人の一生とは、風のようなものかもしれない。
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[No.75] posted by 宮内 久夫
昭和22年、福岡県で生まれた一人の少女は、女の子なら誰でもそうであるように、お姫様のような人生を夢見ていました。病弱の妹ばかりを思いやる父の気を引こうと、おかしな表情をしているうちに性癖になってしまった彼女。教師になった彼女に最初に訪れた災難は、修学旅行での盗難事件。人生の岐路が幸か不幸かのスイッチだとしたら、この時からすべてのスイッチは「不幸」の方に切れてゆきます。
ファザコンというよりは、ごく普通の愛を求める彼女の前に現れる何人かの男たち。作家を目指す青年、不倫、ヒモ・・・。TVから流れる時代が華やかな昭和であることと対照的に、彼女の人生は彼女の夢からどんどんと遠のいてゆく。でも彼女は、いつでも強く前向きに生きてゆく。まるで昭和という時代そのもののように。そんな彼女のド派手な、いや実はささやかな人生も、時代が「昭和」から「平成」に変わる頃についにエンディングを迎えます。推理小説のようなファイナルサプライズも用意され、結局「昭和」そのものである彼女は、「昭和」という時代を彼女なりに疾風のように駆け抜け、そして新しい時代、「平成」によって葬られます。
監督の中島哲也はCF出身。それもあってか派手なエフェクトだらけの映像や、連続コマーシャルのような演出はちょっと疲れもしますが、そうでもしないと物語はただの悲劇に終わってしまったでしょう。おとぎ噺あり、ミュージカルあり。そうそう、龍洋一(伊勢谷友介)の乗っていた車は、私も乗っていたスカイラインDR-30、懐かしいです。
原作は読んでいませんが、昨年来の昭和物の「二匹目」などとうがった見方をせず、素直な気持ちで見ればいろいろなものが見えてきます。「何のためでもない、誰のためでもない人生」。人の一生とは、そもそもそういうものだと思います。自分と言う「個人」の利を追求する日々は、人生とはいえません。しかも、人生も愛も、掛け違えると一瞬にして表から裏になる。「人間の価値とは誰かに何かをしてもらうことはなく、誰かに何をしたか」。激動の昭和時代に追い続けて生きた松子に、ひそかにエールを送っている昭和生まれの私がいます。
一見の価値はあると思う。
[No.74] posted by Jack
私は、この映画はタイトルといい、だいたいのストーリーは知っていたので、全く観たくはありませんでした。 でも、機会があって観てしまいました。 そもそもの転落のきっかけ"修学旅行での盗難事件"で、ああゆう発想と対応をするという事自体、松子は歪んでいると思いました。したがってその後の彼女の人生も自業自得という感じで、全く共感できませんでした。 そうゆう訳で評価は低いです。・・・でもラストはかわいそうでした。 中谷美紀の演技力といい、一見の価値はあると思います。 原作に忠実だと言われる、TVドラマの方も観たくなりました。
絶対に暗くはさせない素晴らしい演出!
[No.73] posted by 夢追い虫
なんであの原作をこんな風にできちゃうんだろう?
監督の非凡な発想力とセンスに脱帽します。
映像感覚にも優れているようで、一歩違えば暗い暗い話になるはずのものを、
CGや音楽、踊りのシーンを駆使することによって決して暗くは見せない。
松子はただ運がないだけ。さびしくて、自分を必要としてくれる人がほしいだけ。
多くを望んでいるわけではないのにどんどん堕ちていく・・・かわいそうな子。
でも、この監督は絶対に観ている人を湿っぽい気分にはさせない。
こうした無理やりに笑わせようとするような派手な演出が、
「笑って生きたい」「幸せになりたい」「がんばろう」という松子の心の叫びに思えてならないのです。
松子の髪型はたして何種類あったでしょう?
泣いて笑って歌って踊る、中谷美紀の熱演は見ものです!
中谷美紀、奮闘。
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[No.72] posted by そんちん
中谷さんのエッセイによれば、この映画の撮影では本当に奮闘されたようです。
ただ映画そのものは場面の展開が早く、そんな苦労をしみじみと感じさせる場面が
長くは続かず。でもその、場面の多さが奮闘を意味するのかもと思ったり。
映画そのものは、非常に楽しめます。最初、コミカルだったのが、だんだんとリアルになっていきます。
こんな人生を自分がこの先、もしかしたら送ることがあるかもしれないと思わず想像してしまったり。
松子。53歳。
人生ってこんなもんかもと思えます。
「生れて、すみません」
でも、松子はそういいながら、最後、わたし、まだやれる!と目を輝かせ、
希望の名刺を手に握りしめてその生涯を終えます。
んーいい!
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[No.71] posted by まりもz
わかる!こんな人生有ります!
なんで!?
なんでこうなるの!!!私だけ
運命なんでしょうか?男運がないんでしょうか。
次から次へと色んな事が有りますよねえ、人生とは。
嫌になります、人生は。
でも明日になればきっといい事有りますよね、自のままでいいんですよね。
素直で思いっきり人生を生きればいいんです。
頑張ります!
そんな映画です
この映画は中谷さんしかできないですよ、本当に表情といい身のこなしといい、良く演技されています。さすが中谷さんですよ。
女は変わりますねえ。
最初から最後までいい。
他の出演者も又いい。
この監督の表現力は本当に感動します
最後の階段を上がって行くシーンが無性に悲しかった。
若い時代っていうのは本当にいいですね、1日1日を大事になさって生きて下さい
最低の映画
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[No.70] posted by まさ
最初からコメディーがやりたいのかシリアスがやりたいのか全く不明で、中途半端なまま進んで行く駄作。
真剣なシーンで突然つまらないギャグを入れたり、ユーモラスなシーンで急に主人公の不幸一人語りが始まったり、何がなんだか分からない。
ミュージカル映画という設定も、言い訳にしか聞こえない。
こんな作品を世に送り出した製作陣は、恥ずかしいと思わないのだろうか?
そもそも泣き所である、主人公を襲う不幸も、どれも陳腐で在り来たりなものであり、またその描写も深く掘り下げることがないため、安っぽさが全編に漂う。
最後に。自分は原作を読んだことはないが、映画を見る限り全く原作に手を出そうという気にはならなかった。
「獄」彩色の一生
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[No.69] posted by komochishishamo
ミュージカル嫌いな自分にとっては残念な鑑賞になりそうだと思ったけど、そんなこともなく。豪華なキャストと日本映画屈指の映像技術をテンポよく楽しむ、ちゃんとしたエンターテインメントだった。
ただミュージカル映画って、ちょっとダメだったりひもじかったりする女の子とかが、自分をシンデレラ的に見立てて現実逃避したり、生きる活力を得たりして成長していく様を見るのが楽しいんじゃないんですか? にしてはちょっとこの物語は悲惨過ぎ。笑い飛ばそうにも、後半の畳み掛けるような不幸がいちいち重たいし、松子は松子のままで、KY道をひた走る。「愛されたいがゆえの“愛”」を押し付け、失敗しても、それを繰り返す……これは男のせいじゃないだろ、これを○の愛とか呼ぶなよ、そして、トラウマのせいでもないよ――とこのポップな映像を見てると思えてしまうから皮肉。
あと、ラストも勘弁してくれって感じにくどい。公開時からずっと懸念してたことなんだけど、やっぱりPV出身の監督は「やりたい画」が先行してしまうものなのかねぇ……。スパイク・ジョーンズだってミシェル・ゴンドリーだって、チャーリー・カウフマンが脚本書いてくれなかったら、とは思うし。
主演の中谷美紀の演技も凄い気合入ってたし、てか役者の演技は押し並べて良かったけれど、言い換えればこれは、中谷美紀だったから我慢できたのもある、絶対。これで主演が柴咲コウとかだったら絶対見なかったと思います。
監督のセンス
33.3% (1 / 3)
[No.68] posted by ねぎのこつ
観客を飽きさせない緩急ある作品であったように思いました。実際、子供の時に釘付けになって観たゴジラ映画以来、久しぶりに映画鑑賞中に時計を一切みませんでした(笑) この監督には下妻物語しかり、笑いのセンスをものすごく感じます。観ていて次はどんな仕掛けがあるのだろう?と、ミュージカル系で重要なミュージックも、その仕掛けも素晴らしかったです。近年で一番の映画です。
私に嫌われた松子の一生
33.3% (2 / 6)
[No.67] posted by tom_yam
好みは人それぞれですが
私はこの映画大嫌いです
とにかくこの映画のコメディセンスがまったく受けつけなかった
笑わそうとしているのがあきららかな場面でまったく笑えなかった
いわゆるスベってる感が強くて寒い空気が漂いまくる
笑えないと単にイヤらしいだけ残酷なだけ自己満足なだけで流れてくだけのような映画に思える
しかも時間が長過ぎ
監督はもう少しテーマを絞ってそれらに勢力を注ぐべきだったと思う
波乱万丈
50.0% (1 / 2)
[No.66] posted by hanamogura
松子は救いようの無い不幸な女の子。
男運ゼロ、行く先々で様々なことに巻き込まれる。
でも、つまづいても、死にかけても、どん底から這い上がってくる。
映画館で観て一気に松子の世界に引き込まれました。
山も谷も無い人生なんて、つまらない。
これくらい波乱万丈に生きられた松子がうらやましい!!
松子に勇気をもらえました。
ラストの伊勢谷さんの演技は必見です!じわじわ涙が溢てきます。