- [アーティスト]阿部芙蓉美
- カテゴリ:
- CD (54分)
- 発売元:
- FOR LIFE MUSIC ENTERTAINMENT,INC(PC)(M) (2008/04/30)
- 定価:
¥ 3,300 (税込)- 価格:
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ディスク1
- ドライフラワー
- on saturday
- 群青 ~album mix
- 太陽 (the swelling sun)
- 開け放つ窓 ~piano version
- trip -うちへかえろ-
- さみしいときはどうしている
- なみだは乾かない
- 青春と路地
- ぼくら平凡
- chill
- planetary
日常と無常
また一人、素敵な唄い手に出会えたと思えた
そのウェットで、アンニュイで、メランコリックな楽曲と声
情緒深い、無常観の漂う空気
それでいて、厳かだとかいった雰囲気はまったく無い
暮らしの中で誰もが感じる、ちょっとした憂い、寂しさに
まるで語りかけられるように、体に染み込んでくる感覚…
ジャケット、ブックレットに切り取られた日常の風景、手書きの歌詞
ひどく、憂う
けれどM11「chill」では激しいバンドサウンドと
"例えようのないさみしさ 目を開けていられる幸運" というワードにドキッとする
そう、寂しいけれど、それでも生きていこうというメッセージも感じるのだ
そしてラストのM12「planetaly」ではまさに気球が空に飛び上がっていくように、
憂鬱を、物悲しさを禊ぐ美しいメロディーに包まれていく
流動的な時代の中でも不変の輝きを放つ、しなやかな良盤
いや、名盤とも言える程の素晴らしい作品です
傑作です! 拍手!
誰かに例えられるけど、誰にも似ていない。ありのままで、すごい。そんな魔法+魅力=魔力を具えた女性アーティストが、またひとり現われた。北海道稚内で生まれ高校卒業後に上京。作曲家・谷本新(あらた)と出会いストリートライブなどで才能に磨きをかけたシンガーソングライター、阿部芙蓉美のデビューアルバム。タイトルの「ブルーズ」は青の複数形でブルースとは関係なし。
まず、声。微妙なニュアンスまで表現できるウィスパーボイス。ささやくような歌声は純度の高い陶酔感と中毒性をもたらしてくれる。彼女、身長170センチで華奢なんだけど、その音楽には包容力がある。おしゃれで心地よい音楽を好む人、逆に人間くさい歌を聴きたい人、その両方を包みこむ音楽的キャパシティの広さがある。そのもとを成すのが「詩」。心の奥底に眠る感情のツボをピンポイントで突いてくるように、痛くて気持ちいい。そして、孤独を癒しながら、孤独に輪をかける。そんなアンビバレントな世界がクセになる。
コーラスが気持ちよすぎて気が遠くなりそうな『ドライフラワー』。切なさ濃縮100%のキラーチューン『群青』。「無常」という言葉に最果ての地・稚内の風景が見えてくる『太陽』。伸びやかなメロディが清々しく、希望と優しさにあふれたミディアムナンバー『開け放つ窓』。ポジティブな詩と曲調が背中をポンと押してくれる『さみしいときはどうしてる』。「たかが青春、されど青春」というサビが泣きたくなるほど切なくて温かい『青春と路地』…など全12曲すべてがイチオシ。
もうひとつ特筆すべきは、バックの演奏。おもに谷本新のアレンジによるバンドサウンドは、単独でも成り立つほどハイレベル。とくにギターはアコギ、エレキの別なくソロを弾いても伴奏に回っても並々ならぬセンスを感じる。透き通るほどソフトで繊細な歌声、心の奥をじわりと刺激する詩の世界、そしてハイレベルな伴奏が調和したアルバム。
素晴らしい!
心に沁みました
ローソンで買い物をしているときに、芙蓉美さんの「開け放つ窓」が流れてきて心打たれました。
すぐに検索して、他の曲も視聴してみるなり、足りなくアルバムまで購入してしまいました。
買ってよかったです。ずっと聴いていたくなるような声です。
優しくて、温かくて深い感じがします。
ストレスのたまるこの世の中、このCDを聴いて癒されました。
オススメです(*'`*)是非皆さん聴いてみて下さい。
長く聴き続けられそうな良盤
歌詞にせよ曲にせよ、才能だけでその時に湧き出てくるものをそのままパッケージ
化するのではなく、どこか俯瞰的な視線できちんと練られているようなスマートさを
感じます。それゆえに嫌味なく耳から体に染み込んでくるのですが、(自ら世界に
入り込み熱唱するタイプとは対照的な)アンニュイなヴォーカルもその楽曲と見事に
イメージが重なり、聴いていてかなり心地よいです。メジャーになってもインディーズ
時代からの世界観がブレていないのも嬉しいところ。
このような浮遊感ある独特の世界を纏ったアーティストさんはこれまでもいましたが、
ことごとくメジャーの壁に跳ね返されてきた感があり、いい音楽をやって良質の作品
を作っても必ずしも評価に直結しないことに歯痒い思いをしてきたのですが、久々に
内容の良さに相応しいだけの注目を獲得できそうなアーティストさんが出てきたのでは?
とひそかに期待しています。
メロディーの強烈なフックだけがメジャーで闘える唯一の武器かというとそうではなく、
むしろキャッチーさを抑えた分、何度繰り返し聴いても飽きのこないスルメ盤になる
予感がする・・というか既にヘビーローテーション中(笑)。
ヒットチャート上位の常連、みたいな世界でものすごい速さで(それこそ数週間という
短いスパンで)減価償却されてしまうヒットアルバムよりもずっと幸せな余生を全う
できそうな作品。
邦楽もすてたもんじゃない!
ずっと応援してたフユミさん
やっとアルバムが出ましたね
普段は洋楽しか聴かないわたしが
一発でヤラレタのはフユミさんのウィスパーボイス…
こんなにも優しくて
どこまでも包まれて
体に染み込んでゆく…
購入して一週間
聴き続けたこのアルバム…
やはり本物です
出会えた事に感謝!
聴かないと人生損しますよ!
久し振りに腹の底から聴けた歌手、阿部芙蓉美。
ある日ウェブをサーフしながらどこかのウェブページから流れてふと聴いた「開け放つ窓」。そして、その一瞬から彼女の独特なスタンスと織り成した世界の雰囲気のファンになった。
アルバムタイトル通りに、ブルーシで静かな12曲。青春をモチーフにした多くの曲の歌詞には、思春期ならではの切なさや悲しみが溢れ出しますけど、その彼方には癒しと安らぎ。
洗練した歌声ではないですけど、その故に彼女が歌っている気持ちがより身近に感じていた。
売れる系の音楽ではないけど、だからこそここにしかない「意味」を感じました。こういう音楽はもっと聴かれて欲しいのです、今のバカ慌しく無理にはしゃぎ過ぎる世界には。少しでも聴いて、空っぽな心を埋めてみて。
世理奈以来の名シンガー
歌うことは生きることだと言っている気がして仕方がないのでした。
芙蓉美さんの歌には、無理にはしゃいだり、クールに振る舞ったり、人に好かれようとしたり、するような所が全くない。
じんわりするような悲しみや喜びをたたえた名曲を数々歌っていた世理奈(新作ききたい)をすぐに思い出したのは、芙蓉美さんと共通したある種のブルースがあるからでしょうか。
バカ売れするような土壌は日本にはないかもしれませんが、売れて欲しい!と思います。
生で聴いたらさぞかし素晴らしいだろうな。
