おもしろいよ!
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[No.17] posted by joyfullと靄
「法廷映画なんて堅苦しそう・・・」
そんな迷妄を打ち破る名作。
サスペンスよりもドラマがあり、
アクションよりもスリリング。
絶対お勧めしたい作品。
疑わしきは罰せず
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[No.16] posted by komochishishamo
やっぱり何度見ても面白いですね。会話劇として、裁判劇として、またリアルタイムで繰り広げられる映画として、屈指の出来。
もう少ししたら、陪審制ならぬ裁判員制度が始まってしまいます。不幸にも裁判員に選ばれた人はこの作品を絶対に見直して欲しいんです。リーガルマインドも持たず、裁判員の偏見と人間観で以って人を裁くなど、人民裁判に近いものになってしまうと思うから。判決が一般的・倫理的価値観とずれてしまうことが最近多いですが、それは法曹に責任があると言うよりかは、法そのものが時代の要請に応えていないことに原因があるんじゃないかと思います。
12人の陪審員が一室に会し、少年の殺人について有罪か無罪か判決を考えます。と言うよりかは、誰もがそこでは考えることなしに少年が有罪だと確信していました、ヘンリー・フォンダ扮する8番を除いては。陪審員の判決は全会一致が必須です。「空気読めよ」と言わんばかりの11人に対し、彼は裁判で抱いた疑問を話し始めます。そして、部屋に入ってから12人の意見が一致するまで、物語はこの部屋とトイレだけで語られ、かつリアルタイムで展開されています。つまり空間の限定が、時間の連続性を与えているという、極めて演劇的な手法が用いられているわけです。
「少年はもしかしたら有罪かもしれない、ただ確かな疑問がここにある。だから有罪にすることはできない」
このセリフには「疑わしきは罰せず」という法の大前提があります。そして、それを守り抜くことがどれだけ困難か。特に日和見主義を愛する日本人が、今後人を裁くことなどできるんでしょうか。
映画史上、屈指の作品ではないでしょうか。
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[No.15] posted by 無風
2時間にわたる密室劇。
12人の男達がある事件の陪審を行うのですが、その行方は?という内容です。
昨今の映画にあるような 掛け合いのセリフはありません。
しかし、魂を搾り出し、真実にむかって行こうとする 言葉がこの作品にはあるのです。
自分を形成する因子の一つは、この映画から出来ているような、そんな気にさせる作品です。
名作です
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[No.14] posted by ピカソ3D
裁判劇を描いた映画は沢山ありますが 陪審員の側から描いた映画は少ないと思います。
先がワクワクする巧みな脚本 すごく小説的で面白い細かいところまできちんと追求し
警察では解らないことを導き出す その他にも人種差別、男たちの真実を追究するその姿の
格好良さ 最後の男が泣きながら「無罪」だと言うところ言いようの無い悲しさが溢れて
いますね 始めから終わりまで実に見事な見事な秀作でした。
貴方なら十二人の怒れる男たちをどのように理解しますか?
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[No.13] posted by ビバ!メヒコ
アメリカの陪審員制度をあまりに知らない日本人としては、
密室において有罪が決定的な少年の裁判をちょっとした疑問から
少しずつ切り崩していき最後は無罪を出張するというドラマしか
見えてこないが、実際には突然自宅に陪審員召集の手紙が送られてくる。
よっぽどの健康上の理由以外は拒否できない云わば法律上強制的な命令で、
どんなに忙しい人でも仕事を休んで裁判所へ指定された日に出頭しな
ければならない。この前提を理解して観ると各役者の気持ちが自分の
ことのように映ってくる。
そんな普段は顔を合わせることがない様様な仕事についている
選ばれた十二人であって、だれひとり希望してそこへ集まった
わけではない。誰でも有罪か無罪かを短時間で決め仕事や自宅へ戻りたい
心境なわけである。それを考えれば、あの暑苦しいく、外は大雨という設定は、
なんとも言えない状況を醸し出しているのは見事である。
ヘンリーファンダ演じる陪審員第8番がひとりだけ無罪を出張することにより、
誰もが早く終わるはずの裁判が長引く苛立ちはアメリカ人であればその心境が
手に取るように理解できよう。
ただ、現在では科学捜査も発達し、このケースは余りにも極端すぎるところもあって、
こんなに簡単に有罪から無罪へ移り変わることはない。また、全員が男性というのも
問題である。
ラストシーンで役目を終えた陪審員それぞれが四方へ散って裁判所を後にする
ところなどは、見ている我々も開放感と安堵をおばえる。
偉大な密室劇
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[No.12] posted by DEN-O
三谷幸喜さんが絶賛してやまない名脚本映画です。三谷さんの「12人の優しい日本人」はこれを原作にした程の溺愛ぶりです。
とにかくおもしろい。陪審員室で繰り広げられる密室劇ですが、まったく飽きさせない脚本が見事です。
良くも悪くもアメリカの陪審員制度の1例として挙げられる作品です。
「疑わしきは罰せず」無罪の可能性が完全否定できない限りは有罪にしてはいけない...
