- [監督]チャールズ・チャップリン
- [俳優]クレア・ブルーム
- [俳優]バスター・キートン
- [俳優]シドニー・チャップリン
- カテゴリ:
- DVD (131分)
- 発売元:
- ジェネオン エンタテインメント (2004/03/21)
- 定価:
¥ 4,935 (税込)- 在庫状況:
- 在庫なし
ユーズド商品:¥ 3,980 より
NO.80「ら」のつく元気になった洋画
<元気コメント>
「人生は素晴らしい。大切なのは勇気と想像力だ」(カルヴェロのセリフより)
アメリカへの皮肉
「独裁者」上映後、共産主義者という容疑で赤狩りの対象にされたチャップリン。彼を追放しようとするアメリカ。揺れ動く社会情勢の中で、再び亡命の途につく行く末を見据えたチャップリン(老いた道化師)が、アメリカに残る若き芸術家(バレリーナ)たちに対し、『立ち上がれ!』と励ましを送った作品。淀川長治先生はこのように解説していましたが、まさにその通りだと思いました。その後イギリスに戻ったチャップリンは「ニューヨークの王様」で、アメリカに痛烈な反抗を示しました。
とはいえこのような背景など知らずとも、鳥肌が立つ衝撃を受ける名作には違いありません。チャップリン作品の中で個人的には二番目くらいに好きです!!
説教臭いセリフと感動シーンを拾い上げてみれば
00:26:42 なぜ意味が必要だ 人生はすべて願望だ バラはバラになろうと望んでいる 岩は岩になろうとしてる
00:37:59 観客は好きだが信じられない 個人としてはいい人達だが 集団になると頭のない怪物で どっちを向くかを知らず どの方向にも向けられる
00:49:30 人生に必要な物は勇気と 想像力と 少々のお金だ
00:49:55 生き 苦しみ 楽しむんだ 生きていく事は美しくすばらしい
00:50:27 死と同じく生も避けられない 生命だ 命だ 宇宙にある力が 地球を動かし木を育てる 君の中にある力と同じだ その力を使う勇気と意志を持つんだ
00:59:35 バカな事を カルヴェロが1回の舞台で旗を巻くの? あなたは偉大な芸人よ 今こそ芸人魂を見せる時よ 戦うのよ 窓の所で私に何と言ったの? 覚えてるでしょ? 地球を動かす宇宙の力の事よ あなたの中にその力があるのよ 今こそ その力を使う時よ 戦うのよ 見てよ 歩いてるわ 歩いてるわ 歩いてるわ カルヴェロ! 歩いてるわ!
01:25:07 踊れないわ ダメよ もうダメよ 脚が動かないのよ 神経だ ダメよ マヒしてるのよ 神経だよ 踊りを続けるんだ 転ぶわ 脚が動かないのよ (バシッ) ごらん 脚は悪くないよ
01:36:12 私は出て行く 何を言ってるの どうしても出て行くほかない ここにいれば 自分を苦しめるだけだ 残された年月で真実を掴みたい 真実 それしかない 真実だ それが望みだ それと少々の誇りが
01:49:47 我々は一生 素人です 素人で終わるんです
01:50:57 ここが私の家だ 劇場は嫌いでしょ 嫌いだ 血も嫌いだが 私の血管を流れてる
* カルヴェロがテリーのもとを去ってから数か月後、テリーと再会したカルヴェロはふっきれたように元気だった。毀誉褒貶に振り回された人生を、悟りの境地で顧みることができたからかと思っていたら、最後は「嫌いな劇場」で死ぬことを選択する。
「人生に必要な少々のお金」の水準は、「誇り」という名の目先の欲望に支配され、いかようにも上下することを(も)教えてくれる2時間11分の力作。Bonus DVDが1枚付いている。
なぜ巨匠が・・・
笑い、 悲しみ、 憎しみ、挫折、幸福は人間が死ぬから存在すると思います。なぜ巨匠が年をとると説教臭くなるか。それは死を近くしてその人なりの『生』、『死』の捉え方を映画で表現してくれているのだと思います。人によっては小説だったりします。なので説教臭くなったのではなく自分本人にも向けた言葉で生きる事の真理を表現したのだと思います。
それだけ優れた魂の持ち主だということです。
この映画を通してチャップリンの人間としての魅力をまた、深みを味わっていただきたいと思います。 こういった作品が出来るという事はそれだけチャーリー・チャップリンが真剣に生きたということです。 まさにその証明的作品!必見!
