- [アーティスト]大萩康司
- [作曲]ジョン・レノン
- [作曲]ピエール・ドジェイテール
- [作曲]ウェイン・ショーター
- [作曲]マルグリット・モノー
- [作曲]アンリ・サルバドール
- [作曲]ハロルド・アーレン
- [作曲]ジョージ・ガーシュウィン
- [その他]キム・ヨンデ
- [その他]カルロス・ガルデル
- [その他]武満徹
- カテゴリ:
- CD (61分)
- 発売元:
- ビクターエンタテインメント (2008/03/19)
- 定価:
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ディスク1
- 思いの届く日(カルロス・ガルデル)
- ロンドンデリーの歌(アイルランド民謡)
- オーバー・ザ・レインボー(ハロルド・アーレン)
- サマータイム(ジョージ・ガーシュウィン)
- 早春賦(中田章)
- 失われた恋(ジョセフ・コスマ)
- 星の世界(チャールズ・C・コンヴァース)
- シークレット・ラヴ(サミー・フェイス)
- ヒア・ゼア・アンド・エヴリウェア(J・レノン、P・マッカートニー)
- ミッシェル(J・レノン、P・マッカートニー)
- ヘイ・ジュード(J・レノン、P・マッカートニー)
- イエスタデイ(J・レノン、P・マッカートニー)
- インターナショナル(ピエール・ドジェイテール)
- ディアナ(ウェイン・ショーター)
- アリラン(韓国民謡)
- 愛のロマンス(スペイン民謡)
- 愛の賛歌(マルグリット・モノー)
- シラキューズ(アンリ・サルバドール)
ディスク2
- 11月のある日(レオ・ブローウェル)
- そのあくる日(レイ・ゲーラ)
- 島へ(武満徹)
大萩の歌心と深い呼吸
大萩康司のギターによるポピュラー名曲集。このCDの特徴は、まず大萩のそれぞれの曲に寄せる深い愛情と歌心である。タイトルになっている1曲目の「想いの届く日」がまず素敵だ。感傷的なメロディーの歌わせ方と効果的にきらめくハーモニクスがいい。アレンジはブエノスアイレス出身のビリャダンゴスの名編曲だ(実は編曲者自身の演奏CDもすごくいい)。武満徹編曲の「ギターのための12の歌」では確かなテクニックと現代感覚を聴かせる(初演の荘村清志の演奏が一時代前に感じられる)。そしてなにより大萩の演奏から深い呼吸を感じる。実際奏者のブレスがCDから聞こえるが、この深い呼吸こそがギターによる歌を呼び起こすのではないか(そういえば荘村も鼻息が大きかったような?)。それからアリラン、禁じられた遊び(意外なスローテンポで開始される感傷的な演奏)、愛の賛歌(ディアンスの名編曲。最後のハーモニックスがおしゃれ)などみんなが知っている名曲・名演奏が続く。このCDは「音の詩人」大萩の天賦の才能を示す名盤で、大萩ファン、ギター愛好家以外にも広く聴いてほしい。おまけのDVDでは大萩18番のブローウエルとレイ・ゲーラを弾いているのもうれしい。
まさに名盤では?
大萩康司のニューアルバム、まさに名曲集の中の名盤と言える出来ではないだろうか。大萩氏の美しい音が存分に発揮され、名曲ゆえに彼の音楽性や和声感など曲に対する深い理解度がうかがえるすばらしい出来ばえであるように思う。
武満のギターのための12の歌は他の録音と比べると群を抜いており、日本のクラシックギタリストでは、おそらく、音色とテクニックと音楽性ともに最高のレベルということを思わせるに値する。クラシックギターのアルバムというカテゴリーを超えて、多くの人に長く愛される作品になる予感さえ感じさせてくれる。大萩氏の今後の精進、活躍を期待せざる得ない。彼のようなすばらしいアーティストが日本に存在することに嬉しくなる。
音楽を愛するすべての人へ
このアルバムはポピュラーな作品が弾かれていて、ギターになじみのない方に特にお薦めです。プログラムの中心は「ギターのための12の歌」(全曲)です。ビートルズの曲や有名なメロディー(日本の歌では早春賦)を武満徹が巧みに編曲したものです。このうち6曲を"Transformation"で村治佳織が弾いているので、聴き比べてみると楽しいです。たとえばミッシェルでは、大萩の音が明るく響いてます。
ロマンス(禁じられた遊び)では、こんなにゆっくりでいいのか!というテンポです。
ブックレットによると、このアルバムはブエノスアイレス(想いの届く日)からはじまって、パリ(シラキューズ)に終わる旅がイメージされていて、大萩はこの旅にまず両親をいざなっているとあります。母の影響でギターを始めたという、大萩らしさを感じます。
ひとつ耳障りなのは、録音に演奏者のブレスが大きくはいっていることです。(アクアレルでもそうだった)
DVDはラフな服装の大萩の演奏が楽しめます。彼はほんとうに白いシャツがよく似合う。ハバナ、パリ、沖縄の風景が彩りを添えてます。
