ジョージ・クルーニー以外に見るべきものはありません
60.0% (3 / 5)
[No.7] posted by Cat in Yebisu
モミ消し屋という法律事務所の裏稼業の仕事ぶりや
ジレンマを人間味っぽさを出しながら描いています。
これまたアメリカの暗部を告発するような問題作かと思いきや、
ただの娯楽作品でした。
というよりも、娯楽作品としても成立していないかも。
マイケル・マンの映画を見ているようなスタイリッシュな映像。
が、残念ながら演出においてマンには到底及んでいません。
説明不足で、予備知識なしで見たら人間関係がすぐには把握できず、
ヤマ場もなかなかやってこない。
個人的には主演のジョージ・クルーニー以外に見るべきものはありませんでした。
すっきりしないね
33.3% (1 / 3)
[No.6] posted by たっきゅー
最近 洋画つまんないね。ジョージクルーニが好きじゃないと見れないね
何か身につまされる。
16.7% (1 / 6)
[No.5] posted by hide-bon
観る前は社会派サスペンスと思っていたが(確かにそうには違いないのだが)、それよりも、これは、アメリカのパワーエリートたちのストレスとプレッシャーについて、そしてビジネス(営利主義)と良心との折り合いのつけ方についての物語だ。
今作の主な登場人物は、“掃除屋”と呼ばれる汚い仕事の後処理を任される借金まみれの弁護士と、その同僚で企業の訴訟担当のエキスパートとして馬車馬の如く働き続けた挙句内部告発に走る男、その顧客の大手医農薬会社で男性社会の中でのし上がってきた法務部門の最高責任者の女の3人。ある者は焦燥感、ある者は呵責感、そしてある者は保身と責任感と、いずれも今の立場であり続ける事への強迫観念に駆られているよう思える者たちだ。
どの人物に感情移入するか、或いは誰にも出来ないかは観る者の判断に任される処だが、絶対的な社会悪が背景にあるにも拘らず、個々の善悪の境界は曖昧。“悪”のパートを受け持つ女性に、理知的で毅然とした“顔”を自ら演出しながらも、緊張と不安に苛まれる人間的な弱さ、組織防衛の為悪の世界に手を染めていく悲哀さを感じる。演じたティルダ・スウィントンの感情の機微を表す顔の表情が素晴らしい。
結果的に主人公の窮地を救う事になる馬たちを見ながら、そう言えば今作のプロデューサーで俳優としても出演していたシドニー・ポラックの幾つかの監督作には、馬が効果的に使われていた事を思い出し、今作が彼の遺作となった事との因縁を思う。
人間くさいフィクサー、と悪のヒロイン、名演対決
61.5% (8 / 13)
[No.4] posted by ちゃんどの
原題は主人公名の“マイケル・クレイトン”。「フィクサー」とは、“もみ消し屋”の意味だが、そんな凄みはなく、借金まみれでこどもとも別居中、苦難の人生まっただなかという感じの中年男。どっちかというと“こどもを守るために”行動しているようにみえてむしろ人間的だ。
そういうわけで邦題がまぎわらしいのだが、実は大いなる“もみ消し”をしているのは対決する企業のほうで、その“法務部長”カレンを演じるティルダ・スウィントンの演技が、実に、見応えがある。美しくもなんとも妖しく、徐々に悪魔に心を売ってゆくかのような表情の変化が見事。オスカー助演女優賞受賞にふさわしい、まさに鬼気迫るような、素晴らしい、円熟の演技だ。 この映画は特に彼女の演技だけでも鑑賞に充分値する、とおもう。
企業の“もみ消し”がからむもうひとつのサスペンス「ナイロビの蜂」は傑作だったが、みたあとなんともやるせなかった。ネタばれはさけるが、ともかくこっちのほうが、救われた気分で見終えることができる、ということだけはいえる。じっくりみると、かなり見応えのある社会派サスペンスです。
Michael Clayton
50.0% (3 / 6)
[No.3] posted by Miminha
