耳に残るは君の歌声 [DVD]

  • [監督]サリー・ポッター
  • [俳優]クリスティーナ・リッチ
  • [俳優]ジョニー・デップ
  • [俳優]ケイト・ブランシェット
  • [俳優]ジョン・タトゥーロ

カテゴリ:
DVD (97分)
発売元:
アスミック (2005/11/25)
定価:
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14,002 位
評価: 3.5
2008
07/23
Wed

悲しさあふれる映画

[No.10] posted by トビアス

ユダヤ人迫害の状況下にある時代でのある一人のユダヤ人少女の放浪の物語。家族の離別に始まり友人との出会いと同居。そして愛する男性との出会いとまたしても悲しい別れ。主人公スージーの放浪を通して映画の舞台もロシア、イギリス、フランス、アメリカと移り変わっていく。そのような背景を通しスージーの孤独や不安、喜びや悲しみが伝わってきました。映画は壮大なオペラの旋律に彩られるがスージーが歌うのは語りかけるような静かな物悲しい囁き。その対比がいっそうスージーの境遇を際立たせています。『耳に残るは君の歌声』という邦題は別の意味で映画の内容をよく表していると思いました。原題は『THE MAN WHO CRIED』。誰が泣いているのかというインタビューにサリー・ポッター監督は「それは一人ではなく大勢いる」と答えています。その言葉通り登場人物の誰もが、そして実際その時代の過酷な状況に立たされていた人々が泣いてしまうほどの悲しい状況に置かれていたのだと深く感じました。

2008
05/10
Sat

奪われたもの

[No.9] posted by 音と光

歌で包むように自分を愛してくれた父との別れ、その後押し寄せる運命により、
生まれ育った村、名前、言葉を奪われる。
与えられた名前、言葉、家族(親)で生きることを強いられた少女にとって、
父と過ごした日々の記憶(写真)だけが自分の存在意義であり希望・・・
それを取り戻すための長い旅であり、結果的に背中を押してくれた友や恋人との別れ。

ちゃっちゃと進むラストシーンをもう少し長く描いてくれたら、もっと泣けたのに。

2008
04/12
Sat

ジョニーがでていてもノー!

0.0% (0 / 4)
[No.8] posted by リンゴ

クリスティーナリッチの演技がヘタすぎます。体もこんなので主役では期待はずれ。
ケイトブランシェットの演技がさえています。美しくゴージャスで演技派のケイトの横にいるクリスティーナはどんくさい素人そのもの。ジプシーのジョニーも馬に乗るシーンその他良いシーンはところどころあるが、だんぺんにしかすぎない。ロリータ趣味の人にはよろこばれそうなセックスシーンが2度はいるが、必要性は感じない。
全体的に仕上げの編集に疑問が残る作品で良作とは言い難い。
良い役者を使ったのに監督・プロデューサーの力量がイマイチの典型。

2008
04/09
Wed

イギリスらしい格調高い作品

66.7% (6 / 9)
[No.7] posted by voodootalk

映画は2000年12月8日リリース。監督サリー・ポッターが一貫して詩的な雰囲気の映像を創り出している。また音楽がとても重要な役割を果たしていて、邦題のもとにもなっているビゼー作曲のオペラ『真珠採り(Les pêcheurs de perles )』第1幕で歌われる有名なアリア"Je crois entendre encore" の他にも、ヴェルディ『イル・トロヴァトーレ』、プッチーニ『トスカ』とふんだんにオペラが使われている。一方でジプシー・バンド『タラフ・ドゥ・ハイドゥークス』を起用してジプシー音楽も楽しめる。

根本的には幼い頃父に聴かされた曲に根ざした、父親探しの旅の話だが、戦争に翻弄される登場人物たちの思惑が交錯するさまが彩りを添えている。主演のクリスティーナ・リッチは僕にとってはどうしても『アダムス・ファミリー』のウエンズデイだが、彼女独特の暗さがこの映画にあっているようだ。ジョニー・デップの演技はあまり目立たない。同じ年にリリースされた『ショコラ』の方が冴えている。

イギリスらしい格調高い作品だ。

2008
02/13
Wed

名作。

50.0% (1 / 2)
[No.6] posted by ボヘミャー

説明を排した脚本、適確な演出。
映画によりそう哀切な音楽とオペラのアリア。
名匠サーシャ・ヴィエルニー(P・グリーナウェイ作品など)の撮影、
得意の横移動、左右対称、奥行きのある画面。
本物のロマ(ジプシー)たちの登場、彼らの音楽。
名優たちの演技。

