- [監督]フランソワ・トリュフォー
- [俳優]ベルナデット・ラフォン
- [俳優]ジェラール・ブラン
- [俳優]ジャン=ピエール・レオー
- [俳優]パトリック・オーフェー
- [脚本]マルセル・ムーシー
- カテゴリ:
- DVD (116分)
- 発売元:
- 日本ヘラルド映画(PCH) (2004/12/15)
- 定価:
¥ 3,990 (税込)- 在庫状況:
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少年のみずみずしさと深い悲しみに思いを馳せる
「カイエ・デュ・シネマ」の映画評論で名をはせたフランソワ・トリュフォーの処女作がこの『大人は判ってくれない』。処女作であるからか、これはみずみずしさに溢れたフィルムです。しかし、それは荒削りのみずみずしさとはほどとおい、スムーズなスタイリッシュさでコーティングされたみずみずしさ。
カメラが動く動く!縦横無尽に。それは冒頭の寒々とした風景の中にエッフェル塔がうかびあがるクレジットから一貫している。幼き日のジャン・ピエール・レオ演じるアントワーヌ少年が寒いパリの街を歩き回り、冷え切ったアパートで悶々とし、牢屋の中から護送車の中から孤独の空気を見つめる・・・。トリュフォーの視点はどこまでも角度を変えながら、この少年の不幸を悲しみを、そしてささやかな自由の灯火を追い続けていきます。その滑らかさ、うまさ。処女作とは思えない手腕の素晴らしさ、しかし処女作ならではのみずみずしさがこのフィルムには満ちています。
人の心を理解しようとしない大人。自分の気持ちを伝えられない子共。判らない大人と言えない子共。この永遠のジェネレーションギャップの問題がトリュフォー自身の生い立ちと重ねあわされるからこそ、この作品には妙な説得力も備わっています。はたして、最後の浜辺で見せるアントワーヌ少年のまなざしは何を見つめているのでしょうか。希望?未来?それとも絶望?後者でないことを願いつつ、己の幼少時代の思い出と思わず照らし合わせてしまうほど、のめりこんでしまう、これはトリュフォー本人の深い悲しみをたたえた心からのメッセージ。
少年の眼差し
これはフランソワ・トリュフォーの名作ですで悪ガキ二人の物語です 題名からして良いね
「大人は判ってくれない」少年院に入れられ親からは見離され「好きにすれば良い」と言われたときの少年の眼差し
少年院を逃げ少年は走る走るどんどん走る道はどんどん続く終わりの無い道このとき少年の
悲しみ、どこに行けば良いんだろうと思ってる気持ちが伝わってきました。
そしてラストの海のシーン綺麗ですね もの凄く綺麗です それに比べ少年はどこに行けば良いのか解らないから
怖がって実に寒々とした表情綺麗な海がすごく残酷に見えました トリュフォーの映画の中で最も好きな名作です忘れられない作品ですね
おお、ドワネル !
アントワール・ドワネルものとして最初の作品であり、トリュフォーがリベラルな批評家から映画作家としての地位を確立した作品。
詩人で、「オルフェ」などの映画の傑作もあるジャン・コクトーも絶賛した。
アントワール・ドワネルはトリュフオーの分身ともいわれた登場人物で、まさにこの作品から、この人物像は青年期、そしてその後の人生を、トリュフォー映画の観客も、その映画の中で共にたどる事になる。
演じているジャン=ピエール=レオーの人生さえもオーバーラップさせ、巻き込んだこのような関係はめずらしい。
フェデリコ・フェリーニにとってはマルチェロ・マストロヤンニが思い浮かぶが、トリュフォーとレオーの関係は不思議な親子関係にも似て、レオーなしにはトリュフォーがこの自伝的な作品を撮り続ける必然性は生まれなかったかもしれない。
この映画でデビューしたレオーは、ぼくにも深く感情移入のできる稀なフランス俳優で、この映画での彼は、そのマスクといい、また特に演技指導から生まれて来たわけではないのだろうと思える、陰影のあるその表情は、映画を観た人の心に永くとどまる。
多くの男性にとっても、そんな普遍的な少年像としての原点、元型でもあるのではないだろうか。
この映画で少年の置かれている環境は、現在の日本の家庭崩壊という話題にひどくに近いものを見つけられるのではないだろうか。
この映画のそんなレオーの孤独な逃走は、観る度に胸が痛くなるような気持ちにさせられる。
「あこがれ」は初々しいキュートな作品で、大好き。8ミリ映画制作には楽しい手本にもなる。
不良ってなんだろう
今の時代だったら、主人公はどこにでもいるごくごく普通の少年である。
むしろ現代の子ども達の方がよほど彼よりも心は荒んでいるだろう。
純粋ゆえに不運が重なってしまった、昔で言うところの「不良少年」の典型。
幅広い年代の人に見て欲しい映画だと思う。
この感覚は何だ
この作品、監督トリュフォーの自伝的映画ではないかと思います。確認はしていませんが。体験からしか出そうもないみずみずしい感覚があると思います。その後、トリュフォーは、この感覚を超える映画はついに撮れなかった。
人生を変えた映画
~受験が終わった大学1年の春に、札幌の古い映画館でリバイバル上映されてたのを、暇つぶしに観た映画だった。
本当の映画を初めて観た気がした。今まで観てた映画は、一体何なんだったのかと。
その日に3回も続けて見た。
ビデオも買ったし、DVDも買った。もう4、50回くらいは観てる。
決してストーリーがいいとか、社会的価値があるとか、制作者の主張~~が正しいとか、俳優が好きなのでは決してない。
映画だけがもちあわせている「スピリッツ」のようなものが、この映画にはある気がする。
言葉で表せば、「素敵」としか言えなくて、チープになるけど。
この映画を観たことあるなら、判ってくれると思う。
もし、まだ観たことないなら、一度は観て下さい。
つまらない映画100本観るよりはいいよ。
フ~~ランスの巨匠フランソワトリュフォーの処女作「あこがれ」と長編第一作目の作品「大人は判ってくれない」。
後の作品「野生の少年」「思春期」も少年が主役でストーリーこそ全く違うが、監督の子供に対する眼差しは、本当に暖かい。~
