシュワンクマイエルの奥さんevaが描くアニメーションが映像の後半につかわれている。チェコの寓話の挿入はどこまでが現実でどこまでが妄想だったのかという部分をより一層その境界を一見あいまいにしてるようだ。
だが、現実と虚構は上下で表されていた。
上から下を撮影したシーンは虚構。
でも下から上にむかうカメラアングルのときは
現実にもどるときだった。
昔みたガープの世界も
上に飛び上がるシーンと下におちていく
シーンで上手に生死をわけていたっけ。
映画オテサーネクではキャベツの苗をうえる
管理人。この現実のシーンが一番こわかった。
あと階段のシーン。これは彼が得意としてるシーンの一つかも。とにかくおもしろかった
僕は合わなかったなぁ
ストーリーは難解だと思う。少なくとも僕には解らなかった。人が消えたのに動こうとしない警察や、無関心な医者なんかを観て、これは社会批判を言いたいのかなぁと思いました。でもまぁ、シュヴァンクマイエル作品って基本的に難しいですからね。
また、全体的に安っぽいんですよね。特に役所のおばちゃん襲うときのでっかくなった木の赤ちゃんなんていかにも着ぐるみっぽいし、BGMもほとんどないから僕は退屈してしまった。これじゃあ「B級モンスター映画」と呼ばれても言い返せないかなぁ。
でも、やっぱりシュヴァンクマイエル!!彼にかかれば食べ物ですら気持ち悪いです。
ビックリした~!?
DVDのパッケージが、かわいかったので気になっていましたが値段が高くて買えませんでした。そんな時、中古DVD屋で1700円で売っていて買ったらビックリ、これはすごいですね。
チェコの民話を題材にしているようですがおもしろい。でも、木の赤ちゃんの声が不気味で動きも怖かった。
でも、これを買おうか迷っている人は買いの一本です。
ただ、赤ちゃんが生まれるまでちょっと退屈です。
((((;゚Д゚)))ガクガクブルブル
私がはじめて観たヤン・シュヴァンクマイエル監督の作品は、この『オテサーネク』である。DVDのジャケットが気になって観てみたのだが、大当たりであった。描写の一つ一つが怖いし、グロイし、不気味。ヤン監督でなければ撮れない作品である。近年のCG技術の進歩はめまぐるしいが、彼はCGでは表現できないモノを映像化している。オティークの動きは勿論のこと、ロリコン老人のファスナーや食卓にあるスープなど、この作品のアニメーションを観ていると、なぁ~んか異なる世界に無理矢理引き吊り込まれた感覚になる。
不妊によりノイローゼ気味の母親、精神的に追い込まれて暴力的になる父親、オティークのためなら何を犠牲にしてもよいと考える少女・・・。非現実的な物語であるにもかかわらず、この作品に込められたメッセージは超現実的である。さすがシュールな作風が身上のヤン監督である。内容のわりに時間は長いが、この作品の持つ独自の世界観はとても面白い。ホラーやアニメが好きな方、普通でない映画が見たい方はこの作品に挑戦していただきたい。
最後に、・・・ジャケットの女の子は可愛くない。それがこの作品の恐ろしさを一層引き立てている。
チェコ人って・・・
初めて観たシュヴァンクマイエル作品。
民話を元にした残酷劇としては案外普通だなという感想を持ち、
短編含めた32作品見倒した後では、
やはりシュヴァンクマイエル作品にしては直接的で、
他作品に比べると、そういった意味での毒が薄い作品のような気がしました。
ポスターに写っていた女の子が、実は「美少女」ではなく、
だいぶ良い角度で撮られていたのだと判って騙された気分になった・・・というのは置いておいて。
(エロジジイへの報復?は堂に入ってて感心したので、好いキャラクターだとは思います)
既存の物語(神話、童話、童謡等々)をなぞり直すというシチュエーションは好きですし。
色々な「食べる」シーンはグロテスク。
両親が最後の一瞬に見せた・聞かせたそれぞれの行動が、
それまで「夫」と「母」だった言動と打って変わって、
片や「父」・片や「妻」だったのが、大変胸を打ったのですが・・・。
どうも、肝心のオティークの特異さが直接的過ぎたような。
口から虫の1匹くらい這い出させるくらいの生理的な毒気があっても良かった気がしました。
浦沢直樹氏の漫画『MONSTER』の、
「名前のない怪物」の童話が好きな方には楽しめると思います。
「名前のない怪物」を作ったのもチェコの人という設定でしたし、
・・・チェコってこんな人ばかりなのだろうかと思ってしまったりもしました。
なお、妊娠中の方、あるいは「子宝」「不妊」という単語に
少なからず過敏に反応してしまう方には、
精神衛生上大変問題があると思いますので、激しくオススメできません。
観る者の神経を逆撫でするのがこの監督の得意技!
チェコの民話を元に作られた作品ですが、題材の民話自体がかなりブラックな上に、
ヤン・シュヴァンクマイエル監督の手にかかるといつもながらの不気味な作品に仕上がっています。
喰われた猫や人間の残骸がグロテスクです。
この監督の手にかかると、なんでもないことまで不気味になるので不思議です(^_^;。
スープを皿に入れるのが不気味、ジャガイモの皮を剥くのが不気味、普通に食事をするのが不気味・・・
ホラーク夫人の発狂ぶりも堂に入っています。完全にイカレテます。
とにかく、ちょっとしたシーンでもいちいち人の感情を逆撫でするような映像を作るのが
この監督の得意とするところです。悪夢にうなされたくない人は見ないほうがいいかも・・・
悪夢にうなされそうなグロテスクな作品ばかりのシュヴァンクマイエル監督作品の中では
『オテサーネク』は中間的な作品ということになるかと思います。
