BLUE DROP~天使達の戯曲~ Vol.1 [DVD]

  • [監督]大倉雅彦
  • [俳優]矢島晶子.沢城みゆき.後藤邑子

カテゴリ:
DVD (75分)
発売元:
キングレコード (2007/12/26)
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評価: 4.5

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吉富昭仁の人気コミック・プロジェクトを基に、新たに発展させたキャラとストーリーで迫るSF学園ファンタジーTVアニメーション・シリーズのDVD第1弾。監督はOVA『戦闘妖精雪風』の大倉雅彦監督。第1話『Hydrangea』祖母の命令で全寮制の海鳳学園へ編入することになってスネ気味の若竹マリ(矢島晶子)は、そこで不思議な少女・千光寺萩乃(沢城みゆき)と出会い、失っていた忌まわしき記憶の断片が一瞬蘇り、恐れと反発を抱く。第2話「Lavandula」寮でマリは萩乃と同室になるはめに。その夜、マリは萩乃がひそかに謎の宇宙船クルー、ツバエル(後藤邑子)と交信しているところを目撃し……。第3話「Datura」萩乃はコマンダーとして宇宙戦艦BLUEに乗り込み、浮上させる。一方、部屋で独りになったマリは、萩乃のことを思い返していく……。
5年前の神隠島事件と萩乃との関わりなどミステリアスなSF要素と、少女たちの“櫻の園”的テイストが静かながらも上品に融合。最初の回こそやや難解めいた雰囲気があるが、第3話まで観るとかなり内容をつかめてくる。確たる美意識の下で進んでいくドラマの今後から目を離せない。(増當竜也)

2008
11/16
Sun

大倉美学の結晶!!最高の「ヒューマンストーリー」!!

[No.6] posted by 東の閑人

吉富昭仁氏の書いたコミック『吉富昭仁作品集 BLUE DROP』(電撃コミックス)の世界観を元に大倉雅彦氏の監督・原案・脚本によって完成され、2007年秋から年末にかけ13回にわたりUHF系列で放送されたたTVアニメです。(内容には吉富氏も深く関わられたようです。)

描かれるのは、地球侵略の先遣隊として派遣された異星人と、地球人の少女たちとの心の交流。セーラー服をまとい、女子高生として振る舞う異星人が、別の場面ではハイレグ水着風のコスチュームで巨大な戦艦を操る・・・。日本映画を意識した繊細なタッチで描かれる少女たちの心模様と、最先端のSF設定による異星人同士の苛烈な戦闘場面が同時進行するという異例の物語です。全13話全体の構成、1話毎の構成、取り上げられるエピソードや展開、細部の描写にはマニアックなまでのこだわりが見られます。オンエア−を一度見ただけでは分からないが、何度か見ているうちに分かってくる・・・そんなアニメですね。
少女たちの交流場面はいわゆる「百合」テイストの愛憎劇であり、最終的には「身を挺して愛するものを護る」という感動的な「ヒューマンドラマ」と言えます。SFの部分はCGを駆使した精密なメカの描写、臨場感溢れる戦闘場面が特徴と言えます。「百合だけのファン」、あるいは「SFだけのファン」の視点だと、細かな部分での「説明」が無いこともあって、人によっては「中途半端で分かりにくい」と感じるかも知れません。そう言う意味ではベテラン向きですね。静謐で美しく、しかもこだわりいっぱいのBGMも素晴らしいし、映像的にもストーリー的にも、隅から隅まで大倉監督の美学の結晶と思います。(BGMをきちんと味わうためには、DVD第6巻初回限定版が必須となります。)

DVD第1巻は第1話から第3話を収録。少女たちの運命的な出会いと葛藤、不幸な過去と異星人の間の不協和音などが、静かに、丹念に描写されていきます・・・。

2008
10/05
Sun

好き嫌いは分かれるが・・・

[No.5] posted by からあげ

このアニメは、「1000年にも及ぶ異星人による地球支配の歴史」の
まさに1年目を扱っています。

ストーリーは静かに、そしてゆっくりと進行していきますが
個性豊かなキャラクターたちや美しい映像描写がとても魅力的で

地球人サイドと異星人サイドで場面が変わるのですが
その「日常」と「非日常」ギャップも面白いです。

ただし、百合要素を含みます。
百合が苦手だという人には最後までお楽しみいただくことはできないかもしれません。
逆に言えば、百合が好きな人にとっては素晴らしい百合アニメになることをお約束します。

どちらにせよ、少しでも興味を持った人は、是非最終回まで観てほしいです。

2008
01/10
Thu

ラストはまだ見てないのですが

33.3% (2 / 6)
[No.4] posted by 竹坊(百合に目覚めてしまった人

どう考えても13話でまとめきれない!
30話ぐらいで作ってればかなり良作にできたはずなのにもったいない

作風はSFと百合です
マイナーな作品にしてはいい映像してる

2008
01/02
Wed

SFなのに、まるで古典文学のような

77.8% (7 / 9)
[No.3] posted by 風車

−印象を受ける作品です。さらっと観てしまうと地味な内容とも思えるかもしれませんが
その実、なかなかどうして奥行きのある壮大な物語ではないかと思えました。音楽も美しくて
サントラ欲しいなぁ〜と思っていたら最終巻に付属するのですね…、お得のような気もする
けど5月まで待たないといけないのかーとも思ったり…。まぁそれはそれとして見所はいろいろ
あります。例えば各話のサブタイトルは花の名前になっていて、物語開始時にそれを花言葉や
学名で千光寺萩乃役の沢城みゆきさんが読まれるのですが、読まれる以外の意味も面白く、
1話 Hydrangea ハイドランジア-紫陽花-
花言葉
元気な女性・高慢・自慢家・ほら吹き・威張り屋・移り気・浮気・あなたは冷たい人・冷酷・
無常・辛抱強い愛情・謙虚

