- [俳優]佐藤浩市
- [俳優]大森南朋
- [俳優]新井浩文
- [俳優]高橋一生
- [俳優]岸部一徳
- [俳優]石原さとみ
- [俳優]美保純
- [俳優]赤井英和
- [俳優]岸本加世子
- [原著]横山秀夫
- カテゴリ:
- DVD (150分)
- 発売元:
- アスミック (2006/05/12)
- 定価:
¥ 4,935 (税込)- 価格:
- ¥ 4,242 (税込)
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映画との比較
7月に映画版を観てから原作を読み、ネットでの評価でこのドラマのDVDを
購入して鑑賞しました。
以下率直な比較となります。
1.ストーリー TV版が原作に近く丁寧。映画版は複線が中途半端で省略し
た方が分かり易かった。
2.緊迫度 墜落事故の第一報を流す共同配信の場面や現場雑感のくだり
は映画版が勝ってます。TV版は良くも悪くもNHKっぽく割と
淡々としている感がある。
3.キャスト どちらも甲乙つけ難い。私的にはハイエナのような佐山記者
を演じた映画版堺雅人の凄みに軍配を上げたいですが。
4.演出 緊迫感では映画版ですが、TV版は構成がしっかりしており
、流れるような演出です。極力無駄を省いて原作のエッセン
スを巧みに伝えています。また、登山の場面はかなり本格的
でTVドラマの域を超えた意気込みを感じます。
以上総合的にはTV版を評価したいと思いますが、本作特有の”緊迫感”をより
感じたければ、映画版は期待を裏切る事はありません。
どちらも2時間半の時間を全く苦痛に感じさせないテンポの良さと迫力があります。
NHKならではの…
時間的ボリュームがあるので、人物像がきちんと描かれていると思います。
この作品の一番の売りは、キャストではないでしょうか。
佐藤浩市をはじめ、一癖もふた癖もある俳優人が好演しています。
佐藤vs岸部一徳の演技バトル
岸部一徳と佐藤浩市とのバトルが素晴らしい。若手記者が必死に書いた記事が隅に追いやられたときのバトル、そして、その後の焼肉屋でのバトル。とくに後者がいい。「ホルモンでーす」の絶妙な割り込み方。「事件は私のためにある」などと山本リンダの替え歌で酔って騒ぐ回想シーン。
しかし、終盤に、女子大生が出てきてヘンな「青年の主張」をして、それだけならまだしも投書を押しつけて、それを掲載してしまって主人公が左遷されるくだりは、作中の台詞のとおりに「青くさい」。あそこは絶対に要らなかった。ただ、墓参りをやめてという依頼のときに捨て台詞としてマスコミの遺族への姿勢を批判する、という程度でよかったのでは?そのようなマスコミ批判は、あの事件当時は斬新だったかもしれないが、今は言うほどのことでもないしね。あそこが無ければ、もっと良かった。
(追記)・・・と、思ったが、これは意図的なのかもしれない。クライマーズ・ハイというタイトルを考えれば、大事件に興奮してガンガンいってしまい醒めた後に愕然とする、というのがこの作品の基調であろう。スクープのためにハイになりすぎて末路が左遷というのならそれなりにカッコつくが、ダサくて生真面目な女子大生の「青年の主張」を載せるなどというチッポケなことに勇気を発揮してしまって左遷、という間抜けなオチ。そんな判断力の欠如をもたらすクライマーズ・ハイの恐ろしさ、ということなのかもしれない。そう考えると、石原さとみの超ウザイ生真面目キャラも、意図的な人選、演出なのかもしれない。だとしたら、もっとコミカルな、たとえばコーエン兄弟の『ビッグリボウスキ』のような、シニカルになりすぎないブラックコメディ調で撮ったらよかったが、NHKドラマじゃそこまでは無理か。そういう路線なら、佐藤浩市は、よりいっそう、この役にピッタリだと思う。勇敢でカッコイイ面もある一方で逡巡する優柔不断さや情けなさも併せ持っている。『文学賞殺人事件』で彼が演じた文学青年の中年期バージョンという感じになる。
迫力
迫力あるストーリーもさることながら、石原さとみの美しさはもっと見応えありました。
リアルでテーマが深い