あらゆる予想を超えて、
クリスティーナ・リッチが素晴らしい


2007
12/01
Sat

音楽好きの人にお勧めの映画

100.0% (2 / 2)
[No.5] posted by 大五郎

 サリー・ポッター監督による「父を探して三千里」。舞台の中心は1900年代前半のヨーロッパで、戦争・貧困・難民・移民などの問題を背景とした家族の物語です。監督はこの作品に「戦争を重ねてきた暗い20世紀を教訓としない限り、人類は同じ過ちを犯すでしょう。」とのメッセージを託しています。
 映画前半の進行を見ていると3-4時間の物語になりそうでしたがアメリカのシーンが不自然に簡潔にまとめられ100分程度となっており、尻すぼみな感じの作品でした。とはいえジョン・タトゥーロやケイト・ブランシェットという超実力派の演技が文字通り圧巻で、十分堪能できました。
 ところで、この映画に寄せられた監督のメッセージに「音楽は悲しい状況にある人にも喜びをもたらすことを実感して下さい」というのがある通り、この映画の重要なファクターは音楽です。音楽の「喜びと救い」が見事に物語に描かれていると思いました。なお、この映画で使用された音楽はかなり渋い選曲ですが、どれもよかったです。クロノス・カルテットなども素晴らしいのですが、オペラ歌手のサルヴァトーレ・リチートラに特にいたく感動しました。
 なお、タラフ・ドゥ・ハイドゥークス自身が出演し演奏するシーンが多く、それも印象的でした。ちなみにジョニー・デップはこの映画の撮影の時にこのバンドを知り熱狂的なファンとなったのは有名です。バンドの映像作品「タラフの果てしなき冒険」に、この映画でのバンドとの出会いについてコメント映像を寄せていましたので、ご興味あれば・・・。
 ちなみに特典映像の大半は本編45分辺りの「自己紹介」のシーンの撮影風景。タラフ・ドゥ・ハイドゥークスの演奏も聴けます。クリスティーナ・リッチが口をあけながらガムを噛んでいたり煙草を吸ったり。なんだかなぁ。

2006
10/22
Sun

う〜〜〜む。

61.9% (13 / 21)
[No.4] posted by ゴロー

 どうなんでしょう。率直に言って無感動でした。ユダヤ人迫害の時代の雰囲気はでていたと思いますし、オペラや劇場の様子もよく描かれていました。しかし私としては、もう少し深みのある映画音楽を使って欲しかったのと、暗い時代を強調することで最後のハッピーエンドを際立たせて欲しかった。付録の撮影風景も見ましたが、どうも緊張感がないような‥‥。まさに酷評ですが、皆様ご自身で判断していただければ幸いです。

2006
08/22
Tue

オペラ好きになたまらない

76.9% (10 / 13)
[No.3] posted by levinrouge

 ジョーニーデップには本当にうっとりします。パイレーツよりずっとかっこいいです。チャーリーとチョコとこの2つが彼のはまり役のような気がします。この役には彼のかっこよさが凝縮されています。何度見ても悩殺されます。
 そして圧巻はリチートラのオペラです。ポスト3代テノールと言われて久しいのですが、特に全編に流れるビゼーの「真珠とりの歌」は切々と謳われ聞くものの心を動かします。この曲をタンゴとして聴きなじんでいた人も多いと思います。
 またユダヤ人問題が根底にあり、監督サリーポッターの人権意識の高さには敬服します。
 高い芸術性と、社会意識といった一見相矛盾する2つの側面がこれほどまでに見事に融合し、昇華された作品は極めて珍しいです。

2006
05/16
Tue

ジプシーを演じるジョニー・デップが渋くてカッコいい!!

60.0% (9 / 15)
[No.2] posted by kakojohnny

<詳細>
ジョニー・デップが助演に徹した2000年度の1作目で、ジプシーの青年を好演している。
チェーザー(ジョニー)の家族役を演じるジプシー達は、本物のジプシー楽団の団員であり、食事シーンでの素晴らしい演奏と歌はすべて彼らのオーケストラである。

ユダヤ人であることで迫害され、名前も言葉も奪われた少女スージーと、ジプシー青年チェーザーとの恋と人生の苦悩と葛藤を、戦争の影が忍び寄る1930年代を舞台にして描いている。

<感想>
チェーザー役のジョニーは台詞が少なく、「瞳だけ」で演じるシーンがとても多いのだが、瞳だけであれだけ語り、あれだけ表現し、女性を釘付けにして虜にしてしまえる俳優は、さすがはジョニー・デップだ!

テーマは、人種差別や迫害といったものだが、ストーリー的にも、感動できる作品だ。
とにかく、ジプシーを演じるジョニー・デップが渋くてカッコいい!!

2006
01/17
Tue

思い・想い・重い

88.2% (15 / 17)
[No.1] posted by しょちこ

C・リッチ演じるユダヤ人少女が、貧しい村を出てアメリカに行った父親を追って旅をする。知り合いも居ないし何もわからない土地で、彼女は生きるため踊り子をして稼ぐ。その舞台で初めてジョニー・デップ演じる流浪の民の男性に会う。
宿のおばさんが連れられていくシーンがかなり印象的。
全編通してダークな感じだけど、逆にそれがいい味出してます。暗いけれど、強くたくましく生きていく少女の映画。女性の監督ならではの、たくましいけど繊細、とゆうアンビバレントな矛盾を見事に描いていると思います。観たあとに自らの中で何かが変わる、何かが生まれるような感覚に襲われる作品です。


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