遺言
この映画はチャップリンの映画の中では珍しいトーキー映画年老いたチャップリンこの映画は
チャップリンの人生、思想、理想がつまった遺言であり命の詩老と引き換えに得られるもの失
っていくものを描いた名作です
全ては孤独ゆえに。
表現者は孤独である。己の身一つが全てである。
この作品の彼の表情は孤独に満ちている。
ありふれた芸術家のありふれた晩年。
そこに迷い込んだ一人の女性。そして彼女もまたありふれた芸術家。
芸術家と芸術家の愛。
女性はその若さゆえに献身的な愛を捧げようとするが、彼はそれを拒否する。
そして彼は彼女に芸術家としての愛を捧げる。
生の素晴らしさを高らかに謳う。
全ては孤独ゆえに。
この作品は普遍的な芸術家の愛の物語である。
孤独の者、芸術家の者、孤独な芸術家の者なら尚のこと、この作品を観れば良い。
観終わった後、君は静かに頷くことだろう。
昂るその気高き情熱を、殺す意味など何も無いことを知るだろう。
素晴らしい作品である。
マッカーシーズムがチャップリンを襲う
カルヴェロ(チャップリン)とテリー(クレア・ブルーム)の愛情物語。
シェークスピア劇の女優として人気だったクレアと当時の“赤狩り”に悩まされていたチャップリンというコンビは、故国イギリスに帰ってから、この映画を完成させた。話題としては、チャップリンが初めてノー・メーキャップの素顔で出演したと言うことに尽きる。
サイレント・ムービーとトーキーの時代に一世を風靡したチャップリンもこの映画の頃には上記の理由でとても辛かったと同情してしまった。
静かな喜劇
チャップリン作品の中で、いわゆるステッキに山高帽のチョコマカした放浪紳士が主役のものは苦手である。個人的な好みなのだが、あのドタバタ調に乗り切れない。したがって晩年の「殺人狂時代」「ニューヨークの王様」そしてこの「ライムライト」あたりが大変気に入っている。特にこの作品の場合、主人公が老いた元名コメディアンだというところがチャップリンの実際の姿にピタリとはまり、また彼が心を病んだヴァレリーナを励ますための数々の名言は、いうなればこの映画を見るすべての人々への人生賛歌であり、「天才」という言葉でしか形容できないチャップリンという映画人の私たちへのメッセージでもあろう。
集大成。
喜劇を愛した男が喜劇に見捨てられるせつなさ。チャップリン自身の人生が語られており、バスター・キートンとの共演は目頭が熱くなる。
だが、この作品はどうにも長い。長い作品はチャップリンだけでなく、他の作品にも色々あるが、何故だかもう一度見たいとは思えない。内容が内容だけに単調になるのは仕方ないのかもしれないが、眠くなったりもした。
この作品は日本版にリメイクするとしたら、コメンテーターが言っている通り、私も是非、マチャアキに演じて欲しい。
チャップリンの自伝的作品
これまでの社会風刺をコメディにしたチャップリンではなく、愛、夢、希望、そして死…人間として生きていく上での大切なものを表現した一本。チャップリンの台詞には彼の人生経験から搾り出されたエッセンスが聞き取れ、人々に笑いを与えた裏で彼がいかに波乱万丈の人生を送ってきたかが判る。
ここまで感情を素直に表現した映画を今まで観たことがない。感情移入というよりも、感情が入り込んでくるような感じがした。