「日航機墜落事故」関連の数多いドラマの中で、最もリアルでテーマが深いと思う。
しかし、センセーショナルではありません。主人公がかっこいいわけでもありません。
告発ドラマでもありません。お涙ちょうだいでもありません。
もちろん、第一級のエンターテインメントして堪能できますが、テーマはその奥にある。
大事故をショーとして見てしまう下衆な好奇心はマスコミだけでなく誰にでもあります。
もちろん自分もその一人だからこそ、このDVDを買ったわけですが、痛烈に批判されました。
事故当時を知る者にとって、時代設定や舞台設定がきわめてリアルで、どっぷりと
ドラマの世界に引き込まれ、最後に深く考えさせられる稀有な作品です。
惜しい間違い
私は新聞記者です。テレビ放映翌日の記者クラブで話題になるほどリアリティーがありました。ネタ取りや特ダネを打つときの一瞬の躊躇など、記者にしか分からない心理をこれほどまで詳細に描いたドラマは初めて。ただ、予想墜落場所の見出しを決める際に、群馬を先にするか長野にするかで悩む場面はおかしい。地元紙なら群馬を先にするのが常識だろう、と私を含め記者仲間の一致した意見。ここだけが惜しい。
一見の価値ありです
原作を読まず、前編をまず見ました。佐藤浩市さんの円熟味あふれる演技に、思わず引き込まれました。日航機事故という現実の事件を題材に、新聞記者の葛藤や興奮、仕事とは、自分の果たすべき使命とは、親子の絆とは、いろいろなことが、熱く、そしてテンポよく刻まれていて、とても面白かったです。前編を見て、すぐに後編を見たいといてもたってもいられなくなりました。主役である悠木の心情だけでなく、周りの人間の描写も素晴らしいと思いました。原作を読んでいれば、映像化に際しいろいろコメントもあるのかもしれませんが、先入観なしで見て、ストレートに面白いと思いました。
このくらいの面白さを持っていれば、ドラマとしての完成度はかなり高いと言って良いのではないでしょうか。一見の価値ありです。
もうひと越え欲しかった
山好きだからなんとなく観てみた。
まだ前編のみしか見ていない。結末がどうなるか全然知らないので後編が非常に楽しみ。前編を見ただけではまだ全然わからない。
後編を見た。
事故原因の下りは、なかなかの盛り上がりで楽しめた。読者投稿欄の話が、ようやく長い前振りからつながったのだけれど、物語のクライマックスに向けて唐突な感が否めない。
新聞と登山。
20年間と今日。
2つの世界と2つの時間。
プロットは面白く、日航機事故というテーマ性も悪くない。山登りが好きであるという個人的な嗜好にもマッチしている。
それでも、いやそれが故に?こなれ切れていない印象が残った。俳優陣が熱演しているだけに、ラストの印象が・・・。これぞまさにクライマーズ・ハイが解けたということか。
よくぞやってくれましたNHK
原作は読んだのですが、NHKで放送されたのは知らずに、たまたまDVDを見つけたので購入しました。素晴らしいです。見ごたえがあります。原作同様感動します。原作を読んで感ずる所のあった方、是非見てください。大きい命と小さい命のエピソードで機内での走り書きの遺書が出てきますが、実際にこの便に乗っていた方達の恐怖と無念の気持ちは、計り知れないものがあります。あらためてご冥福をお祈り致します。
久しぶりにドラマの良作を観た。
原作を読んだ人も、けっしてガッカリしない出来栄えだと思う。
原作の登場人物に負けないくらい個性的で濃い役者たち
ストーリーも少し変更を加えただけで忠実なつくりになっているし
原作に忠実すぎて細かく説明臭くならないように程よく折り合いがついている。
組織の中で生きること、ジャーナリストとしての誇り、家庭の父親であること
それらのことに迷い苦しみながらも必死に立ち向かおうとする男たちを
役者たちが良く演じている。
これは、NHKにしか作れないドラマだと思うし
同著者の“顔 FACE”のことを考えると他局じゃなくてよかったと思う。
そう思える骨太の良作だった。是非オススメしたい。
個人的には杉浦直樹の迫力にベテラン俳優の底力をみて唸らされました。
