日本人的な精神の深みを映像化した傑作
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[No.6] posted by 大器晩成
最初見たときは、はっきり言って難解な映画だった。
一度見ただけでは理解するのは難しい映画。商業的には不向きなんだろうな〜
でも何回も見たくなるほどの映像的魅力と泉鏡花的世界に圧倒された。
このDVDには解説書が付いているので、どうしても理解できないということはないのでご安心を…
ストーリーが円環詩のようにグルグルと頭の中を回り続けたのは私だけだろうか?
寺山修二独特のハリウッドにはできないような、冷たいCGではない映像の美しさに魅了されてください。
何回も見たくなりますよ♪
美しい。ひたすら美しい・・・
[No.5]
赤を要所に使った色彩設計が効いている。
そして、寺山独自の母子の葛藤ドラマはファンには堪らない。
長年、見られなかったこの作品が手軽に
自宅のテレビで見られるなんて夢のようだ。
寺山修司の思考
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[No.4] posted by hiraku
寺山修司没20周年記念で「田園に死す」と本作「草迷宮」を観る機会があった。「田園に死す」はレビュー済みなのでそちらを参照下さい。
さて、本作であるが第一印象は「田園に死す」より弱い、というものであった。しかし「田園に死す」の衝撃が強すぎたのかもしれない。本作はわずか40分。その中であれだけの幻想世界を構築したのだから、力量にうならずにはいられない。音楽と映像がシンクロし世界観が深まった。しかしそれにしても、三上博史の現在を考えると、本デビュー作は納得であった。
手毬の幻想美の世界
63.6% (7 / 11)
[No.3] posted by kaz0775
原作の泉鏡花の短編は、まさに言霊とでもいうべき独特の古文体で、特にこの世の中と異界が交流する幻想文学の短編に真骨頂が発揮されたいた。
幼い頃に聞いた手毬歌を追い求める青年がたどり着く先は妖怪入道の住む屋敷。普通ならば妖怪に殺されかねない状況下で主人公が難を逃れるモチーフにはイニシエーションの物語性を感じる。
本映画はその言霊の世界を寺山修司が映像美で再現。少年時代の三上博史。薬屋の少女。伊丹十三演ずる校長。圧巻は妖怪屋敷で繰り広げられる手毬のイメージの氾濫。寺山ファン必見である。
怪優の系譜
66.7% (10 / 15)
[No.2] posted by MOON*SEED
三上博史は、怪優だ。
テレビドラマでも映画でも舞台でも、おしゃれな二枚目から、偏執的な犯罪者まで幅広く、「レア」にこなす。
そんな博史の俳優系譜を辿ってこの「草迷宮」に辿り着いたなら、自然に全てを納得することができるだろう。
一部では、アングラの教祖とも呼ばれている(?)寺山修司脚本監督のこの作品、私が観た寺山作品の中で一番簡潔に彼の世界観を表現していた。
日本という母性社会の中で、出生地コンプレックス(ある意味それは、母親劣等感)に対峙するように逃げるように、創作という出口を探す詩的感情を一般的な映画枠の時間としては、約40分という短い時間で結んでいる。
公開当初、世間的に難解と言われたこの作品も、幅広く創作を受け入れられる基盤が築かれた現代の感覚から観れば、他に類を見ない感覚表現として楽しめる作品だと思う。
これがデビュー作で、倒錯した世界観を堂々と表現している三上の演技も凄いところ。
ミカミニストと呼んでもいい固定ファンが付いているのにも頷ける。
寺山映像入門として、「田園に死す」と共にお勧めできる一本だと思う。
やっと手に入りますね
65.0% (13 / 20)
[No.1] posted by mushroulette
四十分という中途半端な長さの所為もありビデオ化されず、
映画館や上映会のみで観ることができましたが、
ここ数年は権利切れでそれすらもかなわなかった幻の作品。
妖しいです。
音楽はもちろんJ.A.シーザー。
主人公(若松武)の少年時代の役に三上博史。