- [監督]アン・リー
- [俳優]ラン・シャン
- [俳優]ワン・ボー・チャオ
- [俳優]ワン・ライ
- [俳優]デブ・スナイダー
- [脚本]ジェームズ・シェイマス
- カテゴリ:
- DVD (107分)
- 発売元:
- ジェネオン エンタテインメント (2006/09/22)
- 定価:
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やった! DVD出た!
以前ビデオで“プッシング・ハンズ”として出ていたときは“わが心のニューヨーク”という、ちっとも内容と関係ない副題が付いていましたが、今回ようやく原題通り“推手”としてDVD化されました。
おじいちゃんのしてくれるマッサージが気持ちよさそう。 そのおじいちゃんが太極拳の秘術を使って、群がるアメリカン・ガイに対して一歩も引かないところは痛快です。 そして、クライマックスの主人公の慟哭には、思わずもらい泣きしてしまいます。 アン・リーは、もともとこういった家族の物語がうまい作家なのではないでしょうか? 地味な作品ながら、オールアメリカンキャストで撮った、”アイス・ストーム”なんかも、友人のアメリカ人が、”アメリカ人監督でさえ描こうとしない、等身大のアメリカ人家族像がきちんと表現されている!”と絶賛していました。 その手腕はやがてアカデミー賞受賞作“ブロークバック・マウンテン”に結実していくのですが、これは初期の最高作。異文化の摩擦、世代間の問題が、アメリカに住む中国人親子を通してユーモアを交えて実にたくみに語られています。 一見の価値大です!
これはきますね!
戦わない(戦えない)カンフー映画。
功夫はあるけど、それを発揮できない環境におかれた達人の悲哀。
裏カンフー映画というか。
「少林サッカー」と同じ系統です。(テーマのみ)
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ天地黎明」などでも同じテーマが描かれています。
カンフー映画には常にこういうテーマがつきまとってはいますが、
このような普通のストーリー映画のフォーマットに乗ると、テーマの輪郭がより鮮明になります。
厨房での太極拳パワーを発揮するシーンは涙なくしては観られません。
少なくとも「少林サッカー」で泣いた人なら泣けるはず。
やってる人には特におすすめです。
実際の親や、師父は大事にしましょう!
ふたつの国で生きる人々
「ウェディング・バンケット」「恋人たちの食卓」へと続くアン・リー監督の父親に纏わる三部作の最初の映画化作品。父親役は全てラン・シャンが演じている。
狭い家の中に、ふたつの国が存在するかのように暮らす一家。相容れない生き方、暮らし方を前にして、ある者はストレスを抱え、ある者は抑えられない衝動に身を任せ。親子、夫婦の関係を見つめ直さざるを得ない状況におかれていく。互いを思いやる気持ちとは裏腹に知らないで相手を傷つけてしまうこともあり、気丈な老婦人が子供達の企てに苦やし涙を流す場面は心に響いてくる。
推手とは、本来太極拳の套路を学んだ人がその理論にかなった動きを正確に行うための型練習の事をいうそうで、二人一組になって行うものである。この作品に登場する太極拳の師匠である朱老人は滅法強い。大勢を相手に、それこそバッタバッタと投げ飛ばす豪快さである。
アメリカに根ざした中国人社会を描きながら、家族の問題、老人問題など普遍的なテーマを想い起こさせるラストシーンの二人の姿が印象的な秀作である。
