Frances the Mute by The Mars Volta

  • [アーティスト]The Mars Volta

カテゴリ:
CD
発売元:
Universal Japan (2005/03/01)
定価:
¥ 1,409 (税込)
価格:
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ディスク1

  1. Cygnus...Vismund Cygnus
  2. A. Sarcophagi
  3. B. Umbilical Syllables
  4. C. Facilia Descenus Averni
  5. D. Con Safo
  6. The Widow
  7. L'Via L'Viaquez
  8. Miranda That Ghost Just Isn't Holy Anymore
  9. A. Tathata Sunyata
  10. B. Pour Another Icepick
  11. C. Pisacis (Phra-men-ma)
  12. D. Con Safo
  13. Cassandra Gemini
  14. A. Tarantism
  15. B. Plant A Nail In the Navel Stream
  16. C. Faminepulse
  17. D. Multiple Spouse Wounds
  18. E. Sarcophagi
57,194 位
評価: 5.0

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70年代ロックでかつて罵倒された過度の感情が現在復活し、再評価されていることにさらなる証明が必要であれば、この激しく感情を揺さぶるマーズ・ヴォルタの2ndアルバムをぜひ聞いて欲しい。バンドの中心、オマー・ロドリゲス・ロペスとセドリック・ビクスラー・ザバラは“プログレッシヴ”のようなレーベルは自分たちに興味がないとし、このアルバムは2003年の『De-Loused in the Comatorium』をそのまま受け継ぐものではないと主張している。本作品は故人となったバンド仲間ジェレミー・ワードのものらしき何者かの日記にインスパイアされたテーマを採用している。基本は広大で、時に形の定まらない音楽のトリップが、サイケデリックにも、トランスにも、ハードロックにも、フリー・ジャズにも変化して混沌とした新しさを生んだ。

ここに収録された12曲はまともな“歌”も5曲紹介しているが、メインストリームをより意識した従来の曲へのバンドの冷たい視線があって、暗く大いに変わった歌詞を取り入れて、かなり複雑なことをやっている。「Umbilical Syllables」は「Cygnus」の一部で、「The Widow」ではビクスラー・ザバラはわななくような『Led Zeppelin II』と『III』でのロバート・プラントの魂を熱に浮かされた渦巻く混合物に昇華させ、それがブルース以外の何物でもないという極みに達している。このヴォーカリストは「L' Via l'Viaquez」(スペイン語)をなだめるように歌い、一方バンドはスペース・マンボにふける。最大限にふざけた解釈で『Latin Playboys』を彷彿とさせる精神を堂々と披露している。これはしつこくループしていくアルバムで、制限のない野心をもつ者が、ピンク・フロイドをスリーコードの胴元として仲間になったような作品だ。(Jerry McCulley, Amazon.com)

2006
05/02
Tue

神懸り的

40.0% (2 / 5)
[No.12] posted by 今日

脳髄を引っ掴んで思いきり揺さぶるが如きリズム隊、まさに「エフェクターの兵隊で敵を攻撃する(オマー談)」変態ギタープレイ、そして遥か上空を飛翔する扇情的なセドリックの声。凄まじいの一言に尽きます。こんな作品にリアルタイムで出会えたことを誇りに思います。

2005
12/12
Mon

迸る熱情

63.6% (14 / 22)
[No.11] posted by あかちゃん

 まず言ってしまおう、「凄まじい作品だ」。”スゴイ”のではなく、”凄まじい”。扇情的なセドリックの声、あらん限りの熱量を放出するオマーのギター、そしてジョン・セオドアのしなやかに爆ぜる破壊的なドラミングと、その神憑り的に高い個々の演奏レベルは勿論”スゴイ”のだが、The Mars Voltaという存在が吐き出したこの有機的な一枚の作品は、そうした表層的な面を遥かに超えた部分で五感を昂ぶらせ、内側から肉体を突き動かす凄まじさを持っている。

 抽象的な物言いになってしまった。ここまで形容が難しい作品もまた、無い。総時間にして70分強。形式上いくつかのパートに分けられているものの、明らかにその楽曲は全てで一つのモノを形成している。蠢く轟音から一気に彼方へと飛翔する高揚感、直情的なインプロヴィゼーションからサルサピアノのチルな空気感まで、相当な物量を詰め込んだ楽曲群。にも関わらず、そこにあるのは研ぎ澄まされた鋭利な刃物を思わせる張りつめた緊張感、そしてあまりにも生々しい熱情。"The Widow"以降においては、さらに加熱・加速する音の化学反応をもう止められず、随所で核爆発を起こしながらクライマックスへと驀進していく。

