- [出演・声の出演]バスター・キートン
- [出演・声の出演]T.ロイ・バーンズ
- [その他]クライド・ブルックマン
- [その他]ジーン・ハーヴェッツ
- [その他]ジョセフ・ミッチェル
- カテゴリ:
- DVD (56分)
- 発売元:
- アイ・ヴィー・シー (2003/03/29)
- 定価:
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2008
06/03
Tue
Seven Chances
映画作家としてのキートンは、「何を撮るか」と同じくらい「どう撮るか」を考え抜くタイプでした。彼の映画を撮影の観点からみたとき、秀逸なのはロングショットと移動撮影でしょう。
ロングショットはキートンの人間離れしたスタントを編集なしのワンショットでとらえるためのもの。「本人がやっております」ということを観客に伝えねばならないのです。『セブンチャンス』のクライマックスは、500人の花嫁から逃げるキートンが長い斜面に追い詰められ、今度は大量の落石から逃げる場面。どんなにキャメラを引いて撮っても、観客にはひとめでそれがキートンだとわかるからすごい。
移動撮影が多いのもキートン映画の特徴です。それがもたらすスピード感はたまらない!特に『セブンチャンス』では全力疾走するキートンをエルジン・レスリーのすばらしいカメラワークで確実にとらえています。
それにしてもキートンは走るのが速い!この人の体にはターボエンジンとブレーキがついていたにちがいありません。「漫画走り」はアニメやCGじゃなく生身の人間でもできるんですね。というか、キートンならできる。キートンが走る姿は、ただそれだけで美しい。
この映画はプロデューサーにおしつけられたものだったそうですが、そのためかえって誰にでも楽しめる作品になっているんではないでしょうか。キートンらしいハッピーエンドがほほえましいラブコメディです。
