- [俳優]ロキシー・ミュージック
- カテゴリ:
- DVD (171分)
- 発売元:
- EMIミュージック・ジャパン (2008/01/30)
- 価格:
- ¥ 4,900 (税込)
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イーノとエディ・ジョブソンの演奏が観られるディスク1が圧巻
本作は、コンサートやTV番組でのステージ、PVの盛り合わせで映像面からロキシーの72年から82年までの、まさにスリル満点のロキシーの歴史を映像面で振り返る好企画。ディスク1に72年から76年までのいわゆる第1期を代表する18曲、ディスク2に79年の復活から82年までの第2期を代表する18曲+2曲(ボーナス映像としてザ・メイン・シングとアヴァロンのPV)の映像をそれぞれ撮影年の順に収録している。このうち、ディスク2は「オン・ザ・ロード・ライヴ1979」と「ザ・ハイ・ロード」からそれぞれ4曲を収録し、またPVが多くなるので、「オン・ザ・ロード・ライヴ1979」と「ザ・ハイ・ロード」(それぞれお薦めの作品)を既に持っている人には面白みが足りないかもしれない。もっとも、ディスク2、#1はBBCのABBA in Switzerlandに出演したときの「ダンス・アウェイ」で、これは貴重。しかし、本作の魅力はディスク1の方が上回っている。#1〜7がイーノ在籍時の映像で、フェリー、マンザネラ、マッケイ等の衣装やメイクがグラム・ロック華やかし時代を感じさせる。そして75年ロンドン・ウェンブリーでの1曲(#13)、76年のストックホルムでのライヴ・ステージ5曲(#14〜18)が圧巻。フェリーがGIルックをしていた頃で、彼は口ひげをはやしていたのですね。エディ・ジョブソンが透明ヴァイオリンをかき鳴らす「アウト・オブ・ザ・ブルー」を目にできるだけで本作を買ってよかったと思う。この素晴らしいディスク1、#13〜18の曲目だけ紹介しておこう。ボウス・エンズ・バーニング、ザ・スリル・オブ・イット・オール、マザー・オブ・パール、ナイチンゲール、アウト・オブ・ザ・ブルー、そしてストリート・ライフである。
アーカイヴ
この時代のバンドのカラーやレア映像をこうして大量に一気に観るのは、まさに「怖いもの観たさ」の気持ちが入り乱れ、何とも言えない感じがする。この頃のヴィジュアルはあくまで雑誌やジャケ写から想像するしかなく、子供の頃読んだ『赤毛のアン』が実写で再現されても何となく想像と違う・・そんな感じに近い。
その昔、ロックの世界では映像に媚び売って活動するのは余りヒップなことではなかった。しかし昨今次々と昔の音楽番組の映像が発掘され新鮮な感動を呼んでいる、ロキシーも例外ではない。音だけ聴いても結構難解なイメージがつきまとっていたが、こうして映像を見て「とてもムチャクチャするおじさん達だったんだな」と痛感している。EMSで宇宙の音を奏でる宇宙人のようなイーノ、どう考えてもヘンなアクションのフェリー、奇抜などとうに超えた存在のマッケイ、実は激しいポール・トンプソンなど、まさかこんなものまで観れるとは、的映像の満載。観てハタと気が付いたが、もう鼻から採算度外視の作品である。普通こういうものは売れない。
私の注目は第1期の活動が止まる75年〜76年頃の『サイレン』のツァー映像。特にウェンブリーでの映像が残っていること。このツァーの前座はかのサディスティック・ミカ・バンドで、もしかして映像が同時収録で残っていないだろうか・・。というか、このツァーのフル・ヴァージョンが観たい。この偉大なオムニバスに続けて、採算度外視でバラ売りして欲しい。
レアな映像集
ビデオでも発売されていたPVや海賊盤でも出回っていたライブが綺麗な映像で見れるのは貴重です。以前発売されていたヒストリービデオ・トータルリコールの長編版的意味合いも あります。是非次はフェリーのベストも出して欲しいです。
クールなダンディズム
特異なスタンスを貫き今なお尖がっているロキシーミュージック。淡々と綴られるライブパフォーマンスは孤高の美しさに溢れている。これがロックだっ!不協和音でロックするのはこのロキシーだけです。
