- [アーティスト]清春
- カテゴリ:
- CD (48分)
- 発売元:
- SMD jutaku(SME)(M) (2008/09/10)
- 価格:
- ¥ 3,150 (税込)
- Amazonポイント:
- 31 pt
- 在庫状況:
- 通常24時間以内に発送
ユーズド商品:¥ 1,900 より
ディスク1
- 防人の詩
- 情熱の影-Silhouette-
- 暗いくちづけ
- 退廃ギャラリー
- FINALE
- 真冬の華
- 闇
ディスク2
- 防人の詩 VIDEO CLIP
原曲以上に光る存在感を放つ見事なアレンジです。
収録曲は以下のとおりです。
1・防人の詩
2.情熱の影−silhouette−
3.暗いくちづけ
4.退廃ギャラリー
5.FINALE
6.真冬の華
7.闇
<DVD>
防人の詩 VIDEO CLIP
結構くせのある曲が多く収録されてますね。清春さんのファン以外の方にはとっつきにくさを感じさせると思いますが、だからこそ「防人の詩」を皮切りに繰り広げられる、正直すぎるまでの彼の音楽に対する姿勢を多くの方に実感してもらいたい。ただストイックな精神を押し付けるだけではない、むしろリスナーを惹きこむというより誘うような貫禄を覚えます。しっかりとした音楽界での立ち位置を着実に確立しながらも、完成度の高い既存の楽曲にあえて違ったアプローチを持って作品を提示するあたりに、15周年という節目を迎えてなお落ち着くことのない創作意欲とモチベーションの高さが伺えますね。
このCDで一番好きになったのはさだまさしさんのカバー曲である「防人の詩」です。いったいどんな感じになるのかと期待半分不安半分でいたけど、いざ聴いてみたらもう胸が詰まるほどの切迫した世界に満ちてました。歌声もとにかく誠実。「愛は死にますか?」の問いが今でも胸に残響してますが、本当の優しさや幸せは辛い現実から目を逸らさないからこそ得られるものだという、まさに清春さんが身をもって示してきた音楽活動に見事にはまった選曲だと実感します。他にも聴きどころ満載で、「暗いくちづけ」と「退廃ギャラリー」は原曲よりも落ち着いた雰囲気のアプローチになっており、SADS時代の名曲「FINALE」はあえてボーカルをこもった感じにして美しく幻想的なサウンドを前に押し出した形に仕上げており、音と歌声の遠近法という作品のコンセプトのもと打ち出したアレンジには、自分的にはオリジナル以上の完成度を感じました。最後を飾る「闇」はライブでのアレンジが反映された冒頭からの静かな歌い出しをはじめ、サビ部分では抑えられた闇のサウンドが溢れ出す様に激しく歌声を彩っており、ハッと驚かされるような世界を作り出してます。この曲で本編を終えるあたりがハイセンスですよね。
「shade」という世界観の構成ということで、「light」が聴き手に直接語りかける詞の内容だとすれば、こちらは自分の内側から滲み出た、包み隠すことのできない「会話」の裏側の世界。どちらも正直な清春さんの心情が描かれた作品ですが、「light」とは違う、彼の音楽と対面して積み重ねた「闇」の吐露が行われているんじゃないかと。