 1枚目もそのオリジナリティには目を見張るものがあったが、今作を聴いてしまうと、もう聴けない。あれはお遊戯だったのか。私は、ATDIをよく知らない。だから比べてどうこう言う人にはこういう風にしか言えない。「これを聴かないで死ぬのは勿体無いよ」と。

2005
09/02
Fri

才気煥発・爆ぜる熱情

40.0% (4 / 10)
[No.10] posted by あかちゃん

まず言ってしまおう、「凄まじい作品だ」。”スゴイ”のではなく、”凄まじい”。扇情的なセドリックの声、あらん限りの熱量を放出するオマーのギター、そしてジョン・セオドアのしなやかに爆ぜる破壊的なドラミングと、その神憑り的に高い個々の演奏レベルは勿論”スゴイ”のだが、The Mars Voltaという存在が吐き出したこの有機的な一枚の作品は、そうした表層的な面を遥かに超えた部分で五感を昂ぶらせ、内側から肉体を突き動かす凄まじさを持っている。

 抽象的な物言いになってしまった。ここまで形容が難しい作品もまた、無い。総時間にして70分強。形式上いくつかのパートに分けられているものの、明らかにその楽曲は全てで一つのモノを形成している。蠢く轟音から一気に彼方へと飛翔する高揚感、直情的なインプロヴィゼーションからサルサピアノのチルな空気感まで、相当な物量を詰め込んだ楽曲群。にも関わらず、そこにあるのは研ぎ澄まされた鋭利な刃物を思わせる張りつめた緊張感、そしてあまりにも生々しい熱情。"The Widow"以降においては、さらに加熱・加速する音の化学反応をもう止められず、随所で核爆発を起こしながらクライマックスへと驀進していく。

 1枚目もそのオリジナリティには目を見張るものがあったが、今作を聴いてしまうと、もう聴けない。あれはお遊戯だったのか。私は、ATDIをよく知らない。だから比べてどうこう言う人にはこういう風にしか言えない。「これを聴かないで死ぬのは勿体無いよ」と。

2005
08/03
Wed

今年のベストアルバム

40.0% (2 / 5)
[No.9] posted by funny-head

 星五つでも足りないというくらい素晴らしい。
激しいナンバーもあれば、ゆったりと流れるバラードもある。
ともかく、静と動の演出が巧い。80分近くある長尺のアルバムだがそれを微塵にも感じさせない。
 どんな音楽にもジャンル付けされる昨今、このバンドはどこにも位置付けることが出来ない。パンク、ジャズ、フュージョン、サルサ、様々な音楽を取り入れつつ、それをMARSVOLTAという音楽に還元している。見事としか良い様が無い。
その音楽の底辺にはポップという要素も含んでいるため、とっつきやすく幅広いリスナーにも届く堅苦しく無い世界をもっている。
詩もとてもいいし、ジャケなどのアートにもこだわりを感じる。
歴史に残る一枚と言っても過言では無いだろう。

2005
07/24
Sun

新世代音楽★

14.3% (1 / 7)
[No.8] posted by ペロリアン

このアーティストはどうジャンル分けしたらいいのか不明です↓てか一度聴いてみてください!!てかこのアルバムのDVD付きの方がオススメ☆まるで異色の世界に行けます!!1stもぜひ良いので聴いてください!

2005
06/05
Sun

最後のロック

25.0% (3 / 12)
[No.7] posted by looploop

ミクスチャーブームの蔓延、衰退とともに私はロックという文化そのものが終わるのではないかと思っていた....しかし、まだこんな表現方法が残っていたとは。ロックという音楽の持つ吸収力の計り知れなさを思い知らされるアルバムである。ラテン、エレクトロニカ,アンビエントetc,etc....とにかく「音楽」と名のつくもの全ての片鱗を垣間見ることが出来るのではないかと思うほどこの音宇宙は広い。Miles Davisが『PANGAEA』で表現した「音楽曼荼羅」のロック版アプローチとも取れる大名盤であると思う。混沌としながらも根底には勿論ロックがあり、一曲目から聴き手をブッ飛ばすかのような鬼気迫るものが介在している。「気合が違う」とはこういう時に使用が許される言葉なのだと改めて思う。

音楽史的に見て、時代をリードしてきた音楽は不協和音への突入とともにその表現力に衰退を見せ始め、次の音楽に時代を明け渡すものらしい。その事がまたも繰り返されるとすれば、この不協和音とも言うべき混沌さを大胆に用いながら、ギリギリの所で音楽的調和を保ち表現されているこの音楽は「最後のロック」と言って然るべきかもしれない。
だがこの言葉にはもう一つ意味を込めたい。常に時代を震撼させてきたロックアルバムに「これ以上のロックは存在しない」と思わせるだけの強靭たるロックの表現があった様に、このアルバムにもそれと同様の、いやそれ以上のものがある。それは「もうこれで最後いい」という思わせてしまう程のロックという生命の最高度の輝き、そのものだ。