会社法を専門とする巨大弁護士事務所に勤務するマイケルは、元検察官だ。表の顔は弁護士であるが、どの案件にも係わらない彼の本当の仕事は、裏家業、フィクサー、いわゆる揉み消し屋である。腕は買われているものの、仕事に情熱も見出せなくなっていた。かといって、離婚や起業の借金などを抱え事務所をやめて新しい人生を歩むというわけにもいかない。そんなマイケルが、良心の呵責に耐えられなくなって気がふれてきた同僚の処置を頼まれたことによって、大いなる陰謀に巻き込まれることとなるのである。自らのキャリアと命を懸けたマイケルの行く末は…
2007年度のアカデミー賞で、数々の部門でノミネートされるも(助演男優賞以外は)受賞を逃した'Michael Clayton(原題)'。その最大の要因は、マイケルを駄目男に徹することを避けてしまった脚本にあるだろう。途中で心を入れ替える弁護士の話、いわば勧善懲悪ものにしてしまったところで、すっきりしてしまって、鑑賞後の余韻が全くないのである。しかしながら、だからといって本作品が駄作というわけではない。そんなこと、断じてない。乗った瞬間に全速前進するジェットコースターのようで、話の流れについていきにくい脚本だが、食らいついたところにくるスリルとサスペンスのアップダウンは、本当によく出来ている。
そして、何よりも、俳優陣の演技力が拍手喝采ものなのだ。何だか嫌々働いている凄腕マイケルを演じるジョージ・クルーニだけではない。周りを固めるすべての役者の迫真の演技が、本作品を上級のサスペンスに仕立てているのである。
これも駄作
17.6% (3 / 17)
[No.2] posted by カスタマー
最高につまらなかった。シリアナなどの映画と並んでシリアスな展開ではあるが、兎に角冗長。最後の最後まで見せ場がなく、動機もありきたり。非常に期待していただけに、「なんじゃこりゃ」と言う拍子抜け感だけが残った。因みに「フィクサー」と言う邦題も最悪だと思う。
ティルダ・スウィントンとジョージ・クルーニーの演技にしびれる
72.7% (16 / 22)
[No.1] posted by 一色町民
決して少なくない登場人物が、置かれている状況を小出しに描写しながら、事件の全貌を少しずつ立体的に固めていくので、何がメインの事件なのか最初は分かりにくいし、人物関係の把握も簡単ではないものの、いよいよ事件の輪郭が見えてくると緊張感が猛スピードで高まっていきます。
面白いのは、多くの訴訟を取り上げた作品のように、原告と被告に分かれた見方になっていないところで、あくまで訴えられた農薬会社とそれを弁護する法律事務所という被告側の中で起こるドラマに絞ったのが、これまでに無いパターンですね。
一人の弁護士が良心の呵責に耐えられなくなったことから起こる事件。主人公をフィクサーにしたことで、事件の見方が「善」にも「悪」にも安易に転がらず、適当な距離をキープしたまま話が進んでいくのが巧い。
「悪役」である農薬会社のキャリアウーマン法務部本部長を演じるティルダ・スウィントンは、プレッシャーにより極度のストレスを抱え、脇汗ぐっしょりになっている冒頭のリアルな演技をみせます。今にも血管が切れそうなピリピリした空気を醸し出している。特に、ラストのクライマックス場面での演技はパーフェクト!!
これまで築き上げてきたものが一瞬にして崩れ去ってしまうかもしれない場面に直面した女の焦りが、迫力とおかしみを伴って迫ってくる。この場面の演技を観るだけでも映画を観る価値があります。アカデミー賞受賞はダテじゃないです!!
消されそうになったマイケルの命を救ったものは何か。息子の愛読するファンタジー小説に出てくるような場面に心を奪われて人間性を取り戻し、予期せぬ行動に出たためだった。視点を変えて2度描かれるこの場面が実に美しい。そして、ラストは勝利とは言えない勝利。ラストの主人公の顔が全てを語っている。