本当の願い
[No.25] posted by chipa
まず、映画を見終えてすぐの感想…人は「本当の願い」にいつか向き合う時が来るのだなあということ…。
ジョエルが記憶を消したいと思ったのは、クレメンタインが記憶を消していることを知り「じゃあ自分も!」と半ばやけくそ気味に決断したことであって、本当に彼が望んだことはクレメンタインともう一度「一緒にいる時間を持つ」事。
現実の彼女は自分を忘れてしまっているけど、「一緒のいる時間を持つ」ことができたということが記憶の中で大切なものになっているということを、記憶の修正をされている最中気づいて、必死に逃げようとする。
それでも、ジョエルはそのことに気付けたし、だから目が覚めた後でも想いは残っていてクレメンタインと再会できるのだ…。それほど「本当の願い」というものは強い想いなのだろう…。
取り返しがつかなくなる前に、その時その時の自分が本当に願っていることは何なのか、したいと思っていることをしているのか…と普段の自分を振り返ってみました。
喪失の仕事
100.0% (1 / 1)
[No.24] posted by 宮内 久夫
恋人たちは出会いのときめきから醒めた時、お互いの言動やありようを否定的な言葉に代えて、薄れてゆき欠けてゆく相手への思いやりや愛情の言い訳にします。お互いに、あの時と何も変わってはいないのに。
メアリー(キルスティン・ダンスト)の語るニーチェの引用と言う「忘却はよりよき前進を生む」と言う言葉は、確かに一理あると思います。しかしそれは、人の心が自らの力でその痛みや苦しみを乗り越えた時、何かを得、何かを身につけ、そうやって大人になってゆく。決して、外の力に頼ってはいけないのです。アルコールや享楽、現実逃避的な刹那的な恋や行動。それらは、決して「よりよき前進」とはなりません。
原題は、「汚れなき心の陽の輝き」。人と人は、いい意味悪い意味、言葉で表現できるものに左右されるのではなく、もっと本質的な、お互いの存在そのものと深く関わり、深く交わることで、何かを、恐らくは「自分の人生」を分かち合いながら生きてゆけるのではないでしょうか?
ジョイマンのネタは、面白いけれど記憶に残らない
[No.23] posted by free_se
コンピュータの場合、デジタルデータをハードデスクにバックアップ
して、使わないデータ、いらなくなったデータを消去することができます。
しかし、人間の場合、大切なデータでさえも、バックアップすることなく
自然と失われていくのが常です。
記憶をテーマとした映画が最近よくあります。
「博士の愛した数式」では、記憶が24時間しかもたない、昔の記憶はあるけれど、
直近の記憶がない博士が主人公です。
<<冬のソナタ>>でも、カンジュンサンが昔の恋人のことを忘却して
イ・ミニオンとなって登場し、やっぱり、チェジウ演じる昔の恋人を
好きになるのが肝だと思います。
エターナルサンシャインは、個性派俳優ジム・キャリーが脚本に惚れこんで出演した
という恋愛映画、ケイト・ウィンスレットは、<<タイタニック>>のヒロイン、ローズ役
のイメージが強いけど、<<ホリデイ>>、<<リトル・チルドレン>>と内面を
表現した映画で、いい感じだったので、少し古い映画だけど期待して
見ることにしました。
辛い記憶、悲しい記憶を消すことで、患者の心を楽にする。そんな
画期的な治療法を開発した医師がいて、ジョエル(ジム・キャリー)
の別れた恋人クレメンタイン(ケイト・ウィンスレット)はジョエル
との記憶を消去してしまいます。
よりを戻そうとしたジョエルは、自分との思いでを消されたこと
にショックを受け、自分もまた、クレメンタインの記憶を消す依頼をします。
記憶を消去する方法は、患者の思い出の品をかき集めて、そのエピソード
を思い出させることで、脳の中の地図を作り、記憶の一つ一つを脳の地図
と照合し、消して行くという方法です。
ジョエルは、記憶を消す過程で、消そうとした思い出が、自分にとってなによりも
大切なものであることに気付き、なんとか記憶が消されないように
記憶の中で逃げまどいます。
ジョエルの記憶としてプレイバックされるエピソードは、少し長くて
眠くなるところもありましたが、構成的には、ジョエルが記憶を失う
前と後が、うまくかさなって、全編がジョエルの記憶の中にあるような
統一感があって、まずまずの作品と思えます。
斬新な脚本
100.0% (1 / 1)
[No.22] posted by izaiza
"ジム・キャリー" の "ラブ・ロマンス" と聞くと、
"コメディタッチな軽いラブ・ストーリー" というイメージを
持ってしまいがちですが、本作品は全くの別物です。
映画の核となっているテーマは「記憶の消去」。
主人公が恋人とのつらい過去を忘れるために
記憶を消去しようと決意するのですが、
機械で消去処理中に、脳内で繰り広げられる
過去の記憶の再生、それに伴う非現実的な映像、
記憶を消されまいと記憶の中で逃げ回る葛藤が、
実に斬新で楽しめます。
また、ジム・キャリーは、いつものひょうきんぶりを
完全に封印し、純粋に役者としての見事な演技を見せています。
脚本は、『マルコヴィッチの穴』、『アダプテーション』で
すでに定評のあるチャーリー・カウフマン。
本作品では、念願のアカデミー賞脚本賞を受賞しています。
Internet Movie Databaseのランキングは、本日付けで51位。
客観的な指標を見ても、世界中の人々から非常に高い評価が
得られている映画だということがわかります。
非現実的なシーンが長すぎ
0.0% (0 / 5)
[No.21] posted by ミチル