2005
05/17
Tue

オマーの脳内音楽 フリーのおもしろトランペット

75.0% (3 / 4)
[No.6] posted by 暇昼

はっきりいってファーストアルバムが驚くべき高密度、高次元、エモ-ショナルな素晴らしいロックアルバムであったので、2nd には大きな期待と同時に不安もありました。そんなことはこのアルバムを初めて耳にした時点で吹っ飛んでしまいました。超絶ドラミング、独自とも言えるオマーのハイセンス変態ギター(弾きまくってる 笑)、セドリックの素晴らしい歌唱力、それでメンバー全員で楽曲を高みまで膨らますテンション。ながーいインプロのような部分には彼らのライブでのサイケデリックかつ神がかり的な演奏の良い所をうまく作品の中に凝縮できているようにも感じました。
前作に続き、プログレ、ラテン、サルサ、ダブ等の音楽的要素は健在で、それらの要素を前作よりも生音を大事にして作られているような印象も受けました。(前作は楽器にいろんなエフェクトかかりまくってたので・・)ややノイズ、音響的な部分が多く感じられるが、ファーストが好きであれば問題ないと思います。(曲ホントながーいですが)
今のシーンでこれほどまで音楽的試行をして、尚且つ楽曲の素晴らしさも損なわず、メインストリームにいるバンドは他にはいないと思います。素晴らしいロックバンドです。個人的な意見ですが、もうちょっとラテンパートが聞きたかった。(ホント個人的・・)あと初めて聞く方は曲のまとまりが良いファーストをおすすめします。

2005
05/13
Fri

かなり面白いアルバムです。

0.0% (0 / 3)
[No.5] posted by イタリアの種馬

 The Mars Voltaの2枚目で、前作よりサウンドの幅も広がりを見せており、かなり面白いアルバムに仕上がっていると思います。ジャケットも前作よりはいいかな・・・。

 ただ、前作との比較で言うと、個々の曲の出来という意味では落ちているかなという気もします。組曲とはいえ、細かく分かれているため聴きずらい部分もありますし、前作の爆発力と比べるといささか物足りないところもあります。

 前作が気に入った人なら買って間違いはないと思いますが、ここから彼らの世界に入るのはお勧めできないと私は思います。かなり深いところにいるバンドですし。

2005
04/22
Fri

一つの映画

60.0% (6 / 10)
[No.4]

The Widowのおかげでヒットした本作品。
ATDIの面影をほんの少し残していた前作とは一転、
完全にThe Mars Voltaになりきっている。
細かい文句はあるものの、素晴らしい!の一言。

しかし、傑作とは呼び難い。
このアルバム、作りはまるで映画。
1曲1曲がアルバムの1シーンであり、1曲だけでは意味がない。
つまり、78分ぶっ通しで聴かないとあまり良くない。
しかし、全てを聴けば音楽を超えた、映画のような感動がある。
78分通して聴ける人にとっては、単純に素晴らしい作品、
そんなの無理!という人にはただの意味不明なアルバムでしかない。

難解だとよく聞くが、難解ではない。ただ、全て聴くのが難しいだけ。
好き嫌いのハッキリする、万人向けでない作品なので星4つ。
因みに、B-side曲の「Frances The Mute」は本編の付属的な感じの曲ながら、
なかなかカッコいい。これが気に入った人は聴いて損はない。

2005
04/16
Sat

 

0.0% (0 / 2)
[No.3] posted by 私

多彩な音楽的バックボーンを持つ人間が
プログレ、サイケ、シューゲイザー、民俗音楽、自然音など
過去から今までに存在した音を細切れにし
ひとつのリズムではなく楽曲を崩し過ぎない程度に変拍子を使用し
複雑なリズムで繋ぎ合わせた楽曲は
繊細かつ複雑でありながら難解さはなく、膨大なエネルギーを秘めており、
細部まで計算されつくしていて
一つ一つ実験をして一番いい音とリズムを見つけ出し、
それをつなぐ展開も一つ一つ検証をして最も優れたものを採用した
音の研究の集大成がこのCDに詰まっています。

前回のアルバムで見せた音楽宇宙はさらに広がり、
楽曲に秘められたエネルギー量も増幅し、
音の化学反応もさらに複雑化した音の科学者達の研究は
今後どのような劇薬を生み出すのか今から期待せずにはいられません。
そして当然今回のこの作品も未知でありながら常に待ち望んでいた
素晴らしい音を聴かせてくれます。音楽史に残るべき一枚、と言っても過言ではないはず。


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