- [監督]高橋良輔
- [俳優]郷田ほづみ
- [俳優]長嶝高士
- [俳優]江川央生
- [俳優]大塚周夫
- [俳優]銀河万丈
- カテゴリ:
- DVD (50分)
- 発売元:
- バンダイビジュアル (2008/08/22)
- 定価:
¥ 7,140 (税込)- 価格:
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キリコ
死ぬ直前にバーコフ分隊の面々が変わっていったのが泣けた。コチャックは気弱から強気になれたしゴダンは本音をさらして素直になりバーコフは最後まで逃げなかった。ザキは自分の意志を貫いた。でもキリコだけは変わらない。思えばキリコが変われたのはフィアナと出会ってからだがそのフィアナも異端でいなくなりキリコは元のキリコに戻った気がする。キリコが可哀想と思いながら地獄にいるキリコに魅力を感じてしまう。ラストで ザキにカバーをしてベルトをして座らせていたのが印象的だった。
最終回に相応しい人間臭い演出、そして最後のどんでん返しが見所!
第11話は惑星モナドに取り付いたバーコフ分隊。激戦の中を味方に援護されながら、コアに向って突き進みますが・・
まず、映像は最終巻に相応しい、大量のAT戦が見所になっています。が、個人的にはAT戦以外でもっと細かい描写、壮大な戦闘シーンの演出があるのかと思っていたので、その点では少し拍子抜けな所もあります。
それよりもこの11話の見所は、バーコフ分隊5人それぞれが生き延びてきた過去を語り合う所です。このシーンの会話は、寒風吹きすさぶ我々の社会にもあてはまる所があり、締めにキリコが言った「生きてさえいれば・・」のセリフには何故か目頭を熱くさせられました。
第12話はモナド内部でバララント軍に完全に囲まれたバーコフ分隊。しかしキリコを除いて彼らは“異能生命体”として妙な自信を持ち、強行突破を計ろうとします・・
戦闘シーンは11話ほど派手ではありませんが、最終回に相応しい、悲哀に満ちた、あまりに人間臭い映像はこれまでのボトムズの中で一番生々しいです。
また様々な“謎”が解かれたかどうかといえば、“?”のまま終わったものもありますが、まあその辺は見る者によって解釈の余地を与えようとした監督の意図だったのかもしれません。
それと最後にあっと驚くどんでん返しが演出され、思わずニヤリとさせられました。恐らく監督はこれが一番やりたかったことなのだろうと思いました。(わかってしまうと面白くないので、これ以上は書きません)
今回のボトムズは私見ですが、度派手な杭落とし、空中要塞、異常天候、また地味なスナイパーものなどに表されてるように、高橋監督が過去やりたくてもなかなかできなかった映像を具現化したかったシリーズだったのかな、と思いました。
故に今までのシリーズような、連続するストーリー展開に重きを置いた感はあまり感じられず、ストーリーより映像中心なシリーズだったように感じました。
しかし、このあと本編が始まるという、制約が多い時代設定の中で、これだけやれたのは、流石高橋監督の力量は凄いなと思わされました。
しかも今回はなんと女性が1人も出てきません!今時ここまでハードな設定に徹した映像もある意味凄いといわざるを得ません。
次作があるならば、赫奕たる異端よりその後の世界に期待したい所ですが・・
劇場版も観たくなります
ファンの間でも人気の高いTV本編とOVA「野望のルーツ」の中間にあたる本作は
内容的にも、この二作品の魅力を上手く取り入れた形の作品でした。
レッドショルダー出身である事を指摘された時の動揺、
自分と同じ異能生存体に巡りあえたと思った時の笑顔ではないものの、どこか安堵した顔。
「野望のルーツ」で、ほとんどモンスター扱いになってしまったキリコの人間性を
垣間見える形で表現しTVシリーズ本編へと繋げる形になっていますね。
そして「野望のルーツ」でのキリコの生い立ちに関わる回想のあったペールゼン。
彼はクエント(=ワイズマン)とキリコの関わりをどこまで知っているのか?
中盤でウォッカムにいたぶられていた時には、「ラストレッドショルダー」までもたないぞと
思っていましたが影で主導権を握りキリコをモナドに向かわせるよう画策していたのが凄い。
「フィアナ」の名前がインプットされたのって、やっぱりあのシーン?
SPプロトタイプと思われるザキの最期。強敵とのラストバトルなんてありません。
なのに、これほど面白いロボットアニメは「ボトムズ」だけでしょう。
あえて残したと思われる謎もあり劇場版で明かされるのか気になります。
ベタ褒めさせて下さい
初めにお詫びします。手放しで絶賛している私のこのレビューはこれから観る方にはあまり参考にならないかもしれません。
とにかく私は衝撃的でした。
今まで書いたvol.5までのレビューを全部撤回してしまいたいと思うほど、良い意味で裏切られたラストでした。
既にTVシリーズと旧作OVAを観ている私達は異能生存体=異能者はこのアストラギウス銀河にキリコ・キュービィ唯一人だと知っています。にもかかわらず、ザキの口からキリコが元レッドショルダーだと明かされ、観察者ウォッカムに「集められた」自分達も異能生存体だと過信してしまう分隊の四人。
モナド攻略にクエントを絡ませた演出は見事の一言です。
そして多くの「ボトムズファン」が謎に思っていた事_「何故元レッドショルダーの歴戦の兵士であるキリコが素体を見ただけであんなにも驚いているのか」(TV版第1話)、その原因は間違いなく人工的な異能生存体であるザキでしょう。
最終話のモナド脱出時のザキの壮絶な自殺。PSのプロトタイプは実はフィアナ=プロトワン(プロト1)ではなくザキであった。メンケンがペールゼンの部下であった事で総てに納得がゆく。
「ルスケ」の名は百年戦争終結と同時に記録から姿を消す。
そして半生をかけてキリコを観察する「ロッチナ」の誕生。
ここからTV版第1話に繋がるのである。
「装甲騎兵ボトムズ」は、もし「機動戦士ガンダム」の存在がなければ間違いなく日本のロボットアニメの金字塔となっていただろう。
劇場版「ペールゼン・ファイルズ」にも大いに期待できます。
ペールゼン・ファイルズ一先ず終了?
ついに最終巻!今回は戦闘シーンも多くありましたが物語の方に触れたいと思います。
バーコフ隊の各員が最後どうなるのかは予想できましたが今までのボトムズシリーズに無いひとり一人の表現で、あったと思いました。特にバーコフの「この中に医者は…」のセリフがイキで、ザキの行動も驚きと悲痛さが今シリーズの余韻をより印象づけられました。
ペールゼンが終盤に登場の姿やファイルについて語った内容には”ああ、そうきたか!”とも驚きでした。詳しい事はネタばれになるので内容には触れませんが前巻までのペールゼンが、やや不当な扱いであった事も演出的な意味である事にも気づかされました。
今シリーズはバーコフ分隊の大規模な異能生存体の検証が明確になり、ウォッカムの野望にも決着がついた処で終了でしたが全話を見終わった感想としては正直な所、今シリーズの伏線がいろいろ残ったままでは?と思いました。
例えば
・ザキにはペールゼンが絡んでいた事。ザキがキリコに託した部分。
・ペールゼンは今シリーズ内でキリコの生死を確認できていない。
・ペールゼンとロッチナは繋がりが明白になるのか?
など、少し上げただけでも、これからまだ物語として膨らませてゆける要素が沢山あります。また、今回でもTVシリーズ前に繋がった部分は、はっきりとは描かれて無いですし、ペールゼンがキリコ達を葬ろうとする(ラストレッドショルダーの冒頭シーン)時には軍(あるいは関係の組織)にペールゼン自身も、なんらかの方法でどう戻ったか?な点もあります。
さて、劇場版の製作が発表されましたが始めは今シリーズの単なる編集版かな?と思いましたが予告映像では「すべては振り出しにもどる」との言葉が今回の最終話でファイルの内容が内容だけだった事もあり非常に気になります。
再編集のみだと今の時代では劇場に集客が難しいと思うので新しい部分もあるのでは?と期待してしまいます。あるいは完全新作!?
いずれの内容にせよ2009年「ボトムズ」が大スクリーンで見れる事を楽しみにしたいです。
2008/8/26追記 残念ながら劇場版は全12話編集が主のようです…。
この「切なさ」がボトムズ
前半の『不死の部隊』では、ボトムズ史上最大規模(多分)のATが登場。
それはもうギルガメスもバララントも、とんでもない数のATが出てきます!
…しかし、それに対する感動が少ないのは、やはり3Dだからでしょうか。味のある武器や演出がちらちらと出ているのは嬉しいのですが。
実は、この回の真の見せ場はメカ戦ではありません。
キリコがこの分隊が、ペールゼンによって見いだされ、ウォッカムによって集められた異能生存体であることを語るところです。
「この広い宇宙に、オレ一人のはずはないと信じている」
この言葉が語る、キリコの深い孤独。そしてこれからつながる、あのラスト…。
切ないです。
この切なさこそが『ボトムズ』ですよ!
そして最終回『モナド』では、まさに急転直下。次から次に、あれもこれもとひっくり返ります。
大規模な戦闘はありませんが、緊迫感、盛り上がりは前半以上です。
この巻を観たら、また1巻から一気観したくなると思いますよ。