ジョエル(ジム・キャリー)は、別れた恋人クレメンタイン(ケイト・ウィンスレット)が、じぶんの記憶を消してしまったことを知り、じぶんもまたクレメンタインの記憶を消そうとするのだけれど、除去手術中、薄れゆく彼女との楽しかった記憶や辛かった思い出さえも愛おしく思えて来、「この記憶だけは消さないでくれ」と叫ぶのだが・・・。
ある特定の記憶だけを消せるとかいう未来的な話のわりには、除去手術で使われるパソコンに繋がれた、ジョエルの被るまるでヘルメットみたいなのが、あまりにクラッシックで笑える。
シンプルなラブストーリーを期待していたためか、ストーリーの流れを理解してゆくのに疲れてしまった。
記憶を除去されてゆくジョエルの、記憶の大切さに気づき抵抗しもがく様、彼女との回想シーンなどが切ないのだけれど、非現実的なシーンが長すぎるのだ。
まじめで内向的な男を演じたジム・キャリー。奔放で衝動的、派手な髪色をしたケイト・ウィンスレット。ふたりの今までとは違った感じの役柄を見れたところはよかったが。
そうそう。記憶除去を行う病院に勤めるメアリー(キルステン・ダンスト)が、綺麗だなーと思っていたら、このひと、「マリー・アントワネット」を演じたひとなのね。
運命
100.0% (1 / 1)
[No.20] posted by 101
互いの記憶を消去してもまた好きになる・・・。
結局、彼らが運命の赤い糸で結ばれていた証拠ですね。
非常に羨ましい限り。
映像の美しさもさることながら、内容がユニークかつセンチメンタル。
ジムとケイトの演技が、漫画チックな物語を大人のラブストーリーに
スケールアップさせている。
どの場面もフォーカスしたくなるほどの秀逸な作品です。
愛し合う二人の日常は、きっと輝いている
100.0% (2 / 2)
[No.19] posted by 太陽
ある男性と女性が、同じ頃、違う場所でこの映画を見ていた。
男性はこの映画を、主人公の男女が「最後はうまくいきますように」と祈るように見た。
女性はこの映画を、男性目線で描かれた身勝手な物語だと感じた。
実はこの男性と女性、以前付き合っていた恋人同士だった。けれど、この映画に出てくる男女と似たような別れ方をした後、違う場所で同じ映画を見ていたのだ。お互いの姿を思い浮かべながら。
今日も世界のどこかできっと、男と女がこの映画に出てくるような別れ方をしている。誰にでも経験のある別れ方。ごくごく平凡な別れ方。だけど、人はその時初めて気付く。よくある別れ方をしてしまったあの人は、世界で一人しかいない人であったことを。自分にとって大切なかけがえのない人であったことを。そして、失ったものの大きさと楽しかった過去の思い出を反芻しながら、目を閉じ、強くこう願うのだ。
「あの頃に戻れ。あの日に戻れ。」
だけど時間は決して戻らない。そして人は、自分が犯してしまった過ちに気付く。じゃあどうするか。引きずるか。もう一度やり直すか。それとも、忘れるか。
こんな思いをしたことのある人に是非見て欲しい映画。もしかしたらキュンとなるかもしれないし、ブルーになるしれない。
冒頭に出てきた二人は…。この映画を見た後、男性が「やり直そう」と言ったが、女性は、引きずりながら前に進む事を選んだ。つまり、結局やり直すことなく終わった。
できれば、恋人同士で見て欲しい。何でもない日常が、実はキラキラと輝いている事に気付くことができます。
望みが現実になったら…
[No.18] posted by oriens
とても悲しい別れがあった時、
「何もかも消してしまいたい」
と思うことがある。
でも、実際そうなった時、本当に自分はそれを望むのだろうか…。
この映画を見ながら、ふと考えてしまいました。
記憶と現実が交互に出てくるストーリーは、少々複雑で、
理解するまで時間が掛かりました。
(実際、もう一度見直しました)
私のように、ほとんど情報を得ないで見る人は、
始めは混乱するかもしれません。
でも、主役二人(ジム・キャリー、ケイト・ウインスレット)が素晴らしかった。
登場人物として、彼らが俳優という意識をすることなく、
入り込めて見ることが出来ました。
忘却は前進ではない
100.0% (3 / 3)
[No.17] posted by はらぺこあおむし
恋人が自分との記憶を消したと知って、怒り、自分も同じ道をたどる男。
けれど、記憶のデリート作業が進む途中で、記憶を消したくない、と思い始め、抵抗する。
付き合っていくうちに、相手のことが嫌になってしまうことってある。
でも、記憶をたどっていくうちに、相手の大切さが分かる。
共感してしまって、途中から目が話せませんでした。
作品の中で、記憶を消す博士のことを絶賛する女性(メアリー)が、
「忘却とは前進だ」といいます。
でも、この言葉の意味って、相手との記憶を抹殺することじゃなくて、
受け止めて、前の恋を忘れるくらいの素敵な新しい恋をするってことじゃないかなぁと思いました。
記憶を消しても、また出会ってしまうだけなんだ、とメアリー自身を見てて思いました笑
皮肉な話だなぁって。
色々考えさせられる良い映画です!
一回だけじゃなくて、何回も観てみたいと思いました。
恋愛って
100.0% (7 / 7)
[No.16] posted by レバンネン
嫌な恋愛の記憶を消しても、また同じ人と出会って同じように恋をする。これは、人は死んで生まれ変わっても、また同じ人と出会うという運命のようなものと同じかなと思った。同じタイプの男(女)とくっついては離れくっついては離れ・・。記憶を消すくらいではこの連環は断ち切れないということだろう。
ジム・キャリーはこういうちょっとサエない人をやらせたら抜群。ケイト・ウィンスレットはホントにいい役者だと思う。交錯する時間がまたややこしくていい。何回も見てしまう。この監督の他の作品も見ようと思った。