2話 Lavandula ラバンジュラ-ラベンダー-
花言葉
あなたを待っています・期待・承認・優美・豊香・不信・疑念・沈黙・私に答えて下さい

3話 Datura ダチュラ-朝鮮朝顔-
花言葉
愛敬(愛し敬うこと)・偽りの魅力・変装

とまぁおおむねこんな感じらしく、見事に内容に合ったチョイスがなされています
3話の花言葉など見て「あ〜ツバエルのことかな?」とか思ったりするのもなかなか
楽しいものでした。見所を相手に与えられるよりも、自分で探したいタイプの人には
非常にお勧めの作品です

2007
12/03
Mon

派手さは無くとも、上品な作りが冴えます

33.3% (2 / 6)
[No.2] posted by X0

メディアワークス刊/吉富昭仁原作
「BLUE DROP〜天使達の戯曲〜」第1〜3話を収録したDVD1巻です。
5年以上前の記憶のない若竹マリと千光寺萩乃の出会いから始まる物語。
OVA「戦闘妖精 雪風」の大倉雅監督が学園物語とメカニックを丁寧に融合させ、
落ち着きと安定感のある映像美で魅せてくれます。
(総合5/10点)

第1話「Hydrangea(紫陽花/水の入れ物)」★★★☆☆5/10点
 全体の作りに隙が無い。画面の移り変わりや作画、動きの大胆さを抑えに抑え、
 背景や演出に3Dを巧く挿入させ、外の世界でのマリの孤独と憂鬱、
 取り残された港町と学園との違和感やどこか郷愁漂う穏やかな流れで
 じっくりまとめています。ただ、隙は無いが特出した面白味も無いのが残念。 

第2話「Lavandula(ラベンダー/疑念)」★★★☆☆5/10点
 暗闇の仄かな明かり、夕日の柔らかさなど上品な雰囲気がいい感じ。
 伏線と共に進むため謎の部分は後回し。シリアスとも笑いとも言えない
 編入初日のマリと萩乃の急接近を淡々と、それでいてどこか優しく情緒溢れる
 ゆるやかさで纏めています。アニメ独特の誇張や毒気を削ぎ落としており
 驚かされます。今後は緩急付けた見せ場の盛り込みが課題かも。

第3話「Datura(朝鮮朝顔/偽りの魅力)」★★★☆☆5/10点
 無駄な説明、セリフの量を徹底して排し、視線や回想などあくまで映像で
 彼女らの苦悩と憂鬱をさりげなく表現した渋い演出が冴えます。
 それゆえ、コマンダーとして再起する出撃場面など謎を孕んだまま
 学園生活とSFメカ描写が同時平行されるため、幾分消化不良気味。
 最終回まで通して観て再度見直せば印象がガラリと変わる可能性ありでしょうか。

2007
10/28
Sun

ファンタジーの基礎を的確に固め、そこから展開を広げた名作

65.2% (15 / 23)
[No.1] posted by 宇治秋周

 おそらくですが、とっつき易い作品ではないと思います。
 「入口が狭い」ってさせてもらった方が的確な表現になるかなぁ・・・
 世界観の説明めいた物がなく、唐突に色々な物語が始まる。
 ネット上各地で飛び交います「判り難い」って意見は確かに正論です。
 しかしながら・・・私から見ると、これが一番良いと思います。
 理由としまして、このアニメの基本はファンタジー作品。
 ファンタジー作品は「現実」と「非現実」をいかに融合させるかが重要なんです。
 例を挙げます。
 現実的な高校に現実的に毎日通っていたら、非現実な戦闘力を持った非現実な美人が現れ、
「問おう、お前が私のマスターか?」と言って、非現実過ぎる聖杯戦争に巻き込まれた。
 現実的なアキバにいそうなオタクが現実的に買い物していたら突然に異世界に召喚され、
非現実過ぎる魔法の世界。非現実過ぎるツンデレ魔法使いにキスされ、その使い魔になる。
 ↑現状のアニメ界で最も評価の高い作品を例に挙げてみましたが、どうでしょう?
 一般評価の高いファンタジーアニメは全て、これに成功していると思っています。
 ここで重要なのはそのコントラストが浮けば浮く程、良いんです。
 現実的な物に関しては徹底的に現実的に、非現実的な物に関しては徹底的に非現実に。
 何度見ても、どう見ても、この作品はそれが出来てる様に見えました。
 凄く現実味あふれる「学校に行った事ない少女」と非現実すぎる「謎の背景を持つ少女」。
 両方少女ですし、どう融合させるかと言えば「百合成分」を混ぜるのも正解と思います。
 蛇足ですがGONZO作の3DCG技術が卓越し、その「非現実さ」をさらにアップ。
 異論があるのは承知ですが、個人的には実に良い作品だと思っています。


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