ずっと見ないでいた自分に後悔
[No.85] posted by ヤマ虫
見てよかったと思う作品だった。自分の中で考えても仕方ない、と考えるのをあきらめた部分を取り上げた作品だったように思う。
ただ残念なのは面白おかしく作られたフィクションなら思い切り笑えるのに、冗談だといいたくなるような、ばかばかしい現実が舞台だっていうことだ。
「殺人事件を犯した少年たちが事件直前までボーリングをやっていたのに、そのボーリングが犯罪にかかわっているとみなされないのはなぜだろう?」
強烈な皮肉だ。
銃の規制問題を主軸におきながらも、関連して、報道や政治の問題について次々ととりあげているので、無知な私は圧倒されるばかり。
高校生にも見せたいと思った。きっと私と似たり寄ったりの生活をしているんだから、自分の常識を疑うってこともたまには必要かもね。
世界が平和になると困る
50.0% (1 / 2)
[No.84] posted by nkmrktnb
ひとつ確実に言える事は、
世界が平和になると困る人たちが多数存在するということである。
これがこの世界の現実である。
「9.11」のおかげで儲かって儲かって仕方がないという人たちがいるということである。
”Pay it forward”で語られたとおり、この世はクソであり、私たちはクソまみれである。
行き着くところまで行くしかない。
米国における「偽善の連鎖」
66.7% (2 / 3)
[No.83] posted by カシアス
貧困、人種の多様さや銃の普及率は他国と同様でも、銃による
殺人事件数がなぜが突出している米国。その謎に鋭く迫った
ドキュメンタリー作品。
建前では「自由と安全」などと謳いつつ、実態は、武器の製造
販売を主業とする軍需産業、その軍需産業主導で大量の票を
もらう政治家、犯罪を殊更に派手にとりあげ、不安をあおること
で視聴率を稼ぐメディアという、米国「支配層」の、言わば
「偽善の連鎖」が問題の本質にあることがよく伝わってくる。
米国のこういった「建前と本音の使い分け」は、第二次世界
大戦中の日本への原爆投下など、歴史的にみても枚挙に暇が
ないが、ここでもまた同じ構図となっている。
戦時中の日本、現在のイラクなど、外国に対してのみならず、
自国に対しても同じ偽善を展開する米国。米国の影の部分の
恐ろしさを改めて感じさせる作品でした。
気楽に楽しめる内容ではありませんが、そういった米国の問題
を見聞したい方にはお薦めします。
買いです。
0.0% (0 / 1)
[No.82] posted by yoshioki6
1999年にアメリカの小さな町に起こった高校生による銃乱射事件を通して、アメリカ社会が抱える銃にまつわるアンビヴァレンツを掘り下げた作品です。そう言えばそれで終わってしまいそうですが、アメリカ国民はこの作品や「華氏911」なんかをどういった目で見ているのでしょうか。伝え聞くブッシュ大統領のイメージから「華氏911」は破顔一笑という感じなのはある程度予測はつきますが、今作なんかはアメリカ人が本当に触れられたくない部分であるような気もします。最後の見せ所である往年の名優とのインタヴューの後、その後ろ姿がやけに哀しかったのが妙に印象に残りました。
自己責任の限界
71.4% (5 / 7)
[No.81] posted by picander
アメリカで、年間1万人以上が、銃によって死んでいる。
カナダでも銃の保有は原則自由だが、ほとんど銃による殺人が起きていない。
その違いはなんだろう?
おそらくアメリカ人は、他の先進諸国に比べて他国への関心が乏しい。
超大国ゆえの視野の狭さが、謙虚に学ぶことを疎外しているのかもしれない。
大資本によって政治とメディアが中立性を失っていことも一つの要因だろう。
攻撃すれば攻撃される。人は本能的にそのことを知っており、攻撃した者は、復讐を怖れて防御を厚くする。
永遠に繰り返されるアメリカの攻撃と復讐の歴史が銃を生んだとムーアが示唆しているのも正論だろう。
ただ、ヘストンの言うように、銃はアメリカ建国と血塗られた歴史によって形成されてきたものなので、何が理由かと問われても「わからない」というのが正直なところだろう。
最新作の『シッコ』とあわせて、ムーアが言おうとしていることは、一つ。
疑問の余地のないとアメリカ人が思っている「自分のことは自分で守れ」という建国以来のアメリカ人の精神は、本当は限界が来ているんじゃないか?ということ。
そのスローガンは、現在はそれによって得をしている特定の集団の利益を代表しているだけなんじゃないか?
もっと他国に謙虚に学んで、肩肘はらずに「お互いで助け合おうよ」と。
※マリリン・マンソンが自己を取り巻く状況を、驚くほど冷静に分析しているのには頭が下がる。
ムーアはやさしい奴
80.0% (4 / 5)
[No.80] posted by sow-seed
語られる話は深刻だし、リアルで頭を抱えたくなるしろものなのに、なんてエンターテーメントとして成立しているんだろうか。
それにまず、マイケル・ムーアという個性に脱帽する。
しかし、それが糾弾されている国そのものの個性、アメリカらしいスピーディでテンポのよい進行で、挿入されるアニメも効果的に彩る演出。
なんとも観ていて正直言っておもしろい。それが不謹慎に思われると、どこかで自分の心の良心という条件付けに引っ掛って人はあわてるかもしれない。
突撃インタビューというと、遠慮なしにずけずけ無骨で無神経に・・、と先入観を抱きやすい。
しかしムーアは、あのファーストフード中毒がもたらしたとしか思えないアメリカ的な風ぼうで、実に繊細で気持ちのやさしい、やさしい対応をする人だった。
しかしいわゆるドキュメントされているアメリカの姿は、ある世界が行き着く先をすでに象徴的に見せているんだろうし、それは日本のここ何年かをみても加速しているものかもしれない。
惨劇の状況を伝える映像なども、僕らは凍り付いて観ているわけだろう。それには、映画監督のルイス・ブニュエルが、ずいぶん昔に言った言葉も思い出された。
「過去シュールレアリスムは、最も過激な芸術運動であった。・・しかし今日では社会そのものが過激になり、芸術の解説に暴力を使うのは、あまり効果のないことになった」
コロンバイン高校銃乱射事件
12.5% (3 / 24)
[No.79] posted by ハム太郎
この事件の犯人は、攻めないでほしい。そりゃ、人を殺す事は、いけない。けど、主犯の子は、ひどいイジメにあっていて言い返せなくて悔しくて誰も助けてくれなくて精神不安定で抗うつ剤をもらって飲んだけどまったく効かず辛かったと思う。薬の副作用で精神がコントロールできなくて事件を起こしてしまった。きっと心のどこかで誰か助けてほしかったと思う。被害者の遺族が犯人のお墓から十字架を抜く行為は、けしてしては、いけなかったと思う。別のDVDでホームビデオを見たけどあんなに悪魔に取り付かれたかのような憎しみに溢れた彼の顔は、見ていて切なくなる。笑うとあんなに可愛いのに…もっとエリックを知りたい
アメリカの銃社会の病巣に挑んだ作品
87.5% (7 / 8)
[No.78] posted by 本が好き
交通事故でなくなる方より銃で撃たれてなくなる方のほうが多い国アメリカの銃社会の病巣に真っ向から挑んだ
作品、出だしの銀行にムーア氏が新しい口座を開きに行くシーンから始まる。 この銀行のサービスが新規の口座を
開く顧客には銃のおまけ付く。 支店の地下に武器庫があってカタログの中から好きなのが選べる。 また、
担当者も銃に詳しいこと。 ムーアが「この銃で銀行強盗に来たらどうします?」とつっこみを入れても無視される。
それだけ銃が蔓延している社会:アメリカの問題は何かを、明らかになっていきます。
本当の問題は、銃ではなく、人々に恐怖・不安心理を煽る傾向があること、それが銃の拡販に利用されていること
が同じ銃が社会のカナダ(狩猟が盛んな国)との比較等から明らかになっています。
一般のスーパーで無制限に弾が売られている現状や、貧困の問題、マスコミがセンセーショナルに煽るだけで本当
の問題に焦点を当てようとしないこと、当時全米ライフル協会の会長チャールトン・ヘストン氏への押しかけインタ
ビューでの人種差別発言等、アメリカ社会が抱える問題が明らかになっていきます。
日本がアメリカ化されていく中、一度は観ておくことをお勧めします。
銃の国アメリカ
66.7% (4 / 6)
[No.77] posted by iyo
米国の銃社会を批判したドキュメンタリー。
マイケル・ムーアは米国人が銃をもっていることが銃犯罪の原因だと捕らえている。
この映画をみて何よりも驚いたことは、
米国における一般的なスーパー「Kマート」で銃と弾が簡単に買える。
そして驚いたことに、
そのKマート本部へ銃の被害者2人と同行し、Kマートから銃と弾の販売を中止させることに成功する。
ところどころ、一般的にわかりにくい所や興味のない歴史の話などをアニメで説明する点が賢いと思った。
また歴史を勉強していてわかりにくかった
KKK(クークラックスクラウン)やNRA(全米ライフル協会)の発祥も簡単で理解できた。
全体的に胸がつまるほど衝撃を感じたドキュメンタリー。
アメリカ人がこれを見てどう反応したのかが気になる。
アメリカ社会の問題点と真正面から向き合った作品
83.3% (5 / 6)
[No.76] posted by かさこ
なぜ、アメリカに銃がはびこり、簡単に銃で人を殺してしまうのか。
アメリカの異様な社会の原因は、
恐怖心を駆り立て、消費行動を煽り、それによってぼろ儲けしている、
メディアであり政治家であり軍事産業であり、全米ライフル協会であることを、
見事にこの映画で描き出している。
もう何度も何度も見返して、メモをとってみたい映画。