冤罪で刑をかけたら人の人生を狂わせます。
単なる法廷ものに終わらせない奥深さ、シドニー・ルメット渾身の、、、。
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[No.11] posted by カディス
いわゆる法廷ものなのだが、検事VS弁護士という構図ではなく、陪審員たちの姿を描いたものである。
事件について観客には何も知らされない。法廷から陪審員室に移動する十二人の男たち、そこでの議論から事件の内容が少しづつ明らかになる。
一人の陪審員から被告の少年が無罪である可能性が提起される。全員一致に向け「十一対一、有罪」から始まった陪審員たちの採決は、証言の信憑性が検証されていくに連れ次第に無罪に傾斜していく。その過程の中で、十二人の陪審員ひとりひとりの人生観、価値観などが次第に浮き彫りにされる。部屋の中の蒸し暑さまで伝わってくる緊張感溢れる画面の中で、まさに息詰まる議論が展開される一方、早く終りたいためだけに勢いを増す無罪派に理由もなく転向する者まで現れる。
映画は「少年の有罪・無罪」を問うたものではない。真実を究明するために行なわれるべき議論とはどうあるべきなのか、たった一人の反対意見であろうとそれは尊重され、多数意見の中に反映されるべきなのだ。性急な多数決は結論を誤る恐れがある。
見ず知らずの人間を「予断と偏見」で判断してしまうことの危険性も描かれる。最後まで有罪を主張した男、リー・J・コッブ演じる「不良少年の息子を持つ父親」の口からついに語られる「少年を有罪にしたかった理由」、、、。この映画を初めて見た少年時代には、「偏見に満ちた軽蔑すべき男」と写ったこの父親、私自身が親となり子供たちも巣立って行った今、彼の「喪失の代償行為」に感情移入してしまった。多様な切り口を孕んだこの映画からは、観るたびに違うものが見えてくる。
シドニー・ルメット監督が「アメリカの正義」について、庶民(マイノリティー)の立場から描いた名作、主演のヘンリー・フォンダをはじめ各出演者が迫真の演技。再来年裁判員制度の導入を控えた日本、人を裁くことの意味や重さについて私達は自らに真剣に問いかける必要がある。
見事な逆転決着だが、実際にはこううまくは運ばないだろう。法廷ものとして見ればひとつのシュミレーションドラマでしかないのだが。
傑作そして名作です。
60.0% (3 / 5)
[No.10] posted by perorin
日本では十二人の優しい日本人というパロディがありますが、それもいいのですがこれは
かなりレベルの高い作品です。
今の陪審員制度を考えさせるにはもってこいの作品です。内容もはっきりしています。
12人がただいたずらに反対賛成を言っているのではなく、その人なりの考え方で熱く
討論しています。推理もしっかりしていてとてもおもしろい。場所は部屋の個室のみ。
そこでおこなわれるディスカッションは最高といわざる得ない作品です。ぜひみてください。
後悔などまったくしないと思います。
高校時代の英語の授業
57.1% (4 / 7)
[No.9] posted by くにたち蟄居日記
この作品を見ていると 映画は案外進歩しないものだと思う。
確かにSFXといった特殊撮影であるとか CGなどの進歩は凄まじい。ロードオブザリングなども長年映画化が切望されていたが CGという道具を得て 漸く最近映画化されたばかりである。この点での映画の進歩には異論がない。
しかし 特殊撮影に彩られた作品が しばしば 間延びしたメリハリのない作品であることも しばしばである。その中に 本作をはめ込んでみると この作品の 際立ったメリハリには感動するしかない。
実際 この映画を元に 筒井康隆が「12人の浮かれる男」という戯曲を作り 三谷幸喜が「12人の優しい日本人」という演劇、映画を作ったことを考えると 本作にとって日本とは中々幸せな国なのだと思う。
僕自身 高校2年生の二学期の英語の授業の教材が本作のシナリオだったことを思い出す。教師も教科書を脇において この香り高い映画の脚本を僕らに読む機会を与えたわけだ。これは 卓見だと思うし 僕にとって 青春の忘れがたい体験である。
こういう映画を 今 撮ってほしい。
ディスカッション・ドラマの傑作
85.7% (12 / 14)
[No.8] posted by DVDマニア
ある意味、こんなに画面の隅々まで映像表現に徹底した配慮が必要な作品もない。なにせ1室内のディスカッション・ドラマなので、普通に撮っちゃたら発言者の顔のアップの繋ぎで終わってしまいます。カメラアングルから俳優の立ち位置まで、おそらく1シーンごとに考え抜いたに違いない。シドニー・ルメットはこれが劇場用映画のデビュー作とは思えない演出で、ヘンリー・フォンダをはじめとする名優たちの演技も見ものです。ヘンリー・フォンダの役は最初から手のうちをすべて明かさず、有罪派の意見がひとつ出るごとに反論として小出しにするので、本当はちょっと意地悪なんですが、観ている最中はまったく気になりません。アクションも特撮もショッキングな描写も、大げさな音楽もありませんが、一度は観るべき名